じゃんけんゲーム ~「ぐりん・ちょりん・ぱりん」ほか 

じゃんけんゲーム ~「ぐりん・ちょりん・ぱりん」ほか 

かんたん べんり 出先でもできる  ちょっと知的な親子あそび

幼少期の子どもにとっては「あそびがまなび」です。

楽しく取り組んで好きになることがいちばん!

親子で楽しく、かんたんに取り組めて、まなびが好きになる遊びをご紹介していきます。

今回の遊びテーマ:じゃんけんゲーム ~「ぐりん・ちょりん・ぱりん」ほか

年長くらいになるとじゃんけんがわかり、使えるようになってきます。
じゃんけん(グー・チョキ・パー)は、単純ながらも非常に優れた仕組みを持つ超基本ゲーム。
AはBより強く、BはCより強く、CはAより強い…なんて、優れた仕組みを考えたのでしょう!
循環的で公平、しかも、きわめてシンプルで、道具を使わなくてもできる。
相手との年齢差や力関係に左右されない。ただ、何回も続けると心理作戦やかけひきの面もでてきます。
そのシンプルさゆえに、遊びのバリエーションも無限です。
思わず笑顔になる、親子で楽しんでほしいじゃんけん遊びを集めました。

1.あっちむいて、ほい!

まずは皆さんご存知の「あっちむいて、ほい」。同じ方向に顔を向けないように努力するのですが、なぜか指につられて同じ方を向いてしまう。瞬間の判断や運動神経が必要な遊びです。

▼幼児期に楽しむコツ
小学生になると、リズミカルにスピーディーに遊ぶようになりますが、幼児の頃は、ゆっくりとお子さんのリズムに合わせることや、「あっち向いて」と言う役を交代ですることにして、親子で楽しむことを大切にしてください

2.ぐりん・ちょりん・ぱりん

▼遊び方
①親子で向かい合います。
②はじめにじゃんけんをします。(「じゃんけんぽん」、「さいしょはグー」など、なれている方法で)
③勝った人は「グー」「チョキ」「パー」の代わりに「ぐりん」「ちょりん」「ぱりん」をつかって、
1・2・3のリズムで手を出します。 例「「ぐりん・ぐりん・ぱりん」
④負けた人も相手のリズムに合わせて手を出します。例「ちょりん・ちょりん・ぱりん」」
⑤1・2のリズムの手は同じでも違っていてもかまいません。
3のリズムで(最後に出した手で)勝ち負けが決まります。勝った人は、次の声を言います。
⑥あいこになった時に、先に「ドン!」と言った方の勝ち。

上級編:⑤で、勝った方が「あっち向いて、ほい!」など別のじゃんけんあそびに入ります。

▼「ぐりん・ちょりん・ぱりん」やってみた!

昔から、いろいろな言い方で楽しまれているじゃんけん手遊びです。祖父母が子どもの頃にしていた「ぐんかん・ちんぼつ・はれつ」と同じですね。最近では、「ミッキ(チョキ)・クーロ(グー)・ベッテ(パー)」という言い方で遊んでいるところもあるようです。

リズムに乗って、聞く・話す・見る・出すという運動を同時にすることで、反射神経や複数のタスクを処理する能力が、知らず知らずのうちに養われています。

3.びい、しゅわっち!

▼遊び方
①親子で向かい合います。
②3つのかっこいいポーズを決めます。よくあるのが、ウルトラマンのように
・両手を「グー」にして、胸の前でクロスするポーズ
・両手を「チョキ」にして、おでこにあてるポーズ
・両手を「パー」にして、L字に組むポーズ
の3つです。(地域によって少しずつ違います。「ビーム、しゅわっち」と言うところもあります。)


③はじめにじゃんけんをします。
④勝った方が「びい…しゅわっち!」と言って、3つの内のどれかのポーズをします。
⑤負けた方は、「しゅわっち!」の合図で、3つの内のどれかのポーズをします。
⑥勝った人と同じポーズをしたら負け。もう一度、じゃんけんからはじめます。
⑦ちがうポーズだったら、セーフ。
最初に勝った人が、続けて、相手が同じポーズをするまで、「びい…しゅわっち!」をくりかえします。

▼「びい、しゅわっち!」やってみた!

 「あっちむいて、ほい!」と同じく、「同じ動作をしたら負け」のパターンの遊びです。
小学生は、「びい、しゅわっち!」の前に、「じゃんけんぽんぽん、どっちかくす、こっちかくす・・・」を入れるパターンを好むようです。
学級活動などでは、ビームポーズも、「しゅわっち!」でジャンプしてから、
「グーは膝を抱いてしゃがむ」
「チョキは、足は前後に大きく開いて、立つ」
「パーは両手両足を大きく開いて大の字で立つ」

という風に、体全体を使ったバージョンにします。

同じ動作をしてしまった人から順に抜けていって最後に残った人がその日のチャンピオン!というように全員で遊ぶ学級もあります。

4.おちゃらか、ほい!

▼遊び方
①親子で向かい合います。
②「せっせっせの、よいよいよい」のあと、「おちゃらか」左手の手の平を上に向け、右手で自分の手の平→相手の手の平を軽くたたきます(3セット)。
③「ほい!」でじゃんけんをします。
④もう一度「おちゃらか」で、自分の手の平→相手の手の平と打ったあと、
・勝った人は、「勝ったよ(ばんざいポーズ)、おちゃらか、ほい!」
・負けた人は、「負けたよ(ざんねんポーズ)、おちゃらか、ほい!」
・あいこの時は、「あいこで(両手を腰に)、おちゃらか、ほい!」
と言いながら、ポーズを入れて「ほい!」でじゃんけんをします。

▼「おちゃらか、ほい!」やってみた!

「おちゃらか、ほい!」では、あいこのポーズもあるので、終わりがありません。
勝ち負けを決めるのではなく、リズムよく協調しながら遊ぶことが目的です。
このように、同じことをくりかえすので、これまでに紹介した「あっち向いて、ほい!」のようなじゃんけん遊びが、まだ少しむずかしい…という年代にも、おすすめできます。

じゃんけんゲームを楽しむと…

相手と息を合わせることや、体の一部をふれ合って遊ぶことは、これから出会うであろう、人とつながる遊びや複数で行う遊びの基礎ともなります。
幼児のうちに親子でたっぷり楽しんでおいてほしい遊びです。
また、「おちゃらか」のような手遊びには、じゃんけんの要素が入らないものもたくさんあります。
私は「八十八夜」や「みかんの花が咲く頃」の歌に合わせて遊んでいました。
おうちの方が幼い頃にしたものを、お子さんにも教えてあげてくださいね。

他にも、かずに親しむじゃんけんゲームをこちらでご紹介しています!

おまけ ~やってみたNG集

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