
パパ友・ママ友作りの第一歩 他のパパ・ママに話しかけやすい話題ってなぁに?
園で!地域で!パパ・ママコミュ術
新しい出会いも多い新学期、何を話そう…と迷わなくてすむ、他のパパ・ママと盛り上がるコミュニケーションのコツをご紹介します
目次

子育て中は親しくなりやすい?
初めて子育てをするときは特に気になる「何を話そう?問題」。まわりを見回すと、なんとなくはじめから話しやすそうな雰囲気のパパさん・ママさんもいれば、自分とは年代もタイプも違って何を話したらいいの?というパパさん・ママさんも。
パパ友・ママ友を作らなきゃ!と気負う必要はまったくありませんが、自然な交流ができ、子育ての時間を一緒に楽しめたら嬉しいですね。
特に子育て中は、「子育て」という共通項があるので、きっかけさえあれば、自然に会話が始まりやすく、いつの間にか親しくなれることも多いもの。ぜひ気軽に話しかけてみてください。
パパ友・ママ友への第一歩! 他のパパさん・ママさんとのオススメの話題
他のパパ・ママの出会いの場として代表的なのは、公園や子ども家庭支援センター・児童館・図書館などの公共施設、子どもが通う園、習いごとの場などです。こうした場所で出会った際に、仲良くなる第一歩は何気ない会話から。例えば、がっつり子育てに関わっているパパ・ママなら、こんな話題がおすすめです。
★ 子育てに関する軽いお困りごとを共有する
子育てをする中で、小さな不安や軽い困りごとは付き物です。日常のそういったことを打ち明けることで、お互い親近感がわきます。もちろん初対面の人に対していきなり立ち入った話題はNG。「うちの子、なかなか寝なくて・・」というように、わが子の何気ない話をしていけば、相手も心を許してくれやすいでしょう。「うちも!」と共感してもらえたり、同じ話題に対して、相手のお子さんはどうかという話になったり、思わぬ解決策が飛び出すことも。相手も軽い困りごとを話してくれたりと、話題が広がっていきます。
★ 園での様子や行事を話題に
子どもが同じ園に通っていれば、園の話は共通の関心事。園ではどんなあそびをしているのか、直近でどんな行事があるのかなど、お互い知っていることを共有することで、様子がよくつかめます。また、他の園ではどうなのかというのも興味があるところですので、違う園のパパさん・ママさんでも、「運動会は、春ですか? どんなことをするのですか?」など、話しやすい話題といえます。
★ 子育てのほっこりエピソードやプチ事件を共有
日々のこととして流れていく日常のことも、子育て中の者同士、話をすることで、改めて自分の子育てを少し俯瞰で見ることができたり、他のママの話を聞いて発見があったり。子育ての楽しさ・大変さを共有できることで、
子育てが充実してくることがあります。
★ 地域のイベントや施設、時短技なども!
公園などのあそび場、子ども連れでも行きやすいグルメスポット、地域のお祭りなどの話題も、盛り上がります。子育てをする上で、これは便利だった!子どもが喜んだ!、これは家事の時短になるなどの話も、お互い興味があるところでしょう。情報を知らせることが目的ではないので、気負って調べるのではなく、実際に行ってみてよかったところや便利だったものなどを気軽にシェアできるといいですね。
仲良くなるとやってしまいがち! 他のパパさん・ママさんとのNGな話題
さて、その一方で、仲良くなってくるとうっかりやってしまいそうなNGポイントもご紹介します。
★ デリケートな話題には注意
「仕事」や「子どもの発育」などはデリケートな話題。他意はなくても、相手によっては嫌な話題になり、距離をとられてしまう可能性も。またきょうだいの話や習いごとの話も、相手の様子を見て、あまり反応がよくなければ、ふみこまないほうがいいこともあるので、気をつけましょう。
★ 悪口・陰口は言わない
パパ友・ママ友コミュニティでは、その場にいない人の嫌な話題や噂話が出ることも。
でも、一緒に陰口を言わないのはもちろん、その手の話題に乗らないようにしましょう。思わぬところで関係がつながっていたりして、ふとした発言が思わぬ火種になることもあります。
ママより難易度高め? パパ友の交流はどこで生まれる?
顔を合わせる機会が多いこともあり、比較的、交流がしやすいママたちに比べて、なかなか知り合いづらいのがパパ同士。子育てへの関わり度合いも、ママたちに比べて個人差が出やすく、どこまで子どもの話題で盛り上がるかというところもあります。でも、大丈夫。地域貢献に関心があるかたなら、有志で集まる地元の「おやじの会」やPTA活動に参加することでつながりを増やせますし、野球やサッカーなどが好きなかたなら、地元のスポーツサークルは趣味もかねた人脈作りになるでしょう。
まとめ
パパ友・ママ友を得ることの良さは、「悩み相談」「情報の共有」「愚痴が言える」に加え、子育てに対する価値観が広がることにもあります。さまざまな家庭や子育ての在り方に触れることで、子育て対する固定観念を取り払い、柔軟な視点で子どもと向き合えるという意見もあるようです。
お互いが初めて同士、緊張も遠慮もして当然です。だからこそ、ちょっとの勇気を出して、話しかけてみることが大事。まずは会釈から初めて、ちょっとずつ言葉を交わしていきましょう。
文/池ノ内契忠 イラスト/シュクヤフミコ 編集協力/東京通信社