
子育て行き当たりバッチリ 出張!お悩み相談会Q&A
サトシンの子育て行き当たりバッチリ!
ポピフルで好評連載中、絵本作家サトシンさんの
「子育て行き当たりバッチリ!」が誌面を飛び出し、出張ライブを開催。
8/24(土)& 8/25(日)静岡市南幼稚園他、静岡市内で4回のライブを行いました。
ご参加された方から寄せられたお悩みの中からいくつかご紹介します。
絵本作家にして「おてて絵本」の発案者、かつては主夫でもあったサトシンさんと、教育対話主事のまさっちこと山田正樹先生が、悩めるみなさんにバッチリとアドバイス~!

サトシン さん
三児の父。広告制作会社勤務を経て、専業主夫として育児・家事に専念するつもりが、フリーのコピーライターを兼業。その経験が絵本作家としての現在にもつながる。『うんこ!』『わたしはあかねこ』(共に西村敏雄・絵/文溪堂)『とこやにいったライオン』(おくはらゆめ・絵/教育画劇)など絵本作品は多数。https://www.ne.jp/asahi/satoshin/s/

教育対話主事 山田正樹先生(まさっち)
小学校校長職経験や自身の子育て経験を生かしながら、講演や子育てセミナー活動、ポピー会員への子育て相談等に取り組む。
最近では、インスタライブを開催したり、子育て応援サイト「ポピフル」を通じ、「子育てナビ『あるある相談室』」などの役立つ子育て情報を発信中。
ご飯をあまり食べずにお菓子を欲しがります。

子どもにとって、おやつを食べるときの楽しさやワクワク感って大事だと思う。
栄養面のことを考えると心配になっちゃうけど、時には「ワクワクする時間を過ごしている」と考えてみてもいいのでは?
YouTubeやアニメが好きで、消すと泣いて怒ります。 外でおとなしくしてほしい時は助かるのですが…

絶対ダメ!にはできないと思うので、「上手に付き合う」ことが大切です。
最初に長時間を許してしまうと、あとから短くしていくのはとても大変なんです。
例えば小学校1年のとき2時間観ていたら、6年生のときには4時間に膨れ上がってしまいます。
だから今のうちはできるだけ短い時間にしておくことがおススメです。
親が見せたいものをピックアップしておくなど、工夫してみてください。

人間だれしも、楽な方、楽しい方に流れてしまう。動画を観せておくとラクだけれど、そこはグッと我慢してなるべく使わないほうが良いと思ってます。楽な方、楽しい方ばかりを追い求めていると、失うことも多いということに気づいて欲しいなあと感じます。
最近ファミレスなどで、子どもほったらかしで親がスマホに夢中になっている場面をよく目にします。
まずは大人の方が接し方を考えて欲しいかな。
買って!買って!の駄々こねが激しくて困っています。

わが家も子どもが3人いたので、「買って!買って!」には悩まされてました。
そこで、家族で買い物に行ったとき、(事前に妻とは下打ち合わせしておいて)ボク(父親)が「買って、買って、買って!ママ、パソコン買って!」と過剰に駄々をこねてみるんです。
それに対して妻が「そんなワガママ言わないの!」とたしなめるという「寸劇」。
それを何度か繰り返すうちに、子ども自身が「お父さん、それみっともないよ、恥ずかしいよ。我慢しなよ」と言ってくるようになるんです。そうすると、子どもも言った手前、「買って!」とは言わなくなりましたね。
ほぼワンオペで育児をしていて、ついつい子どもにキツくあたったり、夫にイライラしてしまいます…

主夫時代、男親が育児しているだけで珍しがられ、チヤホヤされる傾向に違和感を感じていました。
いまだに圧倒的に母親の負担が大きくジェンダーギャップがあり、男女のバランスは悪いと思います。
だから、定期的にパパへの不満は我慢せずに伝えて、歩み寄る姿勢が大切なんじゃないでしょうか。
それから、解決を求めるだけでなく、ガス抜きできるところを持っておくと良いと思います。
家庭内だけでなんとかしようと思わないで、色々な人に相談するのも手です。

ママ友に相談したり、子育て支援センターなど、頼れるところに相談したりして、一人で抱え込まないようにしてほしいと思います。話すだけで気持ちが楽になることもあるので…
そして、お母さん方はいつも頑張っているんだから、そんな自分にちょっとしたご褒美をあげて欲しいなと思います。
イヤイヤ期に突入し、すべての行動でかんしゃくを起こします。毎朝、親子で汗だくで大変です。

イヤイヤ期も成長のあかしです。まずはその成長を喜んであげましょう。
大変だけどお子さんに付き合ってあげているのはとっても素晴らしいことです!
自分がやりたいことをまだ言葉で伝えられずにかんしゃくを起こしている場合もあるので、「〇〇したいのかな?」と提案してあげると良いかもしれません。

子どもの成長につれて「じゃあ、あなたは何をしたいの?どれがいいの?」とそのお子さんの思いを引き出す質問をして、子どもの意思を尊重するのが良いと思います。
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理想的にはご飯の時間とおやつの時間を決めておくほうが良いけれど、
ご飯をあまり食べてくれないときは、栄養を補えるおやつにしてみてはどうでしょう?