
いつまでも指を使って計算しています
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いつまでも指を使って計算しています
小1・男児のおうちの方
算数は得意だと言っているのですが、今でも指を使って計算しています。いつまでも指を使っていると心配です。
指を使わずに計算するようにするにはどうすればいいでしょうか。
教育対話主事からの回答
あせらず、ゆったり見守りましょう
算数が得意だと言えることは素晴らしいことです。得意なことがあると、それをきっかけに、他のことにも積極的に取り組めるようになるものです。指を使って計算している時も「指を使っちゃだめ」というのではなく「頑張って計算しているね」と、学習に向かっている姿を認めてほめてあげましょう。
指を使うことは悪いことではない
子どもは、指を数えながら数字と量を一致させているのですから、指を使うことは決していけないことではありません。計算に慣れて、自信がもてるようになると、自然に指を使わなくなるでしょう。でも、いつまでも指を使って計算している様子を見ていると、少し心配になられる気持ちもよくわかります。
どのように指を使っていますか?
そこで、どのように指を使っているかを見てあげてください。指を一本一本数えていくのではなく、一度にパッと出せるようになるといいですね。計算するときも、最初は指を一本ずつ足したり引いたりしていますが、繰り返しているうちに数のかたまりとしてパッと出せるようになってきます。そして、そのうち指を使うとかえって時間がかかるので、指に頼らなくなることでしょう。
指を使った遊びを楽しみましょう
〈ゆび遊び〉 10になる数を作ろう (10の分解や合成)
遊び方:一人が出した数に、いくつを出せば10になるかという遊びです。
「10は3と」「7」 「10は6と」「4」のように、
リズムよく声を出しながら、パっと指も出しましょう。
少しずつ、テンポアップしていくとより楽しいですよ。
ちょっとした隙間時間に親子で楽しんでください。慣れてくると、指を使わなくてもどんどん早く言えるようになるでしょう。楽しみながら10の合成分解を身に着けることができますよ。
ほかにもいろいろな指を使った遊びを工夫するといいですね。
指を使った遊びだけでなく、日常の生活の中で、おやつを分けたり、お皿を並べたりしながら、数量を意識し実感できる機会を増やしましょう。
回答担当:全家研ポピー対話主事
ポピーでは、教職経験豊富な対話主事先生が会員からのさまざまな子育て、家庭学習に関するお悩みにおこたえしています。
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