みんなで おこたえ! 子育てQ&A 幼児編

みなさんから寄せられたアドバイスをご紹介します。

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好き嫌いが出てきて楽しく食べられないとき、どうする?

今月のお悩み① 好き嫌いが出てきて楽しく食べられないとき、どうする?

嫌いなものを投げ捨てるため、注意ばかりしてしまう…

埼玉県 ほのママ さん

もうじき2歳になる娘は好き嫌いが出てきて、嫌いなものは投げ捨てるようになりました。どうしても注意することが多いので、食事時間が楽しくなくなっています。食べてくれるのが一番ですが、どうしたらおおらかな気持ちで見守れるようになるか、楽しめるヒントをください。

食べ物の好き嫌いへの対策❶

楽しく食べられた二つの方法

愛知県 あんちゃん さん

現在4歳のわんぱく娘が2~3歳のころにやっていたものです。
鏡を前に置いて食べる。鏡は大きめのほうが自分の顔がはっきりわかるので、おもしろがって食べていました。
ぬいぐるみと一緒にご飯。100均などのおままごとでぬいぐるみに食べさせるふりをしていました。子どもにもたまにやらせてあげて、「一緒に食べるとおいしいね」と言って、食事を済ませていました

食べ物の好き嫌いへの対策❷

親もがんばりすぎないようにして乗り切る

栃木県 もちぴー さん

うちは、まずは楽しんで食事をしてほしかったので、栄養が偏りすぎない程度に子どもの嫌いなものはあまり出さないようにしていました。どうせ食べないだろうくらいの軽い気持ちで、食事の準備をがんばりすぎない、イスの下にはレジャーシートを敷いて、投げ捨てられても片づけしやすいメニューにするなど、自分が楽する方法が見つかると食事のストレスが軽減します!

食べ物の好き嫌いへの対策❸

食卓で子どもに作らせたり、一緒に作ったり

愛知県 M さん

わが家の2歳児と私自身に効果があったのは、「子どもに作ってもらう」です! たとえば、白いご飯をお皿にのせ、海苔、ふりかけを用意します。そして、子どもにふりかけをかけてもらいます。その後は、「海苔巻き作ろ~」「おにぎり作ろう! 形はどうしよう?」などと言って子どもに作らせたり、一緒に作ったり。他のメニューでも応用します。食べるだけでなく、コミュニケーションや知育になっていると考えると、片づけが大変でも「まあいいか!」という気持ちになれます

食べ物の好き嫌いへの対策❹

食べ物を投げても、冷静に反応するようにしたら治まりました

千葉県 おまる さん

わが家も2歳になる息子がいます。少し前までは食べ物を投げたりして、ほのママさん同様、食事時間が苦痛でした。当時は息子が食べ物を投げると、「あー!」とか「なんでするの~」と声を大きくして反応してしまっていたのですが、その反応をおもしろがって、もっと投げたりして……。なので、腹をくくって、食べ物を捨てたりしても、冷静に「食べ物で遊ばないでね」と伝えるだけにしたところ、少しずつ投げることも減りました。子どもって、こちらの反応をよく見てるんだなって感じました。

食べ物の好き嫌いへの対策❺

盛りつけ量をごく少量にして、ご機嫌な食事タイムに

愛知県 のんママ さん

わが家の息子も2歳のときは食事を楽しめず、テーブルを蹴ったり、食べ物を手でぐちゃぐちゃにしたりして、親子ともに疲れ果てていました。そこで、盛りつける量を本当に少なくしました。ご飯はティースプーン1杯、味噌汁は豆腐ひとかけら、サラダはレタス1cmとミニトマト4分の1という量を、いつもどおりの食器に盛りつけます。ものの30秒で食べ終わります(笑)。そして好きなものをおかわりさせ、総量がどんなに少なくても「おかわりもして、いっぱい食べられたね!」で、ごちそうさま。お互いご機嫌で食事タイムを終えられるようにしました。お世話になった保健師さんが「量は少ないけど楽しく食べるか、全部食べるけど険悪ムードか、どっちかだね!」と明るく言ってくれたことが、今でも胸に残っています。

編集部からのひとこと

他に、室内ピクニックというアイデアも。

2歳くらいのときは、好き嫌いや食べる量に重点を置きすぎないよう割り切ることがポイントのようです。お子さんに合いそうな方法を試してみてくださいね。


おもちゃの貸し借りをスムーズにさせるには?

今月のお悩み② おもちゃの貸し借りをスムーズにさせるには?

姉と弟でおもちゃを奪い合って大ゲンカ…

山形県 松田 さん

5歳の娘と2歳半の息子です。弟がおもちゃを「貸して!」と言うと、姉は「待っててね~」と返事しながらなかなか貸さないので、最後は待てない弟がおもちゃを奪って大ゲンカ。みなさんは、きょうだいのおもちゃの貸し借りで工夫していることはありますか?

おもちゃの貸し借りをスムーズにさせるアイデア❶

貸すタイミングを具体的に約束させる

愛知県 宇野 さん

わが家でも「貸して」「あとでね」のやり取りのあと、なかなか順番が回ってこないことはよくあります。あと何回で替われるか、何分で替われるかなど、より具体的な約束を相談するとうまくいくことが多いと感じています。ポイントは子ども同士で決めさせること。親が一方的に決めてもうまくいかないので、貸すほうも借りるほうも納得いく条件を相談して決めます。時間で区切るときは、スマホのタイマーが効果的。タイマーが鳴ると、割とすんなり替わってくれたりします。子どもの年齢にもよると思いますが、小1と年中の兄妹のわが家では、どうにもならないときは一度そのおもちゃを取り上げ、「どうやったら仲良く遊べるのか二人で考えて、決まったらお母さんに教えて」と言っています。

おもちゃの貸し借りをスムーズにさせるアイデア❷

母が別の場所で楽しく遊び始める

兵庫県 みにぃ さん

うちも4歳と2歳の息子がいて、日々おもちゃの取り合い、お菓子の取り合いなどでケンカが起こり、悩みのタネです。ケンカになったときには、私が別の場所でぬり絵や折り紙、シール遊びを「あー、すごーい」などと声を出しながら、一人