
ファミレスで食べたい物を決められないわが子に、どうしますか?
親野先生の親力診断
800-368_RGB-1.jpg)
お子さんとどのように関わり、どのような言葉をかけ、
どんなコミュニケーションをとっていますか?
言い方ひとつ、やり方ひとつで子どもは大きく変わります。
ポピーの「親力診断」をよりよい親子の関係づくりにお役立てください。
診断してくださるのは……

親野 智可等(おやの ちから)先生
教育評論家。教師経験をもとに子育て、親子関係、しつけ、勉強法、家庭教育などについてInstagram、Threads、Xなどで発信中。「子育て365日」「反抗期まるごと解決BOOK」などベストセラー多数。「ドラゴン桜」の指南役としても著名。オンライン講演を含む全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気となっている。
親力診断:ファミレスで食べたい物を決められないわが子に、どうしますか?
わが子とママ友とその子どもたちの5人でファミレスに来ました。
ママ友の子どもたちは、
たくさんあるメニューの中から食べたい物をどんどん決めました。
大人2人も決めました。
ところが、わが子はなかなか決められずにいます。
あなたなら、どうしますか?


おすすめをいくつか言ってあげて、その中から選ばせる

自分で決めるまでじっと待つ

全部親が決めてあげる
どれが正しいか、ではなく、実際問題自分だったら……と考えて答えてください。
……選びましたか?
それでは親力診断、スタートです!
診断結果
解説動画でご覧ください
動画の概要は下をチェック!
Aを選んだ場合
おすすめをいくつか言ってあげて、その中から選ばせる
今、ファミレスで提供するものは非常に多く、多種多様になっています。それにつれてメニューも頼み方のシステムもかなり複雑になっています。実は私もそういう傾向があるのですが、なかなか決められない大人も少なくありません。ですから、こういう場合は、おすすめのものをいくつか言ってあげると選ぶのがとても楽になると思います。
Bを選んだ場合
自分で決めるまでじっと待つ
待ってあげるというのは、じっくりと内容を把握して自分で決めるということでもあり、とても大事なことです。メニューの見方をアドバイスしてあげることも大事です。ただし、これもケースバイケースで、みんなが決めた中じっと待っていてもらうのは結構つらいことでもあります。そういうときは、助け舟を出してサポートしてあげましょう。
Cを選んだ場合
全部親が決めてあげる
選択肢A、Bなどのようにサポートをしてあげても、それでも決められない子どももいるでしょう。親が決めてあげてもいいとと思います。
今回のポイント!
どうしてもおうちの人は、自己決定力をつけさせたい、自立させたいという気持ちが強すぎて「早く決めなさい」「自分で決めなきゃだめでしょ」と叱ってしまいがちです。自己決定力はもちろん大事ですが、こういう場面で叱って身に付くというものではありません。また、たくさんの情報を瞬時に把握して、的確な決定をするのが苦手な人や子どももいます。せっかく、子どもと一緒に外食するんですから、とにかく楽しい時間にするということを優先してください。
今日も明るく楽しく、元気にお過ごしください。
親野先生のそのほかの記事はこちら