かたちあそび 「かたちっておもしろい」

かたちあそび 「かたちっておもしろい」

かんたん べんり 出先でもできる  ちょっと知的な親子あそび

幼少期の子どもにとっては「あそびがまなび」です。

楽しく取り組んで好きになることがいちばん!

親子で楽しく、かんたんに取り組めて、まなびが好きになる遊びをご紹介していきます。

かたちのおもしろさに気づき、想像して楽しむ

今回は、かたちのおもしろさを楽しむあそびを紹介します。
想像や空想がふくらむ、この時期の子どもだからこそ楽しめるあそびです。
かたちを題材に、親子のやりとりを楽しみましょう。

●なにかな、なにかな 「これなんだゲーム」 

一部から全体を想像する遊びです。一部だけ見せて「これなんだ?」とクイズにします。
実物の他に、絵や写真を使ってもいいですよ。
手でかくしたり、紙でかくしたりして、あてっこしてください。

こたえは…

意外なものがむずかしかったり、おもしろかったりしますよ。
そのうちに、お子さんが「これなんだ?」と言ってくるかもしれません。
その時は、「なにかな、なにかな・・・〇〇!」と
いっしょうけんめい考えて、やりとりを楽しんでください。

●なにかな、なにかな 「これなんだ? かげえ」 

おうちの方も子どもの頃にしたのではありませんか?
手指を組み合わせて影を映してみれば…
おやまあ!生き物ができました!
物のかたちの特徴に気づいているからこそ、「〇〇みたい!」と楽しめるあそびです。
今の時期にぴったりですね。

はじめは、影にしなくてもわかる「ハト」や「キツネ」のような簡単なかたちであそぶといいでしょう。
うまく影が作れる場所では、「イヌ」や「ハクチョウ」など、手指を組み合わせてできるかたちや、
影にしてはじめてわかるかたちを作ると驚きますよ。
このあそびでも、お子さんの方から「これなんだ?」と聞いてきた時は、一生懸命考えて答えてくださいね。

●あの雲なあに? 「みたて あそび」

ケーキにふった粉砂糖を見て「雪が降ったみたい」なんてお話ししたことはないですか。
これは、粉砂糖を雪に「見立て」たのですね。
ここでは、何かの「かたち」から別の物を連想して楽しむ「みたてあそび」を紹介します。

たとえば、一緒に歩いているときにおもしろいかたちの雲を見つけたら、
すかさず「あの雲、なあに?なんのかたち?」と聞いてみましょう。

※イラスト発注 雲を見ながら会話する親子 雲は下記会話内容イメージ

親 あの雲、なあに?
子 アヒルのおとうさん!
親 これから子供たちをお迎えに行くんだね!
子 あ、子どもの雲もあっちにあったよ!

いつも目にしているものでも、特徴的なかたちのものがあれば
「なんのかたち?」と聞いてみてください。
子どもの発想を受け入れて一緒に楽しむと、子どもは受け入れてもらっている安心感から、どんどん想像をふくらませることができます。

※イラスト発注 山を見ながら会話する親子 山は下記会話内容イメージ

親 あのお山なあに?
子 あ、おにぎりみたい
親 おいしそう!だれが食べるのかな
子 お空の怪獣が食べるんだよ、きっ
親 わたしたちも食べちゃおうよ!
二人 (つまんで口に運ぶ動作をし)むしゃむしゃむしゃ・・・

ほかにも、私たちの身の回りには、見立てて遊べる面白いかたちがたくさんありますよ。

犬みたいに見えるね。はしっているところ!」

「動物みたいな岩があるね。あれは、らくだ岩!」

「二つの穴は目で、下の穴は口。顔に見えるね」

「あの橋はめがねみたいだね!」

見立て遊びで、空想の世界であそんでみると、子どもの豊かな発想に驚かされることがあります。「なるほど!そうだね!」と共感しながら、お話をふくらませましょう。
子どもも、認めてもらっている喜びが大きな自信となります。自分の言葉で伝えることの楽しさも知り、ますますやる気になるでしょう。
簡単便利な「みたてあそび」、ぜひ、親子で楽しんでくださいね。

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