よそのおうちで遊ぶのが心配です

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よそのおうちで遊ぶのが心配です

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小2・女児のおうちの方

 うちの娘はよそのおうちに興味があるらしく、自分の家で遊ばす、よその家にあがりこんで遊んでいます。ご迷惑になるのでは、と心配しています。自分の家で遊んでくれるほうが安心です。どう言い聞かせたらいいのでしょう。 

よそのおうちで遊ぶのが心配です…へ教育対話主事からの回答

経験豊富な元小学校校長先生がアドバイスします!

親子で気持ちを伝え合いましょう

 お子さんが「自分のうちではなく、よその家で遊びたい」という場合、頭から「行ってはいけません」「約束したでしょう」と禁ずるのではなく、「迷惑になることもあるから心配しているの。ママはおうちで遊んでほしいと思っているんだ。」と、ストレートに理由や気持ちを伝えましょう。お子さんの「よそで遊びたい気持ち」についても耳を傾けましょう。その内容に応じて、「じゃあ、こうしたらどうかな?」というアドバイスやルール作りをしていきます。

大人同士もつながりましょう

 相手の家のかたと連絡がとれるようなら、大人同士でルールを話し合ってみてはどうでしょう。相手のかたも、「うちはいいのよ、かえってうちで遊んでくれたほうが安心だわ。」とおっしゃるかもしれませんし、「お互い〇分だけは家にあがって遊んでいいことにしましょうか。」という話し合いができるかもしれません。
 それぞれのおうちのルールや事情とすり合わせていくのは大人にしかできないことです。大人同士がつながるのは、子どもを取り巻くセーフティネットワークの網目を細かくすることにつながり、お子さんにとってもプラスになります。思春期後期まで視野に入れ、さまざまな機会を通して、大人同士がつながっておくことをおすすめします。

ルールや約束を作りましょう

 どこで遊んでもお互い気持ちよく過ごせるように、あらかじめ親子で約束をしておくのが良いと思います。
 例えば

  • どこで遊ぶか、何時に帰るのか、を親に知らせてから出かける(メモやメール)
  • 宿題は家でする
  • よそのおうちにあがるとき、そのおうちのルールを守る
  • 勝手にほかの部屋に入ったり、冷蔵庫を開けたりしない

 などです。家庭や地域の実情に合わせて、最低限のルールを作り、守っていくように目配りしましょう。

まとめ

 「お友達が大好き、帰ってからも遊ぶ友達がいる」ということは、素晴らしい長所でもあります。まず、そのことを認めたうえで、どこで遊んだらいいかを話し合ってみてください。
 「お友達の家に長時間お邪魔していた!」など、約束が守れなかったとわかったときは、叱るよりも、約束が守れたときに思いっきりほめるほうが、実は効果があります。約束を守れたときは「それが当たり前」でなく、毎回言葉にして「約束を守ってえらいね」と声をかけてあげてください。

 2年生というのは、行動の範囲が格段に広がり、人間関係も広がる時期です。ご心配や悩みも増えていくことと思いますが、親子の対話のチャンスととらえ、積極的に思いや考えを交流するようにしましょう。きっと、友達の家で遊ぶことにとどまらず、「ルールやきまりは、だれもが快適に過ごせるために必要なものだ」と、わかっていくと思います。


回答担当:全家研ポピー対話主事
ポピーでは、教職経験豊富な対話主事の先生が、子育てや家庭学習に関する会員さまからのさまざまなお悩みにおこたえしています。

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