
冬にオススメ!手作りおもちゃ&あそびのアイデア4選
作ってあそべる!わくわくおもちゃ
造形作家のいしかわ☆まりこさんに、寒い冬でもおうち時間が楽しく過ごせる“ふわふわ布おもちゃ”の作り方をうかがいました。
寒い日は、親子で過ごすおうち時間をちょっと特別に。身近な布を使って作る「ふわふわ布おもちゃ」なら、作る時間もあそぶ時間も笑顔がいっぱいになりますよ。おうちだからこそできる、親子のふれあいあそびを楽しんでみませんか? 靴下や軍手など、身近な素材で簡単に始められるアイデアをご紹介します。

いしかわ☆まりこ
千葉県流山市生まれの造形作家
工作、折り紙、手芸、人形など、こども心を大切にした造形作品をジャンルを問わず発表している。親子向けワークショップも開催中。現在、Eテレ「ノージーのひらめき工房」造形監修(工作アイデア&工作制作)担当中。「5回で折れるおりがみ」シリーズ(汐文社)、「まるで本物!?あそべる工作」シリーズ(汐文社)など著書多数。
ストライクをねらえ!「あひるボウリング」

キョロキョロと動く目がなんともキュートな「あひるボウリング」は、靴下とペットボトルで作れる手作りおもちゃ。カラフルなあひるたちが並ぶ姿は、それだけでかわいらしく、あそぶ前からわくわく気分に。ボールを転がして、親子で力を合わせて「ストライク!」を目指しましょう。ペットボトルに入れる水の量を変えるだけで、難易度を簡単に調節できます。
材料
- ペットボトル(500ml)
- お水(少量)
- 婦人用靴下
- わた
- 輪ゴム2本
- 毛糸(またはリボン)
- 動く目
- フェルト
- 手芸用接着剤

作り方
1.ペットボトルにお水を入れます。
Point!
水の量はボトルが安定する程度の少量(20〜30ml 程度)でOK。
2.靴下のつま先部分にだけわたを詰めます。




Point!
つま先部分が頭になるので、丸くなるよう詰めます。
3.水を入れたペットボトルに靴下をおおいかぶせます。



Point!
かかとがペットボトルの底にくるように、スッポリとおおいかぶせます。
4.首(ペットボトルのキャップの下あたり)としっぽの部分を輪ゴムでとめます。


Point!
首はくびれを作るように軽くしぼり、しっぽはぎゅっとしぼってとめます。
5.動く目とくちばしの形に切ったフェルトを接着剤で貼り、顔を作ります。


Point!
動く目がシールタイプでも接着剤でしっかり貼るのがおすすめです。
6.首に毛糸を巻いてリボン結びにしたら、完成です。


もこもこ靴下からあらわれた「のびーるおもちちゃん」

もこもこ素材の靴下をくるくると丸め、目と口をつけるだけで完成する「おもちちゃん」。お顔を引っ張ると、まるでおもちが“びよーん”と伸びるように見えて、とってもユーモラス。思わず親子で笑ってしまうこと間違いなしです。お正月の季節にぴったりの工作あそびです。
材料
- もこもこ靴下(起毛タイプ)
- フェルト
- 手芸用接着剤

作り方
1.靴下のはき口部分を外側にぐるぐる巻きます。つま先部分は残します。



2.顔になる足先の部分を指で引っ張り出して、おもちっぽい形に整えます。


3.フェルトを切って作った目と口を接着剤で貼ったら、できあがり。


どっちが好きかな!?「変身!ケロクマちゃん」

タオルハンカチを折りたたんで作る“ケロクマちゃん”は、色や柄によってまるでお洋服を着ているように見えるかわいいお人形。おもてはクマ、裏返すとカエルに変身! とってもユニークで、プレゼントにも喜ばれます。指人形として物語をつくってあそべば、親子の会話も広がりますよ。
材料
- タオルハンカチ(正方形)
- 輪ゴム(1体につき3本)
- 動く目
- フェルト
- 手芸用接着剤

作り方
1.タオルハンカチを広げ、上下の両端をそれぞれ中央に向かってくるくると丸めていきます。




2.ひとひねりしてから、下側の足にあたる部分を少し長めに残すように折りたたみます。




3. 巻いた部分を外側に開くように形を整えて、首と耳(目)あたる部分を輪ゴムでキュッとしぼってとめます。裏側も整えます。







4.顔に目の形に切ったフェルトをや動く目を接着剤でつければできあがり。目をつける位置をおもてと裏で変えると、クマとカエルの2バージョンのお人形が楽しめます。
おもての形:クマタイプ


裏の形:カエルタイプ


Point!
シールタイプの目でも接着剤でつけてしっかり乾かします。
指にはめると指人形にもなります。

へいお待ち!「にぎにぎお寿司」

軍手の指先の部分にわたを詰めて縫えば、ふっくらとしたシャリのできあがり! あとはお好みのネタの色のフェルトを切って、色鉛筆やペンで模様をつければ、本物そっくりのにぎり寿司に変身します。「まぐろにしますか?それともたまご?」なんて声をかけながらあそべば、まるでお寿司屋さん気分。「へい、お待ち!」と差し出せば、お子さんも大喜びです。親子で交代しながら、お寿司屋さんごっこを楽しんでみてくださいね。
材料
- 軍手
- わた
- フェルト(海苔用は黒、ネタ用は赤・黄などお好みでOK)
- 針と糸
- 手芸用接着剤
- 面ファスナー(なくてもOK)
- 紙皿
- 色鉛筆、ペン

作り方
1.軍手の指部分を付け根のあたりで、5本それぞれ切り取ります。


2.切り取った指部分にわたを詰めます。


Point!
“ぎゅっぎゅっ”とわたは先端までしっかりと詰めましょう。
3.わたを詰めたら、針と糸であいている口をぐるっと一周なみ縫いします。縫い終えたら、全部閉じない程度に糸を軽くキュッと引っ張ります。


Point!
ほつれやすいので切り口のきわではなく5mmほど下を縫います。
4.一周縫った切り口のフチを指で内側に押し込み、わたが出ないように糸をひっぱりながら口を縫い閉じ、しっかり玉留めをします。




5.フェルトをネタと海苔のサイズに切ります。



Point!
マグロには色鉛筆で斜めに線を入れると、より本物らしくなります。エビはペンで模様を描きます。
6.小さく切った面ファスナー(凸凹)をそれぞれたまごの海苔の端っこに接着剤で付けます。シャリにたまごをのせて、くるっと巻きつけたらできあがり!





Point!
面ファスナーをフェルトに接着剤で付けたら、しっかり乾かして固定します。
紙皿のフチに色鉛筆で色をつけたり、紙皿の真ん中に茶色い色鉛筆でしょう油を描いてあげると、よりリアルなお寿司屋さんになります。



寒い季節のおうち時間は、親子でゆったり過ごせるチャンス。手づくりの布おもちゃをきっかけに、親子で笑ったり、協力したり、想像をふくらませたり。笑い声のあふれるおうち時間を、手のぬくもりを感じながら一緒に楽しんでくださいね。
制作/いしかわ☆まりこ 文・取材・編集/東京通信社
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