忙しいときに、「絵を見て」と言う子ども。どうしますか？

お子さんとどのように関わり、どのような言葉をかけ、
どんなコミュニケーションをとっていますか？
言い方ひとつ、やり方ひとつで子どもは大きく変わります。
ポピーの「親力診断」をよりよい親子の関係づくりにお役立てください。

診断してくださるのは……

親力診断：忙しいときに、「絵を見て」と言う子ども。どうしますか？

夕飯の仕度の真っ最中に、子どもが自分で描いた絵を持って来て
「見て見て」と言いました。あなたはどうしますか？

どれが正しいか、ではなく、実際問題自分だったら……と考えて答えてください。

……選びましたか？

それでは親力診断、スタートです！

診断結果：忙しいときに、「絵を見て」と言う子ども。どうしますか？

解説動画でご覧ください

動画の概要は下をチェック！

A：「今忙しいのが見えないの？　自分のことばかり考えないで」と言う　を選んだ場合

このように言われ、子どもは自分の気持ちを受け入れてもらえない、と感じることがたくさん続くと「自分は大切にされてない」「愛されていないかもしれない」というふうに感じるようになります。

B：「後でね」と言って、少しがまんさせる。その後、待てたことをほめてじっくりとみてあげる　を選んだ場合

子どもは熱しやすく、冷めやすいです。なので、気持ちが冷めてから見てもらっても、さほどうれしくはないということが多いです。

C：ちょっとだけでもすぐ見てあげる　を選んだ場合

この対応が大切ですね。子どもの熱い気持ちを受け入れて、短時間でもいいので、すぐに見てあげてください。それで子どもの気持ちは満たされ、自分は大切にしてもらえているという安心感と信頼感につながっていきます。

今回のポイント！

　子どもは忙しいときに描いた絵を見てと言ったり、縄跳びをするのにも見ていてと言ったりします。「見て見て攻撃」ですね。とにかく子どもは「ママ、パパ」に見てもらいたいのです。

　おうちの方は忙しく、この攻撃に疲れている方も多いと思いますが、ここはぜひ「うわ、すごいね」や「見てるよ、がんばれ」というふうに精一杯のリアクションで応えてあげてほしいと思います。

　子どもは誰にでも「見て見て」と言うわけではありません。大好きな人にだけ言うのです。大好きな人がちゃんと自分のことを気にかけて、自分の存在を肯定して受け入れてくれている。それを確認するために言うのです。その気持ちを十分に満たしてあげることで、子どもの親に対する信頼感や、自己肯定感が育っていきます。

　それに、「見て見て」と言ってくれるのも今のうちだけです。もしかしたら、今日が最後の「見て見て」かもしれないですよ。今のうちに「見て見て」を味わってほしいと思います。

今日も明るく楽しく、元気にお過ごしください。