
子どもに「手洗い・うがい」をさせるうまい声かけは?
親野先生の親力診断

お子さんとどのように関わり、どのような言葉をかけ、
どんなコミュニケーションをとっていますか?
言い方ひとつ、やり方ひとつで子どもは大きく変わります。
ポピーの「親力診断」をよりよい親子の関係づくりにお役立てください。
診断してくださるのは……

親野 智可等(おやの ちから)先生
教育評論家。教師経験をもとに子育て、親子関係、しつけ、勉強法、家庭教育などについてThreads、Instagram、X、YouTubeなどでも発信中。「親の言葉100」「子育て365日」「反抗期まるごと解決BOOK」などベストセラー多数。「ドラゴン桜」の指南役としても著名。オンライン講演を含む全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気となっている。
親力診断
外から帰ってきた子どもに「手洗い・うがい」をさせるうまい声かけは?
外から帰ってきた子どもがうがいと手洗いをしていません。あなたなら何と言いますか?


すぐうがいと手洗いしなきゃダメでしょ。何度言われたらできるの

すぐうがいと手洗いしなさい

帰ったらすぐやることってなんだったかな~。あ~思い出せないよ~。困ったなぁ
どれが正しいか、ではなく、実際問題自分だったら……と考えて答えてください。
……選びましたか?
それでは親力診断、スタートです!
診断結果
外から帰ってきた子どもに「手洗い・うがい」をさせるうまい声かけは?
解説動画でご覧ください
動画の概要は下をチェック!
A:すぐうがいと手洗いしなきゃダメでしょ。何度言われたらできるの を選んだ場合
つい「何々しなきゃダメ」「なんでしないの?」と言ってしまいますが、これは相手を責める言い方です。この責めるというのがよくありません。大人も子どもも、自分が責められていると感じた瞬間、心の窓を閉じてしまいます。頭では、お母さんお父さんが言っていることは正しいとわかっているのですが、素直に受け入れる気になれません。責められていますから、気持ちが処理できないのです。言われれば言われるほど逆効果で反発したくなります。ですから、責めないこと、責めるニュアンスを1ミリも入れないで伝えること、これが大事です。
B:すぐうがいと手洗いしなさい を選んだ場合
これは相手を責めるニュアンスが入っていない単純な言い方です。責めるよりよほどいいと思います。ただし、言い方(口調)が大事です。
C:帰ったらすぐやることってなんだったかな~。あ~思い出せないよ~。困ったなぁ を選んだ場合
こういうふうに、ちょっととぼけてユーモラスに言ってあげるのもいいですね。子どももうれしくなって、「うがいと手洗いだよ」と教えてくれるのではないでしょうか。そうしたら、「ああ、そうだった、さすが」と褒めたり、「じゃあ一緒にやろう」と言ったりしてみる。すると、喜んでしてくれると思います。
今回のポイント
ユーモアのある声かけをしてみましょう
今回のCのようなユーモアって大事だと思います。ユーモアは全ての人間関係の潤滑油です。ユーモアによってよい人間関係を築くことができます。何かぎくしゃくしている、あるいはしそうなときも、ユーモアがあればうまく乗り越えることができます。
ですから、親が子どもにちょっとした指示を出すときも、ユーモアを交えて言えるといいですよね。
でも、ユーモアを交えて子どもに指示を出せる親は、結構少ないです。
独裁型の親、親子関係を上下関係で捉えている親、いつも上から目線で子どもを見ている親、そういう人たちにはこれができません。なぜなら、ユーモアというものは、相手を尊重する気持ちとサービス精神の表れだからです。「なぜ子どもにサービスする必要があるのか」と思っている人たちにはできないわけです。
子どもを一人の人間として尊重している親、民主的な対話ができる親、こういう人たちなら、子どもにもユーモアを発揮できるわけです。そして、子どもはこういうユーモアのある大人が大好きです。そういう大人なら自分たち子どもを尊重してくれるということを本能的に知っているからだと思います。
これは、親子関係だけでなく、大人同士の関係でも同じです。いつも下に対しては威張りたがって、上に対しては卑屈になる、こういう人は、やはりユーモアに欠ける傾向があります。
さて、ここまで読んで、自分にはユーモアがないから無理だと思ってしまった人もいると思います。でも決してそんなことはないんです。お笑い芸人のようにすごく面白いことを言う必要はなくて、ちょっとだけ、その状況を面白がる、ちょっとイラつくような状況でも、それをあえて面白がってみる・楽しんでみる、そういう気持ちでいるだけでいいんです。そういう気持ちがあれば、出てくる言葉は自然に違ってきます。少し意識してみてください。
今日も明るく楽しく、幸せにお過ごしください。
親野先生のそのほかの記事はこちら
あそび
人間関係・接し方
健康・運動
入学準備
国語
園生活
夢 実現
学校生活
学習習慣
幼児期のまなび
性格
本・読書
生活習慣
算数
食事・食育



