子どもの指しゃぶり、どうやめさせる？

今月で４歳になりましたが、今でも眠そうなとき・寝るときに指しゃぶりしてしまいます。一般に３歳ごろにはやめましょうと聞くように、わが子の前歯が出てきていて、言葉でやめようといくら言っても無理です。やはり市販の辛いクリームを塗るなど物理的になめないようにするしかないと思っていますが、みなさんは指しゃぶりをどのように卒業したのか気になります。ぜひ教えていただきたいです！

娘が３歳だったころ、指しゃぶりをやめてほしいと思い、先輩ママからすすめられた『ゆびたこ』（くせさなえ作／ポプラ社）という絵本の読み聞かせをしました。そこに出てくるユビタコが強く印象に残ったようで、自分の指に出てくるのではと心配になり、指しゃぶりする回数が徐々に減っていきました。また、指しゃぶりをしない代わりに、お気に入りのぬいぐるみを抱かせてあげると、安心して眠ってくれていました。

『ゆびたこ』
くせ さなえ 作／ポプラ社／1,430円（税込）

実はまだ卒業できていないのですが、歯科医で定期的に診てもらっています。前歯を診てもらったら、「指しゃぶりで出ているのもだけど、あごの発達具合で出て見える」と言われ、あごのトレーニングをしています。指しゃぶり卒業とは少し話がズレますが、前歯が出るのが気になるのであれば、定期的に歯科医と相談するのがよいと思います。

わが子も３歳になってもまったくやめられませんでした。「指しゃぶりは赤ちゃんがすることだよ」と話し、指しゃぶりをしているときに「あっ、赤ちゃんだ」とからかうと、「お兄ちゃんだもん！」と言ってやめてくれるので、それをくり返すうちに自然と回数も少なくなり卒業できました。プライドを傷つけるよくない方法だったかもしれませんが、やめられたのでまぁいいかと思ってます。

長女も年少のときに妹が生まれてから、指をくわえるくせが出現。指しゃぶりしていた私のいとこが、親に注意されると意地になって吸っていたので、長女には何も言わず、楽しいこと、手を動かすこと（糸通し、ブロック、箸の練習）をさせました。年少の終わりには自然としなくなったと記憶しています。息子さんも何か夢中になれそうなことを見つけられるといいですね。

息子も指しゃぶりが抜けず、右手の親指の爪が半分くらいになっている時期がありました。いろいろ試し、一番効果があったのが、指しゃぶりをやめさせるマニュキュア。息子に「爪が生えてこなくなると困るし、指をなめていると風邪をひきやすくなるよ。ママはやめてほしいと思うんだけど、協力してくれる？」と説明し、「魔法のマニュキュアなんだよ」と塗ってあげたら、あっという間に直りました。

長男（小２）も気づいたら指しゃぶりをしていました。５歳になり、そろそろ…と思ったものの、下に妹もいて甘えられない分していると思うと、物理的にやめさせられなくて悩みましたが、小学校に上がる前には自然と自分でやめられて、心も成長してきたころだったので安心しました。指にタコができていたり、歯の様子だったりは歯医者さんと相談しながら、無理やりにではなく、子どもの心も一緒にやめるタイミングがうまくいくことを祈っています。

指しゃぶりはなかったんですが、爪をかむのがやめられず苦労しました。爪はボロボロになるし、深爪のようになるし、私も市販の辛いクリームを使おうかなと悩みましたが、できれば使いたくない気持ちが強くて、爪をかむことがなんでダメなのかを、怒らず、やさしく、それまで以上に何度も何度も丁寧に伝えました。うちの場合、爪をかみ始めたきっかけが、下の子を妊娠し、保育園もやめた時期だったので、そのストレスも原因だと思い、それまで以上に子どもに寄り添うことを心がけました。そうすることで、爪をかんでても気づくことが増えて、そのたびに「あれ？　爪はなんだったっけ？」と軽ーく、明るーく話しかけて、子どもも「ばい菌だからダメー」と答えて、そのときはやめてくれるのくり返しで、だんだんしなくなりました。

指しゃぶりをなんでするのか、不安だから？安心するから？　それをお子さんに聞いてみて、「指しゃぶりしたくなったら、ママがそのたびにギュッとするのはどう？」など、代わりになることを提案して、一緒に話してみるのもいいかもしれないです。いくら言ってもやめてくれないと、親も神経質になりがちですが、あせらずがんばってください！

６歳・年長の娘は、年中の３月まで指しゃぶりをしていました。『ゆびたこ』の絵本や苦いマニュキアも試しましたが効果なし。歯科健診ではいつも「指しゃぶりをやめましょう」と指摘されていました。３歳のとき「やめる」と本人が宣言しましたが、不安感の強さからか、泣きが強くなり断念。保育園ではしないけど、園を出たとたん指は口の中へ…という日々が続き、見守り、声はかけ続け、どうしたものかと思う毎日でした。しかし、突然本人から「もう年長組さんになるからやめる」と再び宣言。そのときからピタリと指しゃぶりの姿を見ることはなくなりました。大きな大きな指たこは消えるのに半年かかりました。いろいろ試しましたが、本人の決心と安心感が娘には効果があったようです。今では２歳の弟に「ちゅっちゅはやめようね」と声をかけるお姉さんです。