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辰巳 渚さんの
親だから伝えたい話しておきたい
子どもへのアドバイス
子どもの言動にどう対応すればよいか、とまどったり、悩んだりする親は多いもの。
そんなときは、辰巳渚さんの子育て支援コラム&シュミレーションがおすすめです。子育てのヒントとして、ぜひ役立ててください。

辰巳 渚さん
家事塾主宰・消費行動研究家。お茶の水女子大学卒業後、出版社勤務を経て、1993年よりフリーのマーケティングプランナー、ライターとして独立。2000年刊行の『「捨てる!」技術』は100万部のベストセラーに。『子どもを伸ばすお片づけ』(岩崎書店)など著書多数。現在、「ポピーf」(小学ポピーの保護者向け教育情報誌)で好評連載中の「辰巳渚さんの 親だから伝えたい話しておきたい子どもへのアドバイス」をはじめ、家事塾での講座やセミナーなど、幅広く活躍中。
第97回
一人で行動する範囲が広がってきたとき

子どもの成長とともに、親の目を離れて一人で行動する範囲が広がります。小学校に入りたてのときは一人での登下校が心配でしたが、さらに一人でコンビニまで行く、自転車で遠くの友だちの家まで行く、といったことも出てくるでしょう。ときには、電車やバスなどの交通機関を使う場合もあるかもしれません。
心配だからといつも親がついていれば安心ですが、それではいつまでたっても子どもが自分の力で行動できるようにはなりませんね。一人で行動するようになったら、気をつけること、起こりうる状況と対処法などを、ひとつひとつ教えていきましょう。ただ、一度にたくさんのことを教えても、覚えられません。一度にひとつくらいのペースでゆっくり伝えてください。何年かかけて覚えられればいいのです。また、学校などで避難訓練をするように、実際に訓練しなければいざというときにできないものです。親と一緒に行動しているときに、「こういうとき、どうする?」と練習してみるのもいいですね。

イラスト
子どもだけでお祭りに行きたいと言い出したとき、どう声をかける?
● それぞれの選択肢に対する辰巳さんからのアドバイスを紹介します。
1 子どもだけだと危ないから、もっと大きくなってからね
子どもの年齢にもよりますが、「行きたい」と言い出すからには自分なりに「行ける」という自信があるのでしょう。その自信は成長の証なので悪いことではありません。親の方針としてたとえば「5年生まではだめ」と決める場合、その理由については「あなたが心配だから」だけではなく「お祭りにはいろんな人がたくさん来て、危ないから」などと伝えてみてください。
2 お母さんが一緒に行こうか/送り迎えしようか?
子どもだけでは無理だろうと判断した場合、禁止するのではなく大人が一緒に行くステップを踏むのも大事です。親が一緒に過ごした場なら、来年、子どもだけで行かせる場合も様子がわかっていて安心ですし、具体的なアドバイスもできます。誰と行くのかを聞いて、親同士で連絡しあうのも必要でしょう。
3 心配だから、詳しいことを教えて イラスト
子どもだけで行かせる場合、しっかりと話をしておきましょう。どこでやっていて、誰と一緒に行って、何をする(駄菓子を買うなど)、何時に帰る、そのときにどこまで誰と一緒か、など。こまごまと聞くのはたいへんですが、最初が肝心です。一人で行動する練習ができてきたら、そのうち「○○に行くね」「そうなの、行ってらっしゃい」と気軽に送り出せるようになりますね。
● 辰巳さんからの宿題:一人での行動について話してみて!
自分が「行きたい」という場所や行き方、かかるお金などについて、あまりよくわかっていないけれど「行きたい」と言い出すことは多いものです。聞いてみても「わかんない」「友だちが誘ってくれたから」などとあやふやな答えが返ってきたら、叱りたくなるでしょうが、チャンスです。一人で行動するときに必要なことをしっかり話しあってください。