みんなで おこたえ! 子育てQ&A 幼児編

家では甘えん坊になる子、どう対応する?
「おうちでは甘えさせてあげて」って、どこまで?
岐阜県 すーあおママ さん
4歳10か月の次女は感受性豊かで、相手の気持ちを敏感に感じ取るタイプです。保育園でお友だちがケンカしていると、間に入って双方の気持ちを伝えてあげたりする世話焼きな一面もあります。そのせいか、園ではできることも家では「したくない」「できない、ママやって!」とすごく甘えん坊になります。園の先生には「本当に園ではがんばっているので、おうちでは甘えさせてあげて」と言われたのですが、どこまでやってあげればいいのか、少し困っています。

家では甘えん坊の子との向き合い方❶
満足するまで甘えさせてあげていいのでは
東京都 なつ さん
外ではまわりにすごく気をつかうやさしいお子さんなんですね! おうちが甘えられる場所なのは素敵だと思います。本人が満足するまで甘えさせてあげていいんじゃないかなぁと思います。私の知っている子でも、外ではしっかりしていて“できすぎ君”と言われるくらいなのに、家では甘えん坊っていう子がいます。家が充電場所になっているんだなぁって思います。
家では甘えん坊の子との向き合い方❷
「やって」にはなるべく応えるよう心がけています
神奈川県 あっこる さん
園ではできるし自分でできるのに…って、家で甘えたがる姿はすごくもどかしいですよね。わかります。わが家も5歳と3歳の甘えん坊と葛藤の日々です。けど、やってほしいと言われたことは、なるべくやってあげて甘えさせていいのかなって思って接するように心がけています。「子どもは満たされると自分でやるようになる、逆にやってあげないでいると執着していつまでも言うようになる傾向にあるようです。」と聞いたこともあるので。
家では甘えん坊の子との向き合い方❸
子どものできることを1ミリでいいから残す
愛知県 のんママ さん
3児の母であり、現役幼稚園教諭です。「おうちでは甘えさせてあげて」と言われたこともあるし、言ったこともあります。私が気をつけているのは「子どものできるところを1ミリでいいから残す」ということです。たとえば、着替えだったら「服とズボン、どっちだったらやれる?」「右手と左手、どっちだったら入れられる?」など、どんどんハードルを下げて、赤ちゃんでもできるようなことでも自分の意思をもってできたことは認めてあげるようにしています。
相手の気持ちがわかる娘さんとのこと、素敵ですね。ママが自分のことを受け入れてくれたかどうかも敏感に感じ取ることができるのではないでしょうか。「わかってくれた!」は今後の成長の源となることと思います。ちなみに私は大人ですが、仕事でも家事でも育児でも「わかってもらえる」と、俄然やる気が出ます(笑)。
家では甘えん坊の子との向き合い方❹
今はいいかなと大目に見てやってあげています
三重県 とりとり さん
わが家の4歳の息子も家では甘えん坊でわがままで、赤ちゃんになります。きっと園では気を張ってるんだよなー、その反動なんだよなーと、甘えん坊を受け止めています。「ごはん食べさせてほしい」と言ったら、赤ちゃんみたいに食べさせていますし、服や靴下の着脱もやってと言うときはしてあげます。余裕があると「一緒にやろう」とそばで手伝う感じです。小学校高学年になってそんなだったら困りますが、今はいいかなと大目に見ています。とはいえ、私に余裕がないと「自分でやってよ」ってなりますが。
家では甘えん坊の子との向き合い方❺
「ママやって」には「一緒にやろう!」で
千葉県 りあ さん
「ママやって」と言われたときは、「一緒にやろう!」と返します。たとえば、服を着替えるときには「ママは上着を着せてあげるから、ズボンは自分で履いてね」「靴下の片方は自分で履こうね」などと伝えています。また、私が娘のことをやってあげるかわりに、簡単な家事のお手伝いをお願いすることもあります。
家では甘えん坊の子との向き合い方❻
スキンシップの時間を作るように心がけています
山口県 さ さん
うちの娘(3歳半)も外でのがんばりやお利口が、親の前でしっかり反動となって出るタイプです。甘えているのだとわかるけど、困ったりイライラしたりはあります。甘えさせてあげたいので、二人の時間を作るようにしてスキンシップをするように心がけています。ぐずぐず言うことについては、いつもより少し広い心を持って…ぐらいの軽い気持ちで、こちらもがんばりすぎないように考えすぎないようにしています。たとえば、「決まり」は絶対なので、そこはゆるめず「手伝うよ」などという形で甘えを提供します(o^^o)。
編集部からのひとこと
「どこまで」のアドバイスとしては、満足するまで・できるだけ「やってあげる」というかたが大半で、それ以外も、自分でやる部分を残して「やってあげる」でした。
甘えたい気持ちにできるだけ応えるという点は同じなので、お子さんのタイプや年齢に合ったやり方で甘えさせてあげるのがいいようです。
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