
育児中のパパ・ママ必見!「頑張っているのに、なぜかまわらない」家族のモヤモヤの正体とは?
育てよう!我が家のチームワーク
善意なのに噛み合わない、その理由を専門家のアドバイスをもとに紐解きます。
目次

18時半、仕事を終えたママは、夕飯、宿題、おふろ…と頭の中で段取りを高速回転。そこで帰宅したパパの一言。「今日は俺が夕飯作るよ!」一見すると、助け合っている理想の家族。それなのに、なぜかうまくまわらない…。
今回のマンガに描かれたのは、「誰も悪くないのに、モヤモヤする」家族のすれ違いです。共働き・共育て家庭を支援する専門家の林田香織さんに、この“善意のかけ違い”の正体をうかがいました。

林田香織 さん
ワンダライフLLP 代表
NPO法人ファザーリング・ジャパン理事
日米において日本語教育に従事後、出産・子育てを経て2008年に帰国し研修講師として独立。企業において育休復職、育児と仕事の両立、男性育休取得推進、ライフキャリアデザイン、DE&I推進、管理職研修の他、自治体主催シンポジウム等に幅広く登壇。企業や自治体のアドバイザー、委員も務める。日本最大級の父親支援団体、NPO法人ファザーリング・ジャパンの理事として、企業、自治体、中央省庁と連携。お茶の水女子大学修士(家族社会学)。
育児や家事分担のモヤモヤの正体は「善意のかけ違い」
林田さんはこう話します。
「パパの『夕飯作るよ!』という前向きな気持ちも、ママの『今は子どもを見てほしいな…』という思いも、どちらも家族を大切にしているからこそ生まれるものです。けれど、本音を飲み込んだままでいると、自分だけがモヤモヤを抱えているようで、孤独感が増してしまいます。」
特に慌ただしい平日の夕方から夜にかけては、見えない段取りやルーティンがたくさんあります。おふろ、食事、歯みがき、寝かしつけ…。その流れが突然変わると、心の余裕も崩れがちです。良かれと思った行動も、タイミング次第では負担になってしまうことがある。この“善意のかけ違い”こそが、モヤモヤの正体なのです。
育児や家事分担のモヤモヤの原因は、パパとママの見ている地図の違いだった!
パパは「料理を作った」という一つのタスクに達成感を感じています。一方ママは、「子どもの生活リズム」や「寝るまでの流れ」全体を見ています。
つまり、部分と全体という視点の違いが、認識のずれを生んでいるのです。
「見ている範囲が少し違うだけで、感じ方は大きく変わります。これは普段から家事育児を部分で担うか、全体で担っているかの差によるものです。」
どちらが正しい/間違いではありません。ただ、見ている地図が少し違うだけなのです。
家族がワンチームに近づくために、今日からできること
では、この家族がワンチームに近づくために、何ができるのでしょうか。林田さんが挙げる具体策は、次の3点です。
① 育児や家事の協力を「突然」ではなく「予定」にする
例えば、パパが「今週◯曜日と◯曜日は定時に帰ってご飯作るよ」と具体的に伝えると、ママも全体の段取りを組み立てやすくなります。協力が思いつきではなく、見通しのある予定になることで、家族の動きが揃いやすくなります。
② 家族でゴールを共有する
「21時には寝かせたいから、〇時までに食べ終わるようにしよう」。パパ・ママでこんなふうにゴールを言葉にして共有することで、チームとしての動きが自然と揃います。夕方から寝るまでのスケジュールを一緒に紙に書き出してみるのもおすすめです。
③ 夕方「30分間の集中タイム」を設ける
さらに、夕方「30分間の集中タイム」を設けるのもおすすめです。その間は、パパとママは家事に集中し、子どもたちは宿題や明日の準備を進める時間にする。家族みんなが同じ方向を向いて動く時間を作ることで、自然とワンチームの感覚が育まれていきます。
実際にこの方法を取り入れているご家庭も多く、無理なく続けやすい工夫の一つです。
小さなすり合わせが、家族を育てる
予定やゴールを、優しく言葉にして伝えること。小さなすり合わせの積み重ねが、家族をワンチームに育てていきます。頑張っているのに、うまくまわらない。そんなときこそ、「善意のかけ違い」が起きていないか、少し立ち止まってみる。それが、次の一歩になるのかもしれません。
文・取材・編集/東京通信社
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