
新学期のお悩みを解決!困り事Q&A
小学校生活・学習情報
新学期の小学校生活、不安に思うことや困り事をQ&A形式でお答えします。
目次

Q クラス替えで友だちができるか不安です
A 新学期はじめのきっかけが大事。あとは様子を見守って
クラス替えは子どもにとって大きな変化ですが、新しい環境だからこそ友だちを作るチャンスでもあります。おうちでも「新しい友だちできた?」と気軽に声をかけてみましょう。まだできていないと言われても大丈夫。焦らず見守る姿勢が大切です。友だちづくりのきっかけとして、最初は「おはよう!」と挨拶をするだけでも、相手との距離が縮まりやすくなります。
授業のグループ分けや掃除当番で一緒になった子とは、自然と会話の機会が増えるので、そこから仲良くなれることも多いです。席が近い子とも自然に会話ができるでしょう。好きな遊びやキャラクターの話題を出してみてもよいですね。
また、習い事や放課後の遊びの中で、新しい友だち関係を広げるのもひとつの方法です。
Q 勉強が難しくなってついていける?
A 家庭学習の習慣づけをがんばって
学習内容は学年が上がるにつれて難しくなりますが、毎日の積み重ねがあれば、無理なく対応できます。新学期のタイミングを大いに利用して、少しずつ学習習慣を定着させていきましょう。
大切なのは、「勉強しなさい!」と強制するのではなく、自然に学習の習慣を身につけることです。まずは子どものペースに合わせて、親子で一緒に無理のない学習時間を設定しましょう。例えば、学校から帰ったあとや寝る前に10分だけ復習する時間をつくってみるのもよいですね。また、習い事や遊びの時間と勉強時間のバランスを考え、生活リズムを整えることも重要です。
勉強が終わったら、「がんばったね!」と声をかけたり、できたことをほめてあげると、前向きな気持ちで学習を終えることができます。
Q 新学期で新しいお友だちとのトラブルが心配です
A すぐに学校に相談できるようにしておく
新学期はクラス替えなどで人が入れ替わる時期のため、新しい人間関係のもとで小さなトラブルが起こることもあります。まずは子どもの話をじっくり聞き、どんな状況なのかを冷静に把握することが大切です。
トラブルが起こった際には、すぐに「○○が悪い」と決めつけるのではなく、「どう思ったの?」「どうしたかった?」と問いかけながら、子どもの気持ちを整理する時間を作りましょう。感情を受け止めてあげることで、子どもも安心し、落ち着いて話せるようになります。子どもの主張を整理できたら、対応方法を話すか、学校に相談してみるのもひとつの方法です。
また、日頃から「困ったことがあったらすぐに教えてね」と伝えておくと、子どもも話しやすくなります。
Q 春休みに夜更かししている。新学期から大丈夫?
A 夜の過ごし方やメディアの使い方を工夫して
春休みの間に夜更かしの習慣がついてしまうと、新学期に早起きするのがつらくなります。まずは、寝る時間を徐々に戻していきましょう。毎日10~15分ずつ就寝時間を早めていくと、無理なく生活リズムを整えられます。
また、スマホやタブレットの使用時間を決めたり、寝る前はテレビを控えて本を読むなど、メディアの使い方を工夫するとスムーズに眠れるようになります。とくにスマホなどからの光源は眠気を妨げてしまう作用があるので、最低でも寝る1時間前からは電源を切ることが大切です。
また、親が子どもの横でスマホなどを触っていると、子どもにスマホを止めさせるのに説得力がありません。できれば親子で一緒に夜の過ごし方を見直し、リラックスできる環境を作ることが大切です。
Q 高学年になり親に反抗的になってきた
A 無理強いせずに見守ろう
高学年になると、自立心が芽生え、親に反抗的な態度をとることが増えてきます。しかし、それは成長の証でもあります。無理に抑え込もうとせず、少し距離をとって見守ることが大切です。
例えば、「勉強しなさい!」ではなく、「何か困っていることある?」と聞くことで、子どもは話しやすくなります。また、習い事や友だちとの関係が影響している場合もあるので、日常の様子を観察しつつ、必要なときはそっとフォローしてあげましょう。
とくに新学期は環境の変化が大きい時期なので、子どもも変化に対応するために疲れています。焦らずゆっくりと関係を築いていくことが大切です。

いかがでしたか?
不安を解消して、楽しい新学期を迎えましょう。
(イラスト/吉田朋子)(文/サード・アイ)
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