相談:なかなか友だちができないようです
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入学当初、「今日、誰かとお話ししたの?」と聞くと、子どもは「誰とも話してない」と困ったような顔で言いました。学校には元気に通い、授業の話はよくしてくれます。
もともと人に慣れるのに時間がかかるタイプですが、給食参観でも誰とも話をしていません。休み時間も一人で遊んでいるようです。他の子と無理に合わせるなら一人でいたいと言います。皆がどんどん友だちになっていく中で取り残されてしまいそうです。
小1・男児のおうちの方から
回 答
ゆったり見守って…
入学したら、お子さんに友だちがたくさんできるといいな、と期待されていたのに、一人でいることが多いようすに心配なのですね。でも、お子さんの方は、元気に登校し、授業の話もお母さんにしてくれる、ということですから、まずは、そのことをほめ、学校の話をたくさんしてくれてうれしい、と気持ちを伝えてください。
お子さんの言葉から、人に合わせるよりも、自分のペースで新しい環境に適応していく方が居心地のよい状態であることがわかります。お子さんが困ったような顔で答えるのは、「誰かとお話ししたの?」という問いに、親の不安やあせりを感じ取ったからかもしれません。親子でゆったり会話することを大切にし、おおらかに「そのうちに気の合う友だちができるよ」とかまえている方がよいでしょう。人との関わりに慎重なお子さんは、学年が進むにつれ、深い友情に結ばれた友だちに恵まれることも多く見られます。もう少し見守っていきましょう。
担任の先生には、機会を見つけ、人に慣れるのに時間がかかることを伝え、気にかけてもらうようにしておきましょう。おうちで、友だちの話が出てきたときには、にこにこと関心をもって耳を傾けてあげてくださいね。
回答担当:全家研ポピー対話主事
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