何する?どう関わる?PTA

何する?どう関わる?PTA

PTAって何するの?やらないとダメ?どう運営するのがいい?数々のPTAの相談にのる専門家にお話をうかがいました。

PTAって何をするの? どう関わっていけばいい? PTAをよく知らないかたに向けて、また、現在PTA活動をされているかたの一助になるよう、PTAの効率化・負担軽減を支援しているPTA’S(ピータス)の増島さんにお話を伺いました。

増島 佐和子 さん

増島 佐和子 さん

PTA専用支援サービス「PTA’S(ピータス)」代表
合同会社さかせる代表社員
 
営業職として勤務していた広告代理店を、双子の妊娠・出産を機に退職。その後、子育て支援を志し、認可保育園運営事業者の企画職を経て独立。小学校でのPTA役員経験から2020年に日本初のPTA専用支援サービス「PTA’S(ピータス)」を立ち上げ。2024年にPTAコラム「進もう!PTA」を執筆、令和6年度 経済産業省「教育イノベーター支援プログラム」にも採択される。
 
<増島さんが立ち上げたPTA専用支援サービス「PTA’S(ピータス)」とは?>
誰もが無理なく参加できるPTAの実現を目指し、効率化・負担軽減を支援するピータス。PTA相談窓口の開設、PTA業務のアウトソーシングサポート、PTA向けオリジナルサービスの企画開発など、PTAの困り事をワンストップで解決する専用支援サービスです。

WEBサイトにはPTAの課題解決につながる情報が満載!
■利用者の声(PTAの課題解決事例)
■調べて欲しい 教えて欲しい(法律関連の専門家の回答)
■PTAよくあるご相談
■PTAだからこそできること
■PTA「やってよかった」体験談 など
■PTAおたすけ研修

PTA’S(ピータス)のHPはこちら https://ptas.site


PTAへの参加のしかたはさまざま。まずはフラットな気持ちで。

PTA 何する 増島佐和子

 PTAは、Parent(親)、Teacher(先生)、Association(組織)の略で、「子どもたちのために」という目的をもつ任意のボランティア団体です。
 よく参加するメリット・デメリットの議論になりますが、被災地のボランティアへ参加するのに、メリットなんて考えるでしょうか? 確かに、校長先生や担任以外の先生たちと接点が増え、学校運営への理解が深まるというメリットはありますが、そもそもは「力になりたい」「自分にできることがあれば」の気持ちが動機になる活動です。仕事も、日々の忙しさも、人それぞれ。会費を払うだけでも立派な会員ですし、活動に参加できなくても、お礼や感想を伝えるだけでもいいのです。個人の参加のしかたはもちろん、PTA活動そのものにだって、正解はどこにもないのですから。
 その地域の学校に通う子どものお父さん・お母さんとしての気持ちや想いを大切に、PTAとの関わり方を考えてみましょう。

PTAって何をするの? 自分が関わるPTAのことを知ろう。

PTA 何する やらないとダメ
PTA 何する やらないとダメ

 PTAの噂やニュースがSNSなどでもよく話題になりますが、それらはだいたい「よそのPTA」の話です。学校ごとに活動内容も運営方法も本当にさまざまで、朝の旗当番があるところもあればないところもあるし、運動会の受付や地域イベントのお手伝いを保護者が担う学校もあれば、一般的にPTAの仕事だった広報誌の作成を廃止した学校もあります。また、デジタル化やスリム化が進み、PTA業務の一部を外部にアウトソーシングする事例や、PTAではなく別の保護者組織に移行して活動を大幅に見直した学校もあります。
 そして多様な変革が起きている一方で、従来通りのPTA活動を継続している学校があるのもまた事実です。PTAを敬遠したくなる気持ちが生まれる背景には、「PTAをよく知らない」ということがありそうです。まずはお子さんが通う学校のPTA情報を正確に知ることから始めましょう

自分が関わるPTAを知るには?

①これから入学するかたはここをチェック!

 入学説明会には、PTA会長などの役員さんがPTAの説明をしにいらっしゃることが多いです。話を聞くだけでもPTAの雰囲気はつかめますし、方針や具体的な活動を知ることができます。「地域の防災や防犯には関心がある」「お祭りのお手伝いだけなら」など、自分のできる範囲や、楽しめそうな活動を検討しておくとよいでしょう。
 挙手をして皆の前で質問するのはハードルが高いので、気になることがあるときは、入学説明会が終わった後に役員さんに声をかけてみるのはいかがでしょうか。

②すでに入学しているかたはここをチェック!

