算数のつまずき解消テク 口コミ大公開!!~高学年編~

算数のつまずき解消テク 口コミ大公開!!~高学年編~

 学習が深まり、抽象的な概念も入ってくる中・高学年の算数。算数のつまずきは、どうサポートする? みんなのアイデアを集結すれば、解決のヒントが見つかるかも⁉ というわけで、つまずき解消の口コミ情報を大公開します!

つまずき解消テク① 分数

 分数は、実際に目の前で分けてみるのが一番の近道。「ウチはこれで解決しました!」という声を紹介します!

わが家のアイデア

・よく「分数の勉強には、ピザを使うのがおすすめ」と聞きますが、毎日、ピザを買うわけにはいきません。そこで、我が家では、絵を描くのが好きなお姉ちゃんにピザの絵を描いてもらい、お店屋さんごっこ風にしました。「ナポリ風ピザを1/2切れをテイクアウトで」「マルゲリータを2枚と、4種類のチーズのピザを3/4切れください」などと注文して、実際にピザの絵をハサミで切り分けてもらいます。ときどき「1/6切れを3つほしいんだけど」のように、注文をわざとアレンジすることも。最初は戸惑っていた妹も、ピザの大きさを比べて「3/6=1/2」と自然に理解できるようになりました。(東京都/E・Sさん お子さんは5年生と3年生)

・個包装のキャンディーを2袋、3枚のお皿、4枚のビニール袋を用意。1袋ずつ、3枚のお皿に等分した山と、4枚のビニール袋に等分した山を一緒に作り、最後に子どもにお皿かビニール袋を選ばせます。食いしん坊の娘は、数が多いほうを選ぶために必死で考えていました(笑)。その結果、1/4より1/3のほうが多いことが体感できたようでした。(千葉県/K・Hさん お子さんは3年生)

 いいですね~、お店屋さんごっこ。仲良く遊びながら、自然に学べますね。キャンディーは、おやつだったのでしょうか!? これまた、子ども心をくすぐる、良い工夫ですね。

 比は、実は身の回りでよく使われています。ということは、日常の中で比について学べる機会は多いはず! 果たして、どんな手が…?

わが家のアイデア

・比の勉強では、料理好きな息子には「めんつゆ」が最強の味方でした! 濃縮タイプのめんつゆを「1:3」とか「1:5」などに水で薄めてもらうお手伝いを任せたら、いつの間にか比を理解できていたようです。宿題をやっているとき「これ、煮物をつくるときの比(割合)だね~」と言って、すらすら解いていました。(神奈川県/Ⅿ・Sさん お子さんは6年生)

・比の勉強には、濃縮タイプのジュースがおすすめ! 「1:3」「1:4」「1:5」などいろいろな割合で作ってみて、飲み比べました。子どもは「1:3」、私は「1:5」が好みです♪勉強中の息抜きにも向いています。(埼玉県/T・Nさん お子さんは6年生)

 なるほど! 料理は比を使うことが多いですね。砂糖や醤油、塩などの調味料の割合も、比の勉強になるはず。また、mLやgなど単位の勉強にも役立ちます。料理好きの子、お手伝い好きの子にはピッタリです!

 文章題が苦手な子の中には、文章を読むのが嫌で、内容を十分に理解していないまま解き始めるケースも…。そんなときにおすすめなのはコレ!

わが家のアイデア

問題に出てくる人の名前やものを子どもの名前や好きなものに置き換えると、文章題が楽しくなるみたいです。「ケーキなら、やっぱりチョコレートがいいな」とかブツブツ言いながら、問題を解くようになりました。(群馬県/K・Tさん お子さんは5年生と3年生)

・イラストを描くのが好きな私。文章題を解いていた子どもの手が止まっていたので、空きスペースにイラストや4コマまんが風の絵を描いたら、子どもがおもしろがって、真面目に問題を考えてくれるようになりました。それ以来、わからない問題が出てくるたびに、「まんがにして~」と頼まれるようになってしまいましたが…。(大阪府/K・Iさん お子さんは5年生)

少しでも文章に興味が持てるように名前を変えたり、情報をまとめて絵にしたり、細かなところまでサポートしているなんて、すごい! ちょっとした工夫で、子どものやる気は上がるんですね。

わが家のアイデア番外編

・テストを見返すと、よく小数点の位置を間違えていることに気づきました。そこで、電車好きの息子に「車掌ポーズで小数点を確認!」と号令をかけたら、小数点を指さし確認するようになり、計算ミスが減りました。(東京都/K・Hさん お子さんは4年生)

・買い物のときに、定価の2割引きを計算させたり、100gあたりの値段を計算してお得なほうを選ばせたりしているうちに、計算力がついてきました。(栃木県/K・Aさん お子さんは6年生と3年生)

・ドリルをコピーして、親子で競争。私が勝つと、子どもが「次は絶対勝つ!」と意地になって集中力が上がるみたいです。最近は、パパとの対決も楽しみにしています。(神奈川県/Ⅿ・Ⅿさん お子さんは4年生)

 ピザ屋さんごっこ、料理のお手伝い、まんがやイラスト…。やってみたいアイデアは見つかりましたか? 算数は、「積み上げ型」の学習です。今、学んでいることを土台にして、この先も学びは続きます。つまずき解消テクを参考に、日々の暮らしや親子の会話の中で学びや理解を深めていきましょう。

算数のつまづき解消テク 低学年編はコチラ

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