「1日10分親子あそび」のススメ!~②

「1日10分親子あそび」のススメ!~②

「トモ★タメ時間」のススメ!

「トモ★タメ」時間 って?

親も子も「トモ」に「タメ」になる楽しい時間 それが「トモ★タメ」時間
永遠に続くように思えても、実は期間限定の子育て時間。
それならば…
「子どものためっ!」と親がガマンしたり、
子どもを親の都合につき合わせたりするのではなく
親子が共にタメになり成長を楽しむ「トモ★タメ」親子時間で
ママパパ自身もいっしょに楽しんじゃいましょう!

普段の生活の中でも、ちょっと工夫すれば、楽しい遊びや価値ある活動がいっぱい!
親子で楽しく、手軽に取り組める遊びや活動で「トモ★タメ」~楽しい親子の時間を過ごしてみませんか?

今回のススメ!は「1日10分親子あそび」     

 仕事や家事に追われる日々。
「ねえねえ、遊んで~」「ちょっと忙しいから今はムリ!」
こんな、親子にとってストレスフルなやりとりになりがちですよね…
そこで、そんな毎日におススメなのが、思い切って「1日10分」と決めて親子あそびタイムを作ること!
 前回は、市販のおもちゃやボードゲームなどを活用したあそびをご紹介しましたが、今回は、もっと「手軽に」楽しめるおススメをご紹介します!

親子 あそび
10分 毎日 

1日10分親子あそびの「よさ」

毎日パパママが自分と向き合ってくれている、という子どもの満足感につながります。

「10分だけ」と時間を区切ることで、親もメリハリをつけてじっくり子どもと向き合う時間ができます。

「1日10分親子あそび」をすると、将来どうなる?

・子どもが困ったときなど、悩みを親に相談してくれることが多くなります。
・子どもの自己肯定感が高くなり、自分のことが好きになっていきます。
・子どもが親との約束を守るようになります。
・親が子供の落ち込みや悩みなどの変化に気づきやすくなります。

(新学社ポピー事業部/公益財団法人日本教材文化研究財団 令和6年年度「子育て意識・状況調査より)

おススメの手軽な「1日10分親子あそび」

しりとり、なぞなぞ

しりとり なぞなぞ 親子

▶おススメの声

  • 特別な道具がいらないので、いつでも無理なくできます。
  • 「こんな言葉、いつの間に知ってたの?」と子どもの成長を感じることがありますし、習慣的に行うことで自然と語彙力が広がっていく気がします。

    ★「しりとり」の色々なあそび方はこちらから

▶子どもと向き合うときのポイント

  • ゲームのルールは子どもと話し合って決めるようにしましょう。
  • できるだけ、子どもの目を見てやりとりするようにしましょう。
  • 細かい間違いは気にしない!
    「楽しい間違い」と捉えるマインドで、笑い合い、楽しい時間になるようにしましょう。

②絵本

絵本 読み聞かせ
親子

▶おススメの声

  • 寝る前の10分は絵本タイムと決めています。寝る前のルーティーンになっているので、楽しみになって早めにお布団に入るようになりました。
  • 普通に読むのに飽きたら、親子で役を演じ分けして読んでいます。なりきって読むので盛り上がります。
  • 子どもに好きな絵本を選んでもらうので、今の子どもの「好き」がわかって面白いです。

▶子どもと向き合うときのポイント

  • 読む絵本は子どもに選んでもらいましょう。毎日同じ絵本もOK!
  • きょうだいがいる場合は、できるだけ「それぞれ一人ずつ」の時間を作るようにしましょう。
    (日替わりでもOK!)

▶Specialist voice

無藤隆
白梅学園大学名誉教授   無藤隆先生

 絵本の読み聞かせは絵本―親―子の三角形の空間の中で、子どもの視野が絵本だけで埋まり、親の声が耳から入ってくる状態です。寝る前の読み聞かせタイムは特におススメです。
 寝る前は徐々に興奮が穏やかになり、安穏で幸せな雰囲気にしていくことが大切だからです。映像刺激は強すぎて、しばしば活性化しすぎ、注意を外に向けます。刺激レベルを弱めるには、視線が動かないこと、刺激が単調になること、でも同時にしばらくは興味をつなぎ、情動が楽しく肯定的になり、同時に少し単調になることが必要で、そのためのゆったりとしたリズムが重要です。安心を与え穏やかになるためには、活動水準を下げ、安心できる相手の体温を感じ、いつもの声が聞こえ、さらにその声が穏やかに包み込むこと。これが寝る前の絵本の読み聞かせで実現できます。


ちょっと体を使うあそび

親子あそび
体あそび

<ギッコンバッタン お尻競走 片脚フラミンゴ 指令ゲーム など>

▶おススメの声

  • お布団の上で「ギッコンバッタン」(両足をのばしてひざの上に子どもを乗せ、手を取り前後に動かす)で遊んでからお布団に入るのをルーティーンにしています。
  • うちの子は体を動かすことが大好きなので、お尻だけで移動する「お尻競走」がブームです。本気で付き合うとヘトヘトになります…
  • 目をつぶった片脚フラミンゴは難易度が上がるので盛り上がります!「今日は3回勝負!」など回数を決めてから対戦します。
  • 「変な顔をする」「ニワトリの鳴き声をする」など指令カードを作っておき、順番にひいて遊ぶ。「しつもんブック100」(tupera tupera 作/青山出版)や「リモコン」(新井洋行 作/くもん出版)も使えます!

「1日10分親子あそび」まとめ

  • 親も子も、共に楽しい時間を過ごすことで笑顔になれる。
  • 将来的には親に悩みを相談してくれるような、「いい親子関係」になっていける。
  • 子どもの自己肯定感が上がり、将来の「学びの姿勢」にいい影響を与える。
  • 子どもはいろいろな遊びを覚えるので、交友関係が広がる。

「1日10分親子あそび」は、親にとっては、わずか10分で良い親子関係になるのでタイパ抜群です。
ぜひ、この記事を参考に、「1日10分親子あそび」を楽しんでみてください!

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