 「我が子の学校生活に関わること」という視点でPTAの広報誌やメール・お手紙等での発信などをチェックしてみましょう。現在の具体的な活動内容や改革の過程がわかったり、今の役員さんたちの想いや意気込みを知るきっかけになったりもして、見落としていた意外な一面に気が付くかもしれません。身近に積極的に参加されているかたがいればリアルな声が聞けますし、近隣の小学校のお父さん・お母さんの話も聞けると、我が子が通う小学校と比較して考えられます。

これからのPTAは「楽しい」「持続可能」がキーワード

 コロナ禍で業務の棚卸と取捨選択がなされ、効率化がぐっと進んだPTAは、今さらに新しい変化を遂げようとしています。 
 ピータスではPTAをサポートする立場として多くの講演の依頼もいただいていますが、最近「未来のPTA像やわくわくできる活動、持続可能性などをテーマに話してほしい」とよく言われます。長年引き継がれた業務をこなすだけではなく、PTAだからできることやPTAの知見を活かした独自の活動が広がっており、PTAが様々な課題を抱える学校運営を力強く支える存在になっているケースもあります。「子どもたちのために」なるというゴールが明確であれば、お父さん、お母さんは「そういうことなら」と動いてくれます。納得して活動できれば、やりがいも生まれます
 新しいPTAのありかたと、楽しさとやりがいを感じられる活動が、いろんな学校で生まれている様子を、多くのPTAのみなさんから話を聞く中で感じます。

【現在PTAをされているかた必見! PTA運営のコツ】

 最後に、ピータスに寄せられるご相談などから感じるPTA運営のコツをお伝えします。

PTAの意義や活動内容、やりがいを工夫しながら発信し続けよう

 PTA活動のよいところは、実際のところなかなか届きません。こまめな発信、そして受け手とコミュニケーションがとれる工夫が必要です。活動報告にこれまでの経緯や背景まで加えたり、自分事化・可視化しやすいよう写真で伝えたり、保護者の興味・関心が高いイベントをきっかけに「次はどんなものがいいですか?」と双方向の関係をつくったり。知ってもらう、興味を持ってもらうための「ねばり強さ」も必要です。

参加の度合いを「全員平等」にしようとしない

 参加を平等にと考えると、ポイント制などによる強制力が働き、敬遠され、参加していない人をチェックするという仕事まで増えてしまいます。会員の意思や、可能な活動範囲を尊重できる体制を目指しましょう。また、そもそもボランティア活動なので、それぞれのスキルやリテラシーに応じて参加が選べることが望ましいです。

「作業」と「活動」を仕分けましょう

 保護者の限られた時間と労力を使うのですから、「保護者でなければできないこと」に集中しましょう。例えば安全MAPづくりなど、地域の防犯に関わる情報収集は、保護者でないとできない「活動」です。
 でも、保護者でなくてもできる「作業」は、プロに頼んだり、システムを活用したりしたほうが速いことも。一つひとつ改めて目的を確認して仕分けするのがおすすめです。

PTAは人が変わると変わるもの

 PTAは任期制ですから、数年ごとにメンバーがガラリと変わります。役員になったかたの想いや、やりたいこと、それぞれの委員のかたたちの現場の判断や都度の効率化が反映されていいはずです。「今まで通り」に固執するのではなく、「柔軟に変化していいもの」という気持ちで、情報や活動と向き合いましょう。

ひとりでやろうとせず仲間を募りましょう

 「何かをやりたい、変えたい」と思ったらまずは仲間を探しましょう。どんな活動も改革も、ひとりで継続するのは難しいもの。考えを話し合う仲間がいて、一緒に活動を楽しむことができれば、それだけでもやりがいにつながります。

今、こんなことに取り組んでいるPTAも!

・自治体では導入が難しかった子どもの見守りサービスを、PTAが導入

・PTAで活用したサービスやシステムを校務に転用し、先生の負担を軽減

・PTAが地域と学校のハブとなり、新たなお祭りイベントを立ち上げ

ぜひ、参考にしてみてください。

イラスト/ハラアツシ 文/池田恵子 編集協力/KANADEL

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