
子どもが食わず嫌いになる4つの原因と克服方法
全家研ポピー教育対話主事・菊井道子先生からの、子どもの食わず嫌いをなおすための子育てのアドバイスをお届けします。
今回は、全家研ポピー教育対話主事・菊井道子先生からの、子どもの食わず嫌いをなおすための子育てのアドバイスをお届けします。
食わず嫌いになる4つの原因
大人でも子どもでも、食わず嫌いになる原因は共通しており、4つあります。
- 見た目
- 匂い
- イメージ
- まわりの反応
食わず嫌いしやすい代表的な食材
実際に子どもが食わず嫌いしやすく、食卓への登場機会が多い食材は、これらがあります。
- ピーマン
- トマト
- なす
- きゅうり
- 玉ねぎ
- ほうれん草
- 小松菜
- ブロッコリー
- グリンピース
- きのこ類

そもそも、食わず嫌いとは?
「食わず嫌い」を国語辞書(デジタル大辞泉)で調べると、次のように書かれています。
食べたことがなく、味もわからないのに嫌いだと決め込むこと。また、その人ある物事の真価を理解しないで、わけもなく嫌うこと。
「うちの子は好き嫌いなく食べるので助かっています。」と話されたAさん。
ところが数日後、Aちゃんが給食のおかずを残したのです。
「具合悪い?」と聞くと、「食べたことないから食べない。」と答えが返ってきました。後日そのことをAさんにお話しすると、「そういえば、我が家では、作ったことがなかったかも・・。」と笑い話になりました。
Aちゃんはまさに食わず嫌いだったわけですね。
学校給食でいろいろなメニューと出会って食わず嫌いを克服
各家庭で作られる料理・メニューは意外と限られていることが多いかもしれませんね。
今は学校給食のメニューは豊富になり、郷土料理や外国のメニューも多く取り入れられています。
学校給食の献立表は大変参考になる情報の1つです。
是非、給食を活用して、いろいろな食材に出会わせてあげるといいですね。
理由もなく食わず嫌いする時の克服方法
色々な場面に出てくる料理が気になります。ネットで調べたりして、興味関心の世界を広げています。
それまでは、「辛いの苦手、ニンニク苦手!」と避けていた韓国料理。ある日、好奇心が勝ち、「ビビンバ丼」を購入するチャンス到来。
出会ったビビンバ丼は、私にはやや辛く、汗だくになりました・・・、 が美味しくて、 何と完食!!以後好きなメニューの1つに仲間入りしました。
それと同時に、まさしく食わず嫌いだった「キムチ」が健康食の代表であることも知り、食卓に上る1品となりました。
「食わず嫌い」でいると、生活を豊かにする機会を自ら失うということに改めて気付きました。
自分の尺度で物事を理解し受け止め、狭い範疇での取り組みや生活をするだけでは進歩が有りませんね。
まとめ
食わず嫌いせずに食事ができたら毎回ほめてあげましょう。
おだてるのではなく、ほめる。これが重要です。
食わず嫌いでお悩みのご家庭で実際に効果的だった声がけ方法はこちらのページで紹介しているので、合わせてご覧ください。