親だから伝えておきたい話しておきたい子どもへのアドバイス

2010.08.01

子どもの長所を見つけられないとき

親の気持ちや考えが伝わる言い方

子どもは褒めて育てるほうがいいとわかっていても、いざ子育てをしていると、そうそううまくはいきません。
褒めたい点よりも、気になる点のほうが目につくのが、親心。
子どもを一人前に育て上げるために、本気で叱れるのは親しかいないのだから、それでいいのです。
まずは、そのくらいのつもりでいてください。
そのうえで、じょうずに子どものいいところを見つけるようにしましょう。
子どもには、いいところがたくさんあるはずです。
じょうずに工作ができた、テストでいい点を取った、きちんと挨拶ができた。
いかにも「いい子」に思える点だけが、褒めるべきところとはかぎりません。
お花に「大丈夫?」とやさしく話しかけていた。
落ちていた本を「おかあさん、落ちてた」と拾ってくれた。
いつもにこにこしていて、気持ちがいい。
せいいっぱい生きている小さな命が愛おしいと思えるところは、すべて褒めたいところです。

あなたがいてくれるだけで、嬉しいわ

子どもがしたこと、作ったものを褒めるだけでなく、子どもの存在そのものを褒めてあげたいことが、ありませんか?
あなたが存在してくれたことそのものが、寿ぐべき褒むべきことなのだ、と親から伝えられた子どもは、どんなつらいことがあってもたくましく生きていけるのではないでしょうか。

ごめんね、いまお母さんはとても気分が悪いの

子どもが「見てみて」と絵を持ってきて、褒めてあげたほうがいいと思っても、お母さんがとても疲れていたりいらいらしていると、褒める気分になれないこともあります。
そのとき、ひきつった顔で「よくできたね~」と言わなくても、お母さんの事情を伝えればいいのです。子どもは、親が不機嫌なのは自分のせいだ、と思う傾向があります。子どものせいではなく、お母さんの事情なのだとわかるだけで、子どもも、そして親も、楽になります。

お母さんは、ここがいいと思うな

子どもは、親が無理に褒めても、そこにある嘘を見抜きます。
工作がじょうずにできていなかったら、「じょうずね」と言う必要はないのです。
「この青がいい色ね」「よくこんなに大きいのを作れたね」、ほかにも「(リレーのとき)押されても押し返さなくて、感心したよ」など、目にとまったところを素直に言葉にすれば、それが褒め言葉です。

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