自分のタイプを知って、親力アップ! 交流分析のエゴグラムを用い、親子の関わり方を見直しましょう

自分のタイプを知って、親力アップ! 交流分析のエゴグラムを用い、親子の関わり方を見直しましょう

先生の子育てインスタライブ

人間関係の中での自分のクセや傾向を、5つのタイプにわけて診断する交流分析のエゴグラム。
これを使って自分が理解でき、子どもとの関わり方が見直せます。

経験豊富な太田先生とエゴグラム診断を用いて親子関係を良くするヒントを探るインスタライブを、11月7日(金)に開催しました。
参考になる話がいっぱいのライブアーカイブ動画と、お話のポイントをお届けします!

※「簡易エゴグラム診断」ページを用意しております。以下記事の閲覧、動画視聴の前に取り組むと、内容がより分かりやすくなります。

自分のタイプを知って、親力アップ! 簡易エゴグラム診断はこちら

交流分析ってなに?

交流分析ってなに?  再生時間4分41秒

  • 心理学の交流分析の知見を取り入れ、自分のことを客観的に見てみてると、親としての関わり方が見直せます。交流とは人と人とのやり取りのことです。心理学は人の心を深く掘り下げることが多いですが、交流分析は一人ではなく、誰かに対してのやり取りに着目した分析です。
  • 交流分析では、人の心には3つのモードがあると言っています。親のモード(P)、大人のモード(A)、子供のモード(C)です。
  • 親のモードには2面あり、厳しい面のCP(クリティカルペアレント)と、ケアする優しい面のNP(ナースペアレント)があります。
  • チャイルド(C)にも2面あって、自由で生き生きしているFC(フリーチャイルド)と、親や先生の言うことをよく聞くAC(アダプティッドチャイルド)があります。
  • アダルト(A)は、理性や知性で行動を抑制したり伸ばしたりする部分です。
  • 例えば、子どもが失敗したときに「何してるの、だから言ったじゃない」と言うのは親の厳しいCP面、「大丈夫、一緒に片付けようね」と言うのは看護的なNP面、「なんで落としたのか考えよう」と理性的に対応するのはA面、「もう嫌だ」と感情的になるのは子どもの部分が出ているFC面の状態です。
  • 自分はどの面が高いかを知ることで、親としての関わり方を見直すきっかけになります。
    分析の結果は、その場の状況とか 年代によって変わっていく、今の自分の心の状況です。

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CPが高い人、NPが高い人

CPが高い人、NPが高い人 再生時間:2分17秒

  • CPが高い人は、「子どもが間違えるとすぐに注意したくなる」という他にこうした面もあります。
    「こうあるべきと思うことが多い」
    「子どもは厳しくしないと成長しないと思う」
    「ルールやマナーを重視する」
  • CPが高い人は、自分にも厳しいけれども、相手や周りにもそれを要求し、厳しすぎることがあります。
  • NPが高い人は、「子どもの気持ちに寄り添って、話を聞く」という他にこうした面もあります。
    「子どもが困っているとすぐに助けたくなる」
    「子どもに、よく、だいじょうぶだよと声をかける」
    「子どもが泣いていると胸が痛くなる」

CPが高い人にありがちなお悩み

CPが高い人にありがちなお悩み 再生時間:4分45秒

  • エゴグラム診断で出てくる分析結果と、自分の直感的な分析は、実際は少しちがうかもしれません。
  • 直感的な自己分析では、自分は厳しすぎ、逆に優しさが足りないと感じている方が多いようです。
  • 「CP」「NP」に関係したお悩み
    ・もっと子どものことを信じてあげたい。
    (小5のおうちの方) 
    ・勉強のやるきについてが悩み
    (小3のおうちの方)
    ・夫婦仲が悪く、特に母親である私が夫を嫌悪している。それを息子は知っていて、3人になると不穏な空気になる。
    (小2のおうちの方)
  • 子どもをなかなか信用できず、つい管理的になってしまう気持ちは多くの方が共感できるものです。
    特に小学校5年生くらいになると、親のNP(優しさ)よりもCP(厳しさ)の面が強く出てしまいがちです。
  • 何でも「こうでなくてはダメ」と批判的に接してしまうと、子どもは親の言うことを聞くだけになり、自分で考える力が育ちません。
  • 高学年になるにつれて、一つずつ自分で決める範囲を広げていくことが、子どもの自立心や主体性を育てる上で重要です。
  • 勉強へのやる気についても、厳しくしてもやる気は出ず、逆効果になることが多いですでしょう。
    やる気を引き出すためには、子どもの気持ちや状況に寄り添い、励ましや認める姿勢が大切です。
  • 夫婦仲の問題も子育てに大きく影響します。家庭内で問題があると、つい子どもに対しても厳しい態度になってしまうことがあります。
  • 親同士の関係がうまくいっていなくても、子どもには関係のないことです。子どもの前で配偶者の悪口を言うことは、子どもを深く傷つける原因にもなります。
    子どもの前では最低限、相手の悪口を言わないようにコントロールすることが必要です

CPが高い「厳しすぎる」人はどうすれば良い?

