
算数1年生でつまずきやすい繰り上がり、繰り下がりのある計算、どう教える?
おうちでできる!!小学算数つまずき対策
小1算数の大きな関門となるのが「繰り上がり、繰り下がりのある計算」。家庭でできる勉強法をお教えします。
おうちでできる!! つまずき対策
基本は「10を作る」
10までの数の計算はスムーズにできても、繰り上がりや繰り下がりの計算になると、とたんにつまずく子が出てきます。つまずかないために、どうすればよいのでしょうか?
ポイントは、瞬時に「10を作ること」!
実際に繰り上がりのある足し算をやってみましょう。
〈9+3の計算〉

「あといくつで10?」の答えがすぐに言えますか? おうちで練習してみましょう。

繰り下がりのある引き算は「指で隠して声に出す」
繰り下がりのある引き算は、足し算よりもさらに難しいと言われています。ゆっくり、ていねいに進めていきましょう。
実際に繰り下がりのある引き算をやってみましょう。
〈15−8の計算〉

指で隠して、「5から8は引けないから…」と、声に出して唱えながら練習しましょう。繰り返すうちに、唱えなくても答えが出るようになります。
繰り下がりのある引き算では、10から引く計算がたくさん出てきます。ここで計算ミスをしないためにも、10の数の「いくつといくつ」をおさらいしておくと安心です。
卵パックを使って、「10は7といくつ?」「10は5といくつ?」などと、もう一度確認しておくとよいですね。

いかがでしたか。計算は繰り返し練習することが大切です。ただ机に向かっての計算練習ばかりでは子どもも飽きてきますね。ときには生活の中のシーンで数に触れる機会を作ってあげてください。少しの工夫で子どもはやる気が出てきます。

