家ではいい子なのに、学校ではトラブルを起こす

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家ではいい子なのに学校でトラブル…どうしてでしょうか?

家ではいい子なのに学校でトラブル…どうしてでしょうか?

小5 男児のおうちの方

息子は、家では素直で特に困ることはありません。言えば分かりますし、落ち着いています。
ところが学校では、友だちとトラブルになったり、注意されると教室を飛び出したりすることがあるそうです。先生から連絡をいただき、正直ショックでした。
家では問題ないのに、どうして学校ではうまくいかないのでしょうか。
担任の先生との相性もあるのでは…と考えてしまう自分もいます。
どう受け止めればいいのでしょうか。

家ではいい子なのに、学校でトラブル……へ教育対話主事からの回答

経験豊富な元小学校校長先生がアドバイスします!

 「家では落ち着いている」ということは、とても大切な土台です。
家庭は小さな集団です。人数も限られ、安心できる場所なので、多少のわがままも受け止めてもらえます。いわば、自分のペースが守られやすい環境。そのため、心が安定し、落ち着いて生活できるのです。
実はこの安心感が別の環境で挑戦していくための土台となります。

学校は“社会の練習の場”

 学校は集団で学び、集団で動く場所です。そのため、順番を待つ、思い通りにならない、友だちとぶつかる、自分の気持ちを切り替えなければならないなど、家庭とはまったく違う力が求められます。
 小2の時期は、気持ちを抑えたり切り替えたりする力が育っている最中でもあります。そのため、家では落ち着いていても、学校ではうまくいかないことがあります。学校という社会の中で学んでいる途中とも言えるでしょう。
 教室を飛び出す行動の背景には、「どうしたらいいか分からない」「気持ちの整理が追いつかない」といった混乱が隠れていることもあります。
 問題があるということではなく、まだ感情を調整する練習をしている途中なのです。

「担任のせいでは?」と思ったときは

 わが子の話を聞くと、「先生の関わり方にも理由があるのでは…?」と感じることはあるかもしれません。大切なわが子のことですから、守りたくなるのは当然です。もちろん先生との関わり方が影響することもありますが、それだけで説明できるものでもありません。
 ただ、学校が伝えたいのは、「お子さんが悪い」ということではなく、「今、こんな様子が見られます。お子さんが困っているサインかもしれません」という共有です。

まず、子どもの気持ちを受け止めて

 お子さんは学校でさまざまなことに挑戦しています。「どうしてそんなことをしたの?」と理由を問いただすよりも、「大変だったね」「嫌だったんだね」と気持ちを受け止め、家では安心して過ごせる時間を大切にしましょう。
 安心すると、自分から話し始めたり、落ち着いて振り返ったりできることもあります。

学校と連携して支えましょう

 学校でのつまずきは、失敗ではありません。上手に乗り越える経験を積ませてあげたいですね。
 そのために、家庭と学校が一緒に考えることが大切です。「先生、家ではこうなのですが、学校での様子を教えていただき、ありがとうございました。どう支えていくのが良いか、一緒に考えさせてください」と伝えてみてくだい。その対話が、お子さんへの大切な支援に結びつきます。

 子どもは、安心できる家庭という土台があるからこそ、学校という社会の中で成長していくことができます。焦らず見守りながら、家庭と学校が力を合わせ、お子さんの成長を支えていきましょう。


回答担当:全家研ポピー対話主事
ポピーでは、教職経験豊富な対話主事先生が会員からのさまざまな子育て、家庭学習に関するお悩みにおこたえしています。

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