相談:ついつい動画を見せてしまいます
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家事をするときや親が自分の時間を取りたいとき、外出時の待ち時間などに、動画を見せたり携帯のゲームをさせたりしてしまいます。一応何時までと区切るのですが、時間が過ぎてもやめられず、やめさせると泣いて怒ることもあります。「じゃあ、後○分ね」などと延長してしまい、ズルズルと終わらせられないことが多く、困っています。
年中・男児のおうちの方から
回 答
子どもが納得する方法を工夫しましょう
このようなお悩みは、多くの家庭に共通することのようです。家事や自分の時間を取りたいときや静かにしてほしいときなどに動画や携帯ゲームなどを活用することは手軽で便利です。しかし、親の都合で動画やゲームがOKになり、親の都合でやめさせられるとしたら、自分でやめる力はなかなか育たないでしょう。
そこで、終わらせるタイミングを工夫しましょう。動画はストーリーがあるので、急にやめるのは難しい場合があります。エピソードの終わりがやめ時です。ゲームの場合は回数で区切ります。「このお話の終わりまでね」「3回やったらおしまいね」など、前もって約束することで、子どもも心の準備ができます。
終わる少し前に声をかけて見通しをもたせると気持ちを切り替える準備になります。「時計の長い針が○まで」「タイマーで10分ね」と。また、「あと5分よ~」「終わったらご飯食べようね~」のように予告をすると、気持ちを切り替えやすくなります。
そして一番大切なことは、やめられたとき(切り替えられたとき)に大いにほめることです。「約束を守れたね、すごい!」「自分でやめられたね、さすが!」とほめると、「次も同じようにやめよう(切り替えよう)」と、ポジティブな行動につながります。
親子で話し合い、子どもが納得できる約束をつくり、守っていくことで、子ども自身がやめる力を育むことができます。自分でやめられる習慣を少しずつ身につけられるよう、手助けをしていきましょう。
回答担当:全家研ポピー対話主事
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