
夏休みの宿題 ブロック分けと見える化でやる気アップ!
特集
子どもにとって楽しみな夏休みも、おうちの方にはちょっと大変……。
宿題を計画的に終わらせ、
有意義に過ごすためのポイントを紹介します。
親子でスペシャルな夏休みにしましょう!
ポイント1
✓夏休み3分割作戦
夏休み期間を3つのブロックで分けます。
ざっくりがポイント!

1 ドリル系週間
第1ブロックは、ドリル系週間にします。
夏のワークブックやドリルなどに取り組みます。
記憶が新しいうちにくり返し学習をしておくと、定着しやすいのです。
このとき、ドリルを全部終わらせる必要はありません。
丸つけはその日のうちがオススメ。
「今日もがんばっているね」の声かけも忘れずに!

2 NO(ノー)鉛筆週間
第2ブロックは、NO鉛筆週間です。
思いきり遊んで、たまには寝坊もOK、という期間にします。
お盆休みも重なるので、
親子でたっぷり遊んでください。
自由研究はここで済ませるといいでしょう。
自由研究が大好きな子は
思いきりさせてあげましょう。
何をするか悩んでいる子には、親子で一緒に考え、
楽しく取り組めるようサポートしたいですね。

3 新学期準備週間
第3ブロックは、新学期準備週間。
宿題の残りを使って勉強モードに戻しましょう。
この時期にもう一度復習をして、
忘れかけたことを呼び出しておけば、
勉強モードのエンジンが温まり、
滑らかに安定した新学期のスタートが切れます。

子どもは見通しがたち、この時期にこれをしようという意識ができます。
ぜひ、家族でわが家の3分割作戦を話し合ってみてください。
※夏休みの期間が地域ごとに異なっていますので、お子さんの学校の夏休み期間に応じて計画してください。
ポイント2
✓宿題の進め方
秘訣は見える化するだけ。ゴールへのイメージが持て、やる気が高まります。
1 全部出し
夏休みの宿題を全部並べてみましょう。
自由研究などの並べられないものは、メモかふせんに書きます。
夏休みの宿題の量と内容が視覚で捉えられます。

2 ひとまとめ
空き箱でも手提げカバンでもいいので、
全部出しした物を収納して、夏休み宿題セットを作りましょう。
いつでもどこでもワンアクションで取りかかれます。

3 移し替え
終わった物を別の箱や袋などに移し替えていくと、
残っている物が見える化できます。
リストを作って、
終わった物にチェックを入れる方法にも同じ効果があり、
高学年にはオススメです。

ポイント3
✓読書感想文を書くヒント
「読まなければならない」ではなく「読みたい」へ
「読み切れる」ことを優先した本選び
図書館や書店で、子どもの興味がある本や、
今まで読んだことのある作家の本に目を向けてみましょう。
例えば、歴史やスポーツ、動物など、子どもの興味のあるコーナーに行き、
そこで題名や目次、写真を見ながら、一緒に本をみつけましょう。
本の対象年齢にこだわらずに
「これが面白そうだよ」「これなら読み切れるんじゃない?」
などとアドバイスをしてあげましょう。
お子さんの読みたい本であることがポイントです。

おうちの方も読んでみましょう
おうちの方が読んでいる姿を見せたり、
親子で同じ本を読んだりするのもオススメです。
おうちの方のしおり、子どものしおりを挟むようにすると、
家族より先に読み進めよう! という意欲がわきます。
また、親子で同じ本を読むと、
本の内容についてもいろいろと話ができ、
子どもの「読みたい」につながります。

この記事が含まれる連載はこちら