新学期が始まり、子どもたちは新しいクラスにワクワクする季節です。
…でも同時に、新しい勉強についていけるか、親としてはちょっぴり
心配になったりしませんか?
学年が上がるにつれて、勉強の内容は難しくなります。特に小学3年生くらいからは科目も増えるので、学校の授業以外でも勉強しないと、どんどん成績に差がついちゃいそう…。
アンケートでも、9割以上の保護者が「家庭での学習習慣は大切」と答えています。しかし実際には「スマホやゲームが習慣化している」という結果に…!
「家庭での学習習慣は大切」
と考えるママは9割以上。
でも現実は…
スマホやゲームのほうが習慣化?
理 想
ママ
家庭での学習習慣は大切
現 実
子ども
ゲームや動画配信を見る頻度
そんな焦りからか、
ついつい言ってしまう禁断の言葉…それが、
「勉強(宿題)したの?」
実に9割以上の保護者が、自分が子どもの頃に言われてやる気をなくした経験のあるこの言葉を、
わが子に言ってしまうようです。
ママ
「勉強(宿題)したの?」と
子どもに言った経験
ママ
子どもの頃、「勉強(宿題)したの?」と
言われてやる気をなくした経験
子どもに学習習慣を身に付けさせたいなら、
「勉強したの?」は逆効果。
小学3〜4年生ともなると「自我」が芽生え、
勉強したほうがいいことくらいは自分でも分かっているので、
親から「勉強したの?」と言われると
反発したくなってしまうんです。
あちこちの家庭で繰り広げられている
“誰も得しない”不毛な会話は、もう終わりにしましょう!
ここでは、学習習慣が自然に身につくポイントをご紹介します。
生活リズムが
リフレッシュする新学期こそ、
家庭での「学習習慣化」の
チャンス!
「何 を」
ー WHAT ー
学習することを自分で決める。
苦手科目より得意科目を伸ばす。
次に大切なのが「何をやるか」。苦手な勉強ばかりだとやる気が出ないものですが、楽しんで取り組める勉強なら自然と続けられますよね。
継続の原動力は「やらなきゃ」ではなく「やりたい」。学習習慣化の第一歩は、興味があることや得意なテーマを選んで取り組んでみること。1つでも得意科目ができると「やればできるんだ」という自信につながり、チャレンジする意欲が湧いてくるはずです。
苦手科目の場合は、「今日習ったところを読むだけ」「漢字のおさらいだけ」など、小さな目標から始めましょう。「今日もできた!」という達成感を感じることが、習慣化のためにはとても大切です。
「ど う」
ー HOW ー
子ども同士のつながりが「やる気」に!
親はがんばりを見守り、褒めるだけ。
子どもひとりでの家庭学習は、テレビやゲームなどの誘惑も多く、どうしても集中力が途切れてしまいがちです。では「やる気」を生むにはどうすればいいのでしょう?そのカギは、「子ども同士のつながり」にあります。
低学年から中学年は、ほかの子どもたちの行動に対する共感力や協調性が高まることで、親から言われる「○○しなさい!」より「みんなもやってる」「あの子もやってる」のほうが影響力を持つ時期でもあります。
友だちと一緒だからがんばれる、モチベーションアップになるなど、「子ども同士のつながり」で自然にやる気が生まれる学習環境があれば、親はそれを見守り、がんばりを褒めてあげるだけで大丈夫。親子の“誰も得しない”不毛な会話は、もう必要なくなるかもしれません。
【調査概要】
- ■調査内容: 家庭学習に関する調査
- ■調査期間: 2024年2月16日~2月19日
- ■回答者数: 小学生親子500組
- ■対象者: 全国、小学生の子供を持つ母親
- ■調査方法: インターネット調査
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