
学校のことを聞いても「別に」と返ってきます
子育てナビ「あるある」相談室 ~ポピー教育相談室から~
ポピー会員のおうちの方へ、お悩みの際はポピー教育相談(無料)を気軽にご利用ください。

学校のことを聞いても「別に」と返ってきます
小5・男児のおうちの方
最近、子どもに「学校どうだった?」と聞いても「別に」とそっけない返事ばかりで、会話が続きません。以前は自分から学校や友達の話をしてくれていたのに、急に話さなくなったので不安です。このまま放っておいていいのでしょうか?
学校のことを聞いても「別に」と返ってきます…へ教育対話主事からの回答
焦らず、お子さんのペースを尊重して接しましょう
成長の過程で、子どもが話したくない時期が訪れることはよくあります。話さないことが親子関係の問題ではなく、成長の一環としてよく見られることです。無理に話を続けようとすると不要な対立や親子関係の摩擦が生まれてしまいます。子どもが話したくないときは、その気持ちを尊重しましょう。
次のような方法を試してみると、親子の関係がよりよくなるかもしれません。
●話さない時間も尊重する
無理に話そうとせず、「別に」と返されたら「そうなんだ」と軽く受け流して終わりにしましょう。子どもは「話さなくても親は自分を受け入れてくれる」という安心感を高め、信頼関係を深めることにもつながります。
●共通の活動を通じて自然な会話を作る
一緒にゲームをする、一緒にテレビを観る、一緒に料理をするなど、会話を目的としない活動の中で自然に話題が生まれることもあります。無理に会話を作ろうとせず、自然に生まれる会話を楽しんでみましょう。
●一人の時間を尊重する
子どもが「今は一人でいたい」と感じるタイミングもあります。その場合、無理に干渉せず、リラックスできる環境を整えることが大切です。子どもが自分の時間を大切にできるようサポートしましょう。
●短い言葉での交流を心がける
長々と質問するのではなく、「おかえり」「お疲れさま」「疲れた?」といった簡単な言葉をかけるだけでも、子どもは「いつも見ていてくれる」と安心感をもちます。短い言葉でも、親が気にかけていることを伝えることができます。
●日記や手紙、メッセージアプリの活用
話しづらいことでも、文字なら伝えやすい場合があります。日記やメモを通じてコミュニケーションを取る方法に加え、家族間でメッセージアプリを活用するのも一つの手です。直接言葉にすることが苦手な場合でも、書くことで心を開くことができるかもしれません。
「子どもが話したいと思ったときには、いつでも受け止めてもらえる」と感じられよう、お子さんの気持ちを尊重して接していきましょう。焦らず接することが、子どもの心を開き、親子の絆を深めるきっかけになります。
回答担当:全家研ポピー対話主事
ポピーでは、教職経験豊富な対話主事先生が会員からのさまざまな子育て、家庭学習に関するお悩みにおこたえしています。
ポピー会員のおうちの方へ、お悩みの際はポピー教育相談(無料)を気軽にご利用ください。