親子で「どうぶつしょうぎ」体験&子育ておしゃべり会 @風の丘めぐみ保育園(東京都 世田谷区) 開催レポート

親子で「どうぶつしょうぎ」体験&子育ておしゃべり会 @風の丘めぐみ保育園(東京都 世田谷区) 開催レポート

全家研ポピー×風の丘めぐみ保育園×北尾まどか

 11/8(土)東京都世田谷区の風の丘めぐみ保育園さんにて

どうぶつしょうぎ開発者の北尾まどかさん(女流棋士)が直接指導する
親子参加型イベント 「親子で『どうぶつしょうぎ』体験&子育ておしゃべり会」 を開催しました

どうぶつしょうぎ
北尾まどか
風の丘めぐみ保育園
親子あそび
ボードゲーム

「どうぶつしょうぎ」って?

3×4マスの盤と8枚の駒で遊ぶ、初心者や子ども向けのミニ将棋。
かわいい動物の駒には動ける方向に印が付いており、誰でも簡単に将棋の基礎を学べるようになっています。

どうぶつしょうぎ
北尾まどか
親子
ボードゲーム
幼稚園 保育園

★関連記事:「1日10分親子あそび」のススメ

大人も子どもも全力で真剣勝負!

みんなでルールを確認していくところからスタート。
「どうぶつしょうぎ」を初めて体験する保護者の方も一緒にルールを理解してから、いよいよ対戦!
「よろしくおねがいします!」の挨拶からはじまり、勝敗がつくと「ありがとうございます」と礼儀もしっかりと。
親子だけでなく、来ていたみなさんとペアになり対戦するので、お母さん同士、異年齢のお友だち同士、自分のお子さん以外と戦うこともありました。

どうぶつしょうぎ
しょうぎ対決
保護者同士でも真剣勝負!

「子育ておしゃべり会」で対戦を振り返って…

後半は、保護者の皆さんだけで輪になって、ホッと一息、子育てトーク♪
今日の「どうぶつしょうぎ対戦」を振り返りながら、自然と感想や子育てのお悩みがこぼれます。
北尾さんとお手本対戦した、ポピー教育対話主事のもりちゃん先生(将棋が大得意!)も輪に入り、素敵なアドバイスをしてくださいました。

座談会
子育てお悩み
おしゃべり会

⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓ 「子育ておしゃべり会」パートナー ⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓⇓

北尾まどか
女流棋士
どうぶつしょうぎ
北尾まどかさん
女流棋士。「どうぶつしょうぎ」開発者。
将棋を普及するための株式会社ねこまど代表。
将棋を広めるため日本だけでなく海外でも指導を行う。
ポピー教育対話主事
ポピー教育対話主事 もりちゃん(村松守夫)先生
小学校校長も務めた経験豊富な先生。将棋もセミプロ。
現在、全家研ポピー教育対話主事として、ポピー会員への子育て・教育相談などで活躍中。
親子の関わり方への優しいアドバイスが好評。

⇩⇩⇩当日話題になったおしゃべりテーマはこちら⇩⇩⇩

「どうぶつしょうぎ」をやると、どんなイイことがあるの?

・今日の体験で、とても楽しいボードゲームだということは良くわかったけど、親としてはやっぱり「効果」も知りたくなってしまう。
・遊びながら、どんな「イイこと」が身につくのか、親は欲張りなので知りたくなっちゃいます…

ずばり、プログラミング的思考力論理的思考力考える力が育ちます。

何と言っても、「先読みする力」が身につきます。
その他にも、到達するための道筋を考えたり、逆算して手順を立てたりする力が養われます。
これは将来的なことだけでなく、日常レベルでもとても役に立つ力ですし、必要な力ですよね。

負けず嫌いなのに、手加減をすると怒る。どうしたらよい?

・わが家では、負けたときには「どうやったらよかった?」と聞くようにしているかな。

「負ける」=「失敗」ではない!を伝えよう

「どうやったらよかった?」という声かけはとても素敵ですね!
やはり「振り返る」ということがとても大事です。「負ける」は「失敗」ではありません。改善を考えるきっかけです。
負けたときこそ、「勝ち方」を相手から学べるチャンス!と思うようにしています。

子どもの表情を見ながらヒントを出すようにしているけれど、よいヒントの出し方は?

・なかなか良い「ヒントの出し方」って難しい!
・ついつい口出ししすぎちゃう…余計な一言とか言いがち。
・自分自身の得意分野だと、特に言い過ぎちゃう傾向が…

お子さんの表情を見ながら」は大切なポイント!

まだ自分の気持ちを言葉で表現できない低年齢のお子さんは、表情を注意深く観察することが大切!

