子どもの話を聞くコツ
めざせ!ポピ親
子どもの話を聞いていますか? 親は「聞いているつもり」でも、子どもは「話を聞いてくれない」と思っているかも⁉ 今回は「子どもの話を聞くコツ」について考えてみましょう。
親子で気持ちがすれ違っていない?
よく「子どもの気持ちを聴いて共感しよう」といいますが、そのためには、子どもの話をよく聞くことが大事です。アンケートから、子どもたちのこんな声が聞こえてきました。
子どもたちの声
・お母さんは「早くして」としか言わない。(1年女子)
・お父さんにサッカーの話を聞いてもらいたいけど、お父さんは野球の話ばかりする。(2年男子)
・お母さんは、スマホを見ながら聞くので、話をしたくない。(3年女子)
・平日、お父さんと話す時間はあまりない。休日も、寝ているか、ゴルフに行っているかで話さない。(5年男子)
子どもの話が聞ける!「魔法の言葉」
「宿題、終わった?」「お風呂に入って」など確認や指示が日常会話になっていて、子どもの話をきちんと聞いていなかったな~と思い当たる人もいるのでは⁉
そんなあなたに朗報です! 実は、魔法の言葉を唱えれば、たちまち「子どもの話を聞く」ことが出来るんです!!
それは、「それから、どうしたの?」という言葉。この一言で、子どもは「もっと話してみよう」と気持ちがノッてきます。すると、会話がスムーズに続いていく…というわけです。
だまされたと思って、一度、試してみませんか?
だまされたと思って試してみました!
・半信半疑だったけど、成功! 子どもの話に「うん、うん、それで?」と聞き返したら、うれしそうに友達の話を聞かせてくれました。(Hさんママ/お子さんは1年生)
・会話下手なお父さんに魔法の言葉を教えました。すると、子どもとお風呂に入ったとき、話が弾んだようで長湯になりました~♨(かいとママ/お子さんは2年生)
話を聞く「最強のコツ」
最後に子どもの話を聞くための「最強のコツ」を伝授します。それは、子どもが話すのをゆっくり待つことです。
よく、子どもの話が終わらないうちに励ましたり、アドバイスしたりする親がいます。また、「お母さんが子どもの頃は…」と自分の話にすりかえてしまう場合もあります。親はよかれと思って言っているのですが、これでは子どもの話す気持ちを奪ってしまいます。
子どもの話を途中で取り上げず(先回りして結論づけたり、自分の話にすりかえず)、じっくり話を聞く。それだけでいいんです。
あ、それから、見ていたスマホをそっと横に置くことも忘れずに…。