やってみたら、すぐできる 親子で磨こう!「書く力」◆一行交換日記◆
親子で磨こう!「書く力」
インターネットやSNSが普及した今、文字や文章を書く機会が減ったことで、子どもの学力への影響が心配されています。
そこで、ふだんの生活の中ですぐに取り入れられる「書く力」アップのための工夫をご紹介します!
書く力レッスン1
親子でやろう!「一行交換日記」
文章を書くのによい練習は? と考えたとき、真っ先に思い浮かぶのが「日記を書くこと」です。ですが、すぐに飽きてしまったり、書くことがなくて続かなかったり。日記には、そんな「あるある」がつきものですね。
そこでおすすめしたいのが、「一行日記」。学校の宿題では、その日あったことを一行だけ書くのが定番です。
レッスンのコツ
質問をおうちの方が書いてあげると、子どもも「お返事を書こう!」という気持ちで取り組めますね。つまり、「交換日記」にするのです。
次のような簡単な質問から始めてみましょう。
今日、いちばんうれしかったことは?
次の週末はどこに行きたい?
明日の夕飯は何にする? ……など
日によってスタンプを押したり、おうちの方の感想を書き込むとよいでしょう。
*○月○日
(親)今日は雨がふっていたね。学校で何をして遊んだの?
(子)うんどうじょうじゃなくて、たいいくかんに行ったよ。ゆみこちゃんとけいどろをしたよ。
(親)よかったね!
*○月○日
(親)パパがつった魚はどうだった? あれ、何センチあったかな?
(子)ものさしではかったけど、はかれなかった。おさしみにしておいしかったね。
(親)また、つりに行こうね! パパ
初めのうちは「とくになし」や、書けても単語だけ、という日が続くかもしれませんが、毎日、いろいろな質問を続けましょう。
おうちの方があきらめずに続けることで、そのうち書いてくれるようになります。
また、ときには立場を逆転させて、子どもからの質問を受けても楽しいですよ。
日記は、そのときの親子の交流の記録にもなります。文字の書き方が上達していったり、しっかりした文章を書いたりと、成長の跡が目に見えてわかるよさは、スマホやSNSでは味わえないもの。
忙しい合間に、コミュニケーションの手段としても、ぜひやりとりを続けてください。