ヒントを出すならその場で

終わってから「こうした方が良かった」と言うのではなく、その場で「ここに来たら取られちゃうかもしれないなぁ~どうしようかなぁ~」と子どもが考えるきっかけになるよう「大きな声で心の声を呟く」といいかも。
または将棋が得意なママパパだったら「おススメの手があるけど、紹介しても良いかなぁ?」と子どもに聴いてみるのもおススメです。 

色々な習い事をしているけれど、このまま続けていいのか?と迷ってしまいます。

・最近は習い事の選択肢が多いので、親としては、子どもに合うものを見つけたくて、あれもこれもやらせたくなる。
・できれば最短で子どもにハマるものを探したくなる。
・パパがスポーツが得意なので、アレコレやらせてみたけれど、子どもにまったくハマらなかった。
でも、お絵かき教室は大好きで「やめたくない」と言っている。親の思いとはウラハラな結果に…
・私自身がバレエ教室をやっているのですが、中学受験でやめてしまう子が多いので、とても勿体ないと感じています。好きなら続けられるので、一旦お休みしても、また再開してほしいな。

子どもが続けられる工夫を考えよう!

何事も続けることが大切。何度もやることこそができるようになる近道だと思います。

小学校の担任時代、子どもたちによく言っていたのは「とにかく100日続けてみよう!」ということ。
それだけ続けられたら、必ず成長するはず!
保護者は「子どもが続けられる工夫」を考えてみると良いと思います。

もりちゃん先生からのメッセージ

元小学校の校長職の経験もあり、将棋も大得意なポピー教育対話主事もりちゃん先生から、改めて「よいヒントの出し方」「親ができる『子どもが続けられる工夫』」について詳しくアドバイスをお聞きしました。

Q:子どもへの「よいヒントの出し方」って?

●子どもの気持ちを受け止め、安心感を持たせよう!

困ったときやできないときには、
「困ったら、いつでも言ってね」「できなくても大丈夫だよ、一緒に考えるからね。」という声かけから、スタートするといいですよ。

●部分的なヒントを出してみよう!

 その上で、部分的なヒントを出すことを意識しましょう。
「ここまではバッチリ!この先で何か見落としていないかな?」
「よくできたね!ただ、このあたりをもう一度見てみない?」
というように、まずは認めてから部分的なヒントを出していくと効果的です。

●少しずつヒントを出してみよう!

 また、答えを教えるのではなく、少しずつヒントを出すのもいいですよ。
例えばクイズ形式でスリーヒントを出していくと、楽しくなります。
「ヒント1 黄色い顔をしています」
「ヒント2 少し長い顔をしています」
「ヒント3 むいてから食べます」 
「答えは バナナ」 
 こんな感じでヒントを出していきましょう。

Q:親ができる「子どもが続けられる工夫」って?

●努力の過程を認めよう!

親が結果だけでなく、努力の過程を認めることが一番大切です。子どもは見てもらっていると感じて、自信が育っていきます。
 具体的な声かけは
「昨日より、早くはじめることができたね」
「最後までよくがんばった!すごい!」
という具合です。

●子ども自身に選ばせよう!

 また、自分で選ばせることで継続への動機付けになります。
「きょうは歯磨きからやる?それとも、おきがえ先にする?」
「何分くらいやるか、自分で決めてみよう」
という声かけをしていくことで、途中で投げ出すことが少なくなります。自分で選んだことは、大人もそうですが継続しやすいです。

●努力を「見える化」しよう!

 最後は、努力を見える化することの効果です。
 何かを取り組んだ時には、カレンダーにシールを貼っていく、頑張りカードに記録などすると効果があります。目に見える形での記録を残すことで、達成感だけでなく継続の動機付けになります。

参加された方の感想

今日のイベントに参加された方からはこんな感想をいただきました。

  • 息子が真面目に取り組んでいる姿が見られたことが収穫です!
  • 子どもを通じて将棋を楽しめて親子で良い時間になりました。
  • 子どもたちが初めて会う人とも積極的に対戦していたのが嬉しかった。親同士の対話の時間もとても良かった。
  • 教え方が親切で、小さい子にもとてもわかりやすく楽しかった。
  • 将棋について何も知識が無かったが、わかりやすく楽しく遊べた。
  • 開発者の方のお話を直接聞けて嬉しかった。
  • 負けた人にもシールのポイントがあり、やる気が落ちないようにしてくださった点がよかった。
  • どうぶつしょうぎ体験だけではなく、子育てのお話もできて、とても有意義だった。

★全家研ポピーは全国の団体や、地域と協力して、「読み聞かせショー」や「子育て相談会」のような子育て応援イベントを無料開催しています。

この記事を読んで、ご興味をもたれた方はご連絡ください。

ご興味のあるかたはこちらから

また、全家研ポピーでは、会員様を対象に日ごろの子育てのお悩みにお答えする「子育て・教育相談」サービスを展開しています。
※お悩みには教育対話主事がおこたえします。
※基本的に平日(月曜~金曜)の10時~15時におこたえします。

子育て・教育相談サービスについて

SHARE!

  • LINE
  • X(旧Twitter)
  • Facebook

TOP