辰巳渚さんの 親だから伝えたい 話しておきたい 子どもへのアドバイス
勝ち負けにこだわりすぎるとき
負けん気が強い子だと、勝ったときは機嫌がいいけれど、負けたときは周囲が困るような状態になってしまうときがありますね。きょうだいげんかでは、自分が勝つまでやめようとしない。友だちとのトラブルでも、謝れない。ゲームやスポーツでは、勝てばいばり、負ければ怒ったり泣いたりするから周囲から敬遠されてしまう……。だからといって「勝ち負けだけが大事じゃないんだよ」「努力することが大事なんだよ」などと正論を伝えても、子どもが納得できるとは限りませんね。勝ちたい気持ちは誰にでもあるし、成長につながる大切なこと。その点は尊重してあげればいいのではないでしょうか。そして、勝ったときや負けたときの振る舞い方を、ひとつひとつ教えていきましょう。自分のとった態度や言葉が、相手をどんな気持ちにさせるか、具体的に教えてもいいですね。勝ちにこだわる子は認められたい気持ちが強い場合が多いので、その子自身を否定しないように気をつけましょう。
三択シミュレーション こんなときどうする?
日常的なシーンをもとに、親の声かけについて考えてみましょう。
こんなときあなたならどう言いますか?
シーンを思いうかべて答えてください。
ゲームで友だちに勝ったあとに、はしゃぎすぎているとき、親はどう声をかける?
1 〇〇くん(相手)の気持ちも考えなさい
2 自分の勝ちに夢中になるのは恥ずかしいよ
3 今度は〇〇くんが勝つかもしれないよ
辰巳さんからのアドバイス
それぞれの選択肢に対する辰巳さんからのアドバイスを紹介します。
今まで自分では意識していなかった子どもへの接し方や、親として気をつけたいポイントが見えてきます。
「正解」を求めるのではなく、「気づき」の参考にしてください。
1 〇〇くん(相手)の気持ちも考えなさい
2 自分の勝ちに夢中になるのは恥ずかしいよ
3 今度は〇〇くんが勝つかもしれないよ
辰巳さんからの宿題:勝っても負けても上手にふるまえるかな?
最新の記事一覧
2023.03.10
2023.03.10
2023.03.10
2023.01.13
2022.11.14