CPが高い「厳しすぎる」人はどうすれば良い? 再生時間:5分19秒

  • 口ぐせを「なるほど」「まあいいか」などに変えてみるのがおすすめです。
  • 厳しさを直接「大丈夫」というNPに変えられれば理想的ですが、まず行動を変えてみましょう。
  • 相手の変化に気づいたら「髪を切ったんですね、似合いますね」というような声をかける。
    プレゼントやお裾分けをよくする。
    NPが高い人はこうしたことを良く行う傾向があります。こうした行動を心がけてバランスをとってみましょう。
  • 保育者のエゴグラムではNPが最も高いことが望ましいとされます。
  • 乳児期はNP満載でケアしますが、子どもが成長するにつれてNPだけでは対応できなくなります。
    NPだけが高すぎると、すぐ手助けしたくなり、子どもの可能性や頑張る力を阻害することもあるため、注意が必要です。
  • NPだけが高く他が低い場合は、ルールやルーティーンを自分に身につけることでバランスを取りましょう。自分のルールを決めてやりきることで、子どもとのルール作りにも毅然と対応できるようになります。
  • A(大人)の部分を高めることが有効です。理論的に「これをするとどうなるか」や「本当かな」を考えるようしましょう。NPばかりの親もバランスが取れ、子どもとより良好な関係を築いていけます。

▶ 子育て中の親は、バランスが取れていることが多い

子育て中の親は、バランスが取れていることが多い 再生時間3分42秒

  • 直感的な自己分析では、「冷静さ我慢づよさが足りず、少し堅苦しい」と感じているおうちの方が多いようです。
  • エゴグラムとは、人の心を5つの部分(CP、NP、A、FC、AC)に分け、それぞれの高さをグラフ化したものです。
  • 人によりグラフの形はさまざまですが、子育て中の親はNPとFCが高いM型が多い傾向があります。
    これは、子育て中は自然と親の心と子どもの心をバランスよく使っているからだと考えられます。
  • エゴグラムを行う前は「自分は管理的」「もっと話を聞くべき」と感じていた方も、実際には厳しさと優しさのバランスが取れていることが多いです。


▶Aの「大人」の部分が大事

Aの「大人」の部分が大事 再生時間5分25秒

  • 「FC」「A」「AC」に関係したお悩み
    ・子どもが怒っている時にゆっくり聞いてあげる辛抱強さがない。怒りのエネルギーに触れると私自身が疲れてしまい相手をできない。
    (小2・小5のおうちの方)
    ・上手くいかない事があると癇癪がおきたりします。最後まで穏やかに話せるといいのですが…後半には心が疲弊してしまい、強く怒りをぶつけてしまいます。
    (小3のおうちの方)
    ・4歳の娘は、こちらが言ったことに対し、とにかく何でも否定的な言い方をします。私が「今日は寒ね」と言えば、娘は「寒くないし」、「公園楽しいね」と言えば、「楽しくない」といった具合です。「受容」「共感」「傾聴」…。わかってはいるものの、毎日この調子でついイライラしてしまいます。
    (年中のおうちの方)
    ・時間がなくて手を出しすぎてしまう。過干渉なのではと思う。ワンオペで忙しいときに子どもが言う事を聞かないと「鬼さん電話しようか?」などと脅しをしてしまうことが多い。
    (2~3歳、小1のおうちの方)
  • 時間がなくて十分に対応できなかったりすると、「辛抱強さがない」と感じることもあるようです。
    大人が常に我慢し続けるとストレスが溜まり、最終的に爆発してしまうこともあるため、バランスを取ることも重要です。
  • お子さんがかんしゃくを起こしたとき、厳しく叱っても収まりません。逆に甘やかしすぎても後々問題が残ります。自分がどちらの対応をしているかを意識し、必要に応じて切り替えることが大人の役割です。
  • どうしても収まらない時は、物理的・時間的に距離を取ることも有効です。怒りのエネルギーに触れると親も疲れてしまいます。我慢するのではなく、自分の中の「Aの部分」(理性的な部分)を使って、親としての役割と子ども心のバランスを取ることが大切です。
  • イヤイヤ期にも、親が自由な子ども心を持って対応することで、コミュニケーションがスムーズになります。
  • 「寒くないし」「楽しくない」と言われ時には、「そうなの?ママは悲しいな」「すごいね、寒くないんだ」と受け止めることで、双方が嫌な気持ちで終わることを防げます。
  • 「過干渉なのでは?」というお悩みは、厳しいというよりも親の都合で対応してしまっている可能性があります。その場合も理性的な「Aの部分」を働かせ、見通しを持った行動を心がけることをおすすめします。

▶特性のある子どもの親は?/FC、A、ACが高い人へのアドバイス

まとめ 再生時間7分2秒

  • お悩み
    ・ADHDの子どもとの関わりが難しい。親としてとにかく我慢の連続ですが、発達障害の子どもを育てる時は、エゴグラムのバランスの理想はどんなかんじでしょう。
    (2~3歳、年中、小1のおうちの方)
    ・特性がある子を育てているので、こだわりと戦うというか向き合うことが多く、自分のメンタルケアが課題です。
    (年中、小4のおうちの方)
  • ASDやADHDや発達障害のお子さんの親御さんは、看護的なNP部分や共感、我慢して話を聞くAC部分を毎日マックスで対応しておられるのではないでしょうか。
    疲弊しないように他のCP、A、FCの部分も意識してもいいはずです。
  • FC(自由な子ども)ではなく聞き分けの良いAC(従順な子ども)の方が高いと思うので、Mに近づくように、FCを上げていったらいいと思います。
  • 「わーすごーい」とか「へー」とかいう感嘆詞を多く発する。そして自分を褒める。「私ってすごい!」を口癖にする。そうすることでバランスが変わってきて、ストレスも和らぐのではないでしょうか。
  • NPが高いのが理想ですが、高すぎるとルール作りなどのときに邪魔になることもあるので他を上げましょう。
  • FCが高いとルーズになりやすいので、家計簿をつけるなどA(大人)の部分で押さえていくといいかなと思います。

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