親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス

2012.10.01

「学校がつまらない」と言い出したら

親の気持ちや考えが伝わる言い方

いまどきは、子どもたちが人間関係で苦しんでいる話を耳にします。いじめのニュース、学級崩壊の噂……、親としてほんとうに心配ですね。「うちの子は、元気に学校に行ってくれていて、安心」と思っていたのに、「学校がつまんない」と言われたら、驚きますね。いじめを受けているのかも、先生とうまくいっていないのかも、と心配が先に立ちますが、まずは子どもの様子をよく見てみましょう。いつもと同じ様子で、ただ「つまんない」というのならば、大丈夫。親だって、家事にうんざりするときもある。仕事がめんどうくさい日もある。「とくに楽しいことがない」程度で、「つまらない」と感じているだけなのではないでしょうか。「どうしたの」「何かあったの」と聞きだそうとしても、そんなときは子ども自身にも「つまらない」と感じるわけはわかっていないものです。明快な答えがないからといって、心配しすぎないように。すぐに不登校になったりはしませんから。

そうなの。困ったね

「つまんない」という発信を無視するわけではなく、ちゃんと「つまらないのね」と受け止めているよ、と伝えるだけで十分です。「困ったね」「まあ、そういうときもあるよ」「明日は楽しいことがあるかな」など、お母さんが素直に思うことを付け加えてみましょう。あまり深刻にならずに、お母さんが受け止めてくれたら、それだけで子どもは気が済むかもしれません。

お母さんのところにおいで

そばに呼び寄せて、ぎゅっと抱きしめてあげましょう。背中をとんとんしたり、「楽しくな~れ」「元気にな~れ」と呪文を唱えたり、「だ~いすき」と伝えたり……。お母さんに守られていると感じられれば、たいていのことは自分の力で乗り切れます。

どうしたらつまらなくなくなるかな

考えてみよう!と楽しい感じでもちかけてみるのもいいですね。「お母さんならね、明日の給食を楽しみにする!」など、自分も子どもの頃に戻って、子どもの気持ちに寄り添ってみてください。

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