
気が散りやすく集中できません
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気が散りやすく集中できません
小3・男児のおうちの方
家で学習しているときにも、きょうだいのやっていることが気になり、学習を続けるのが難しくなります。また、集中するときは集中するのですが、できないときは全くという感じで、ムラがあります。学校でも担任から、気分の切り替えが難しいと言われています。どうしたらいいでしょうか。
気が散りやすく集中できません…へ教育対話主事からの回答
経験豊富な元小学校校長先生がアドバイスします!
集中できたとき、まずはほめることを意識しましょう!
学習に集中できないことは、小学生ならよくあることです。気が散りやすいというのも、「あるある」です。しかし、短時間でも集中できる場面があるはずです。そのときをとらえて、しっかりとほめていきましょう。「すごい集中力だね!」「真剣な顔でやっていたね!」というように、具体的にほめることを心がけてください。
それでは、「気が散りやすい」「集中できない」といった「気分のムラ」への対策をいくつか紹介しましょう。
①簡単で、少量の内容から取り組む
苦手なことは、量を少なくすることが大切です。一度にやるべきことが多いと気が散りやすくなります。やる内容を小さく分けて、一つずつ取り組むようにすることで、集中しやすくなり、達成感も感じやすくなります。
②短時間で区切る
時間が長いと気が散りやすく、なかなか続きません。そこで、短い時間で区切って取り組むのが集中力を高めるコツ!
具体的に言うと、10分程度の短い時間で学習を区切り、回数を増やすことです。タイマーを使って「よういどん!」と競争のように始めるのもいいですよ。
③ポジティブな環境を
ミスをしたり、うまくいかなったりしたときでも、否定ではなく、励ます言葉がけをしてみましょう。ポジティブな環境を作っていくと、お子さんは安心して力を発揮できるようになってきます。
④ルーティンを作る
決まった時間に同じ場所で学習や課題に取り組むルーティンを作ると、気持ちを切り替えやすくなります。学習時刻と学習時間を本人に決めさせるといいですね。一緒に目標を設定していきましょう。
お子さんが、学習に集中できるようになるためには、時間がかかります。3ヶ月、100日くらいはかかると思っておくといいでしょう。その100日間、親がほめることを意識して接していけば、お子さんは必ず成長します。
回答担当:全家研ポピー対話主事
ポピーでは、教職経験豊富な対話主事先生が会員からのさまざまな子育て、家庭学習に関するお悩みにおこたえしています。
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