
親子でたっぷりスキンシップが楽しめる♪西村直人の「えほんうた・あそびうた」&子育ておしゃべり会@こどもの王国保育園(東日本橋園) 開催レポート
目次
全家研ポピー×こどもの王国保育園×NPOえほんうた・あそびうた
9/20(土)10:00~11:20 こどもの王国保育園 東日本橋園(東京都中央区)にて
西村直人さんの「えほんうた・あそびうた」&子育ておしゃべり会を開催しました!
親子でぎゅっと!たっぷりスキンシップと絵本時間!
0~2歳のお子さんと保護者の皆さんが参加し、西村直人さんによる「えほんうた・あそびうた」で、親子の心がぎゅっと近づく、あたたかい時間を過ごしました。
歌や絵本を通じて、自然とスキンシップが生まれ、笑顔があふれるひとときとなりました。

しゃべれば共感!モヤモヤもスッキリ!
リラックスムードになったあとは、孫育て真っ最中のポピー教育対話主事・もりちゃん先生、西村パパとご参加の皆さんで子育ておしゃべり会。
3つのグループに分かれて、まずは自己紹介タイム!
お名前と「お子さんが一番笑顔になるときは?」を一言ずつおしゃべり。
- 大好きなフルーツを食べているとき
- 抱っこしているとき
- 変顔をしたとき
- いたずらをするとき
- コチョコチョしたとき…などなど
日ごろのほほえましい瞬間を皆さんでシェアしました。

おしゃべりテーマ①「イヤイヤ期、どうしてますか?」
子育ての大きな壁「イヤイヤ期」。
「ごはん食べない!」「歩きたくない!」「ベビーカー乗らない!」「着替えない!」「お風呂に入らない!」「寝たくない!」
参加者の半数が現在進行形、もう半数が未経験者という構成で、リアルな体験談が飛び交いました。
イヤイヤ期、どうしてますか?
▶いったん子どもの話を聞いてあげるようにしました。
▶「どっちがいい?」の選択肢を与えるようにしていました。例えば食事のときは「食べる?」「食べない?」ではなく「何から食べる?」と聞くといいかも。
▶登園前に着替えるのを嫌がったときは、洋服を3種類出して選ばせ、靴も2足出して選ばせていました。
▶寝るときに電気を消すのを嫌がったので、ゲームのように子どもに電気のスイッチを消させるようにしたら寝るようになりました。
おしゃべりテーマ②「寝かしつけにおススメの絵本は?」
なかなか子どもが寝てくれない!そんなときの救世主はやっぱり絵本!
ママパパの声や絵本のリズムが、子どもの心を落ち着かせて、入眠をスムーズにしてくれますが、皆さん、どんな絵本を読んでいるのでしょう?
寝かしつけにおススメの絵本は?
▶『だいすきだよ』:わが子への愛情を伝える素敵な絵本なのでおススメ。
▶『もうぬげない』:お腹をコチョコチョして笑いとスキンシップでリラックス。
▶子どもに好きな絵本を持ってきてもらいます。今のお気に入りは『おべんとうバス』『しろくまちゃんのホットケーキ』。
▶『はらぺこあおむし』はみんなお気に入り!

★西村パパからのおススメ★
▶『とっくん』:心音(心臓の音)をテーマにした絵本。お母さんのお腹の中にいた時から聞いている音なので、安心して眠りにつけると思います。
▶『おかあさんがおかあさんになった日』:「わたしは、どうやってうまれたの?」とお子さんがうまれた日の喜びをお話するきっかけにもなります。姉妹作に『おとうさんがおとうさんになった日』『おばあちゃんがおばあちゃんになった日』もありますよ。
おしゃべりテーマ③「離乳食、どうしてる?」
「なかなか食べてくれない」「どう進めていいかわからない」「自分で食べたがるけどうまく食べられない」…
離乳食にまつわるお悩みもシェアし合いました。
「完璧じゃなくていい」「楽しく食べることが一番」という共通の思いが印象的でした。
離乳食、どうしてる?
▶なんでもブレンダーで擦りおろし作戦!
▶BLW「Baby-Led Weaning」(ベイビー・レッド・ウィーニング)を取り入れ、食べやすいように素材を柔らかくして、固形状のものを手づかみで食べさせました。失敗も多かったけど、楽しく乗り切りました。
▶忙しいときは、市販のレトルト離乳食に頼りました。
もりちゃん先生のQAコーナー(当日取り上げられなかった質問より)
会場で取り上げられなかったトークテーマについて、当日「子育ておしゃべり会」で語り合った教育対話主事のもりちゃん先生からの回答です。
⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓ 「子育ておしゃべり会」のパートナー ⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓

ポピー教育対話主事
もりちゃん(村松守夫)先生
小学校校長も務めた経験豊富な先生。現在、全家研ポピー教育対話主事として、ポピー会員への「子育て・教育相談」などで活躍中です。
Q:子どもへの声かけはどうしたらよいですか?
親としての声かけは迷うところが多いです。でも、親として子どもとの触れあい・愛着を大事にしていれば、大丈夫!ただ年齢ごとに声かけのポイントがあります。そのポイントを意識してくださいね。
<年齢別のポイント>
0歳(乳児期前期)
言葉はまだわからなくても、声のトーンやぬくもりで安心感や愛着につながります。明るい声のトーンで、抱きしめてあげましょう。その際は、子どもの目を見てくださいね。「おはよう、よく寝たね」「ミルクをたくさん飲んだね」などの声かけをしていきましょう。
1歳(乳児期後期)
この時期は、好奇心が爆発します。子どもの「自分でやりたい」という気持ちを尊重していきましょう。すぐに「ダメ!」と言うのではなく、代案を示した声かけをしていきましょう。「○○を触りたくなるよね。触るときは、両手でやさしくしてあげてね」「○○見つけたんだ!いいところ気づいたね」など、代案を示したり、気づきをほめたりしていきましょう。
2歳(イヤイヤ期)
この時期は、自我が芽生えて「イヤ!」がふえる時期です。親の言うことを聞かなくなることも多いですね。そのときは、親から2つから3つの選択肢を与えて、子どもに選ばせるといいです。選ぶことで、子どもの自己主張を尊重することにもなります。服を着ることを嫌がるとき、「この赤い服としましまの服 どっちが好き?」というような声かけを意識しましょう。
<声かけのコツ>
- 「ちゃんとして」という抽象的な言葉でなく、「おもちゃ箱に入れてね。」というような、行動にうつせる声かけが大事です。
- 声かけの際は、しゃがんで目を見て話すようにしましょう。子どもの安心感がぐっと増します。
- 「走らないよ!」という言葉ではなく、「ゆっくり歩こうね」というポジティブな声がけを意識しましょう。
- 「痛かったね」「悔しかったんだよね」など、気持ちを代弁する声かけを意識すると、子どもの自己肯定感が高まります。
Q:室内遊びのアイデアにはどんなものがありますか?
室内遊びは、ケガのリスクなどがあり心配なものです。でも、次のポイントを心がけていけば大丈夫。年齢ごとに楽しく取り組めますよ。
<年齢別のポイント>
0歳児向け
この時期の遊びは、五感(視覚・聴覚・味覚・嗅覚・触覚)を生かすことと親子のスキンシップが大事です。
・触れあい遊び:童謡やわらべうたにあわせて、手足をやさしく動かしてあげましょう。
・マット運動:ふわふわマットの上でゴロン、ハイハイ、トンネルくぐりなどをしましょう。
・ボールプール:カラフルなボールがたくさんのビニールプールで、ボールを握ったり転がしたりしましょう。
1歳児向け
この時期の遊びは、動きと感触を楽しむことが大事です。
・新聞紙遊び:びりびり破って、雨のように降らせたり、丸めて投げたりして音と感触を楽しみましょう。
・積み木・絵本:手指を使って積んだり、絵を見て言葉を覚えたりしましょう。読み聞かせもしていきましょう。
2歳児向け
・粘土遊び:こねる、ちぎる、丸めるなどして、自分の好きなものを作らせましょう。手先の発達にぴったりの遊びです。
・サーキット遊び:クッションやトンネルを用意して、ジャンプ、くぐるなど安全に気をつけて遊びましょう。
・新聞紙工作:新聞紙を使って、剣や帽子、ドレスなどを作って遊ぶと、考える力だけでなく、創造力も伸びます。
<まとめ>
家にあるものを使って遊びましょう。新聞紙などをうまく使えば、可能性が広がりますよ。親が楽しく笑顔で遊んでいると、子どもも自然と笑顔になります。親子で楽しむ、これが一番大切です。
参加された方の声
- 親子で一緒に楽しむ時間が、子どもの新たな一面を引き出してくれました。普段は恥ずかしがり屋でシャイな子どもが本当に楽しそうに参加していて、びっくりしつつありがたかった。
- 絵本と音楽が融合したプログラムに、子どもも大人も夢中に。新しい発見がたくさんありました。
- 体もたくさん動かせたし、今日からできるふれあいあそびを教えてもらえて良かった。
- 同じ悩みを持つ仲間と話すことで、気持ちが軽くなりました。
- みんなが笑顔で楽しんで過ごせたのが素敵だった。
- 本当に無料で良いのでしょうか?お金を払ってでも参加したい。
★過去のイベントの様子★
●西村直人の「えほんうた・あそびうた」@杜ちゃいるど園(横浜市)イベントレポートはコチラ
●三茶deチャチャチャ!親子で楽しむひなまつり(東京都世田谷区)イベントレポートはコチラ
★全家研ポピーは全国の団体や、地域と協力して、「読み聞かせショー」や「子育て相談会」のような子育て応援イベントを無料開催しています。
この記事を読んで、ご興味をもたれた方はご連絡ください。
全家研ポピーでは、会員様を対象に日ごろの子育てのお悩みにお答えする「子育て・教育相談」サービスを展開しています。
※お悩みには教育対話主事がおこたえします。
※基本的に平日(月曜~金曜)の10時~15時におこたえします。
★もりちゃん先生から一言★
イヤイヤ期、どんな場面でもできるだけお子さんが自分で選べるように、2つか3つ選択肢を示すことが大事です。
普段から、お子さんが「自分で選ぶ経験」を積み重ねることで、自己肯定感が高まり、判断力や考える力の基礎になります。
そうは言っても、なかなか思うようには行かないことが多いと思いますが、「ほんの少し心がける」だけでも違ってきますよ。