見方を変える親活 後編

見方を変える親活 後編

めざせ!ポピ親

 先月の「見方を変える親活(前編)」に、多くの声が寄せられました! 外出先でダダをこねる子どもへの対応、皆さん、どうしていますか? 聞いてビックリ!? それとも納得!? お寄せいただいた意見を紹介します!

 家を出る前に、おもちゃは買わないと約束。なのに、子どもがおもちゃ売り場で「これ、買って~!」とダダをこねてしまい…。「何か安いものでも買ってやろう」というパパに、ママは「絶対に買いません!」と拒否。初めは苦笑していた周りの目がどんどん厳しくなって…。

 さあ、この場合、誰が悪いと思いますか?

前編を読みたい方はコチラ

 

 お母さん軍団からは、「お父さんが悪い(に決まっている)」という意見が圧倒的! 「大人が約束を破るのはよくない」「父親と母親の言動が一致しないのは、混乱のもと。歩調を合わせてもらわないと困る!」と、お父さんに厳しくもの申す声が多く寄せられました。

 うんうん、そうですよね。お父さんには、子育ての同志として、いつも自分の味方でいてほしいのに…。

 一方で、お父さん側からは、周囲の目を気にしつつ、何とか事態を収拾しようする姿に(弱弱しくも)共感する声が寄せられました。

 

  • 【みんなの意見】

【まずは多かった意見を紹介!】

・出かける前に「買わない」と言っていたのだから、絶対に買わない。そこは、パパにも守ってほしい。(N・Hママさん お子さんは2年生)

・うるさくすると周囲に迷惑をかけるから、「あ~、パパは小腹がすいたな~。たこ焼き食べたいな」とか言って、目先の話題を変えたい。(K・Tパパさん お子さんは3年生と1年生)

 欲しいものを「欲しい」と素直に言った子ども、約束を守らせようとしたお母さん、周囲の目を気にしつつ解決策を提案したお父さん、ぐずる子どもに困惑する周囲の人々…。今回のテーマの「見方を変える」という視点では、誰かが悪いわけではありません。

 そう、誰も、悪くないんです! …でも、こういうシチュエーションってよくありますよね? そんなとき、具体的にどうすればよいのでしょうか。

  • 【言わせて! 聞かせて!】

・「これを買わずに、温泉旅行のお金を貯めよう」などとあらかじめ、子どもの気をそらすセリフを用意しておくといい。(ゆめのすけさん お子さんは1年生と3歳)

・我慢したことをほめたうえで、おもちゃではないアイスなどを買ってあげる(ぷんすかさん お子さんは1年生)

・親として買っても良いと判断できるものであれば、理由を説明した上で、「今回は特別」ということで買ってもいいかも。(soramamaママさん お子さんは1年生)

・親につきあわせている感のある買い物なら「お利口にしていたらお菓子を買ってあげるね」と事前に約束しておく。(くまくまママさん お子さんは4年生)

【スマホを使うこんな上級テクもあり!】

・「今度、お正月(お誕生日)に買おうね。スマホで写真を撮っておくね」とその場を切り抜ける。(こうママさん お子さんは中学生)

・欲しがっているものをスマホで検索して「もっといいキャラを、おうちで検索して買おう」と提案する。(M・Dパパさん お子さんは1年生)

 今回のケースを「子どもが約束を守らずダダをこねる」とだけ見るのではなく、お母さん、お父さん、子ども、周りの人…、いろいろな立場に立って考えると、見方(味方)も増えそうです。

 「父親が甘やかすから、子どもが言うことをきかない」のは、「子どもにも甘い父親だからこそ、ふだん自分(母親)にも優しくしてくれる」のかも⁉

 子育てでしんどくなった時、「〇〇はこうあるべきだ」と決めつけず、できるだけたくさんの見方(味方)ができると、少し気持ちが楽になるかもしれません。

  • 【みんなの意見・番外編】

・自分が子どものとき、ダダをこねてでも欲しいと思ったものを親に買ってもらえず、悲しい気持ちに…。今でもそのときの気持ちを覚えているので、子どもには「しょうがないね~」と甘やかされる思い出があってもいいかな~。(Ⅿ・Hママさん お子さんは6年生)

・お財布が厳しいときは「約束でしょ、ダメ!」と子どもに言いますが、お金に余裕があるときなら、「しょうがないな~」と言って買っちゃうかも。ふところ具合で立場をコロコロ変えている…自分にハッとしました。(みーちゃんママさん お子さんは5年生)

・約束を守らない子よりも、人に迷惑をかける子に育てたくないと思ってきました。甘いところもあったけど、うちの子はちゃんと約束は守れるし、人に迷惑をかけないいい子に育ったと自慢に思っています。(珈琲大好きパパさん お子さんは6年生)

・周囲の人が悪いと思う。気が付いていないフリをして「頑張ってしつけているんだな」と温かい目で見守ってほしいです。(K・Kママさん お子さんは5歳)

いかがですか? 見方(味方)を変えるヒントは、見つかりましたか?

 次なるお題は「朝、一人で起きられない子」。 叱る? どう声をかける? どうしたら子どもが変わる? 皆さんのご意見やわが家のアイディアを大募集します! 来月号もお楽しみに!

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