
シンガーソングあそびライター 小沢かづとさんと歌って遊ぶ!親子参加型イベント @静岡 開催レポート
目次
全家研ポピー×NPO法人よしよし/加藤学園幼稚園/あまねこども園×小沢かづと
8/24(日)NPO法人よしよしさん、8/27(水)加藤学園幼稚園さん、8/28(木)あまねこども園さんで
シンガーソングあそびライター小沢かづとさんと
親子参加型イベント「親子でかづとくんとあそぼっ!」&子育てしゃべりば を開催しました♪

あそべばパワフル!
スポンジお豆をダイナミックに投げたり拾ったり
新聞紙をビリビリ破いて日ごろのストレス発散!
かづとさんのウクレレと歌に合わせて親子でスキンシップを楽しみながら、
ダイナミックに体を動かして身も心もリフレッシュ!
「しゃべりば」で語れば共感!
後半は、参加者の皆さんで輪になって、子育てテーマトーク♪
当日話題になったおしゃべりテーマは
●イライラしたときの発散方法は?
●子どもの良さを引き出すにはどうしたら良い?
●子どもの癇癪、イヤイヤ期にどう対応している?(参考記事はコチラ)
など、どこのご家庭でも「あるある~!」なお悩みや、ちょっと聞いてみたいことばかり。
中でも、「酷暑が続く夏でも室内で体力を使うあそび」にはいろんなアイディアが!
ふうせん遊び、マンションの階段の昇り降り、お気に入りの音楽に合わせてダンス…などなど
それぞれのご家庭のアイディアに「わが家もやってみよう♪」の声が聞かれました。

当日取り上げられなかったテーマ
会場で取り上げられなかったトークテーマについて、当日、かづとさんとピアノ共演したり、おしゃべりパートナーとして参加した、教育対話主事のまさっち先生からの回答です。
⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓ 「子育てしゃべりば」パートナー ⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓

小学校校長も務めた経験豊富な先生。
現在、全家研ポピー教育対話主事として、ポピー会員への子育て・教育相談などで活躍中。
親子の関わり方への優しいアドバイスが好評。
Q:人見知りが激しいのですが、どうしたらいい?(1歳1ヶ月)
赤ちゃんは生後6~8か月ごろから「知らない人」を区別し始め、1歳前後になるとさらに「自分の安心できる人」と「そうでない人」をはっきり分けられるようになります。そのころは、親のそばが安心できる時期です。
無理に慣れさせようとしないで、「安心」を土台に少しずつ外の世界に広げていきましょう。
<まさっちポイント>
①無理に慣れさせようとしない。
▶泣いているのに抱っこさせたり、「大丈夫だから」と急かすより、親のそばで。
②親が「安心の基地」になる。
▶「ここにいれば大丈夫」と思って安心できることが大切。
この安心感があれば、少しずつ外の世界に挑戦していきます。
③少しずつ慣れる機会をつくる。
▶信頼できる大人に声をかけてもらったり、人の多いところに短時間行ってみたりして、
少しずつ経験を積み重ねましょう。でも決して無理せずに。
④「ちょっと恥ずかしいんだよね」と受け止める。
▶子ども自身が「自分はダメなんだ」と思わないように、やさしく受け止めてあげましょう。
Q:月齢に応じたおススメの音楽体験はありますか?(0歳3ヶ月)
0歳3ヶ月のお子さんは、視力や運動能力が未発達ですが、「音」を感じる力は既に豊かに育っています。
ですから、日常の中でのやりとりが一番の音楽体験、音の体験になります。
<まさっちポイント>
▶おススメの音楽体験
・親御さんの声が一番の音楽です。
・いろいろなやさしい音を聴かせてあげましょう。
(例:音の鳴るおもちゃ、オルゴール、紙の音や水が流れる音などの生活音)
・リズムに合わせて体をゆらしましょう。
▶日常生活の中で
・笑顔で話しかけましょう。
授乳やおむつ替えのときに「気持ちいいね」「〇〇ちゃん、楽しいね」。
声の調子やリズムが、赤ちゃんに心地よく伝わっていきます。
・音のある生活を楽しみましょう。
雨の音、鳥の声、家の中の水道の音…
「チュンチュン、これは鳥さんの声だね」と名前をつけてあげると音の世界が広がります。
▶実際に音楽を聴かせてあげるときには
・やさしいテンポ、シンプルなメロディー、小さな音で。
(例:子守歌、童謡、子ども向けのクラシック)
・親も一緒に聴いたり、体を動かしたりして楽しみましょう♪
Q:子どもへの叱り方や伝え方を教えて!(2歳5ヶ月)
この頃の子どもは、自己主張が強くなり「やりたい」「でもできない」の気持ちがぶつかって、癇癪や抵抗が増えるときです。そんなときはYBW(Yes-But-Which)で伝えてみましょう。
<まさっちポイント>
▶YBWとは?
①Yes(気持ちを受け止める):まず子どもの「したい」気持ちを受け止め、言葉で伝えよう!
②But(伝えるべきことを短く):やってはいけない理由、約束などをシンプルに。長い説明はNG。
③Which(選択肢を与える):子どもが自分で決められるように、小さな選択肢を提示しよう!
▶YBWのポイント
・子どもの気持ちを否定しない。
・「叱って〇〇させる、〇〇させない」で育てると、親の顔色をうかがいながら行動するようになり、自分で考えて判断する力が育ちにくくなってしまいます。
・YBWの関わりを続けていくと、「自分で選択し、自分で決める」ことが身につき、次第に自分で考えられるようになります。これは、子どもにとって一生役立つ力です。
Q:子どもの発達を伸ばす遊びを教えて!(0歳6ヶ月)
子どもは遊びを通して、体も心もぐんぐん成長していきます。
年齢によって、大切な遊びは少しずつ変わりますが、どの時期にも共通しているのは、「子どもがやりたいことを、大人が笑顔で、一緒に楽しむこと」です。
<まさっちポイント>
年齢ごとにおススメの遊びと、その時期に大切にしたい関わり方をご紹介します。
▶0歳:抱っこで語りかけながら、ガラガラなどで音や触感を楽しむ。おもちゃを目で追わせるなど。
※「安心して遊べること」が一番大事です。
▶1歳:つみき、まねっこ遊び、石や草を触って自然と触れ合いながら探索あそび など。
※「やりたい」を尊重して、見守りながら安全に挑戦させることが発達につながります。
▶2歳:ままごと、お絵かき、ボール転がし、親子で一緒にダンスなど。
※大人が「〇〇してくれてありがとう」と応答することで、自己肯定感が育ちます。
▶3歳:ルールがある遊び、作って遊ぶ、ごっこ遊びなど。
※「一緒に遊ぶ楽しさ」を経験できる時期です。結果よりも「やりとり」を大切に。
▶4歳:かけっこ、鬼ごっこ、お店やさんごっこ、ハサミやノリを使って工作など。
※「友だちと遊ぶ楽しさ」「ルールを守る体験」が育ちます。
▶5歳:ルールのある集団遊び(だるまさんが転んだ など)、ブロック、簡単なボードゲームなど。
※「挑戦」「工夫」「達成感」を味わえる遊びが成長を支えます。
▶6歳:簡単なチーム競技、すごろく、カードゲーム、文字遊び(書いたり読んだり)など。
※「協力」「ルール」「やり遂げる」経験が、小学校生活の基盤につながります。
参加された方の感想
- 他のママさんと話しやすい場づくりがありがたかった。
- 小さい子どもも大人も楽しめるイベントでリフレッシュできました。また参加したいです!
- リズムに乗って楽しんでいるうちに、たくさんのお話ができたので大満足♪もっと話したい!
- それぞれのご家庭の様子がとても参考になりました。
- スキンシップを取りながらの音楽っていいですね。
- ホッとする空間だったので、伸び伸びと楽しませてもらえました。子育てに奮闘している方たちがたくさんいて、元気が出ました!
★全家研ポピーは全国の団体や、地域と協力して、「読み聞かせショー」や「子育て相談会」のような子育て応援イベントを無料開催しています。
この記事を読んで、ご興味をもたれた方はご連絡ください。
また、全家研ポピーでは、会員様を対象に日ごろの子育てのお悩みにお答えする「子育て・教育相談」サービスを展開しています。
※お悩みには教育対話主事がおこたえします。
※基本的に平日(月曜~金曜)の10時~15時におこたえします。