子どもと楽しむ冬至

子どもと楽しむ冬至

季節のお楽しみや行事

日本で暮らす私たちは「春夏秋冬」の四季の移り変わりを楽しむことができます。そして、その季節の変わり目には邪気払いなどの生活に結びついた行事がたくさん残っています。忙しい毎日ですが、子どもと一緒に伝統行事を楽しみ、季節の風を感じてみませんか。

冬至は始まりの日

冬至は、一年のうち太陽が出ている時間がいちばん短く、夜がいちばん長くなる日です。
この日を境に太陽の力がよみがえり、昼が長くなっていき、季節は冬から春へと向かい始めるのです。

冬至は、「一陽来復(いちようらいふく)」とも呼ばれるように、悪い運が終わり、幸運に向かう始まりの日と考えられています。「一陽来復」と唱えると、良いことがやって来るとも言われています。

冬至になぜゆず湯?

冬至の日には、昔から風邪予防のために栄養満点のかぼちゃ料理を食べたり、体を温めるためにゆずをお風呂に入れた「ゆず湯」に入ったりします。

ゆず湯に入ることは、江戸時代から続く風習です。その香りの強さから厄除けとしての意味合いや、「冬至」を「湯治(湯につかって療養すること)」、「ゆず」を「融通がきくように」などの言葉との語呂合わせから、ゆず湯が親しまれたようです。

冬至 ゆず湯 語呂合わせ

冬至を楽しむ遊び

北半球では、太陽の高さが一年で最も低くなる日です。その結果、できる影の長さは最も長くなります。
特に日が沈む頃にできる影は長く伸びています。影絵や影踏み遊びを楽しみましょう。

冬至 太陽の高さ 影に注目 影遊び

冬至に食べるかぼちゃのおかず

冬至には「ん」のつく食べ物を食べると「うん」がつくといわれています。

その中のひとつ、「なんきん」は、体を温める作用のあるβカロテンや免疫を高めて風邪を予防するビタミンがたっぷり詰まった食べ物、かぼちゃの別名です。
冬至の日に食べて体力をつけるとともに、厄除けや無病息災を願う縁起物として親しまれてきました。

縁起の良い小豆と一緒に煮込んだいとこ煮はいかがでしょう。

冬至 食べ物 いとこ煮 なんきん 小豆 無病息災

これから迎える本格的な寒さに備えるためにも、ゆず湯やかぼちゃを楽しんでくださいね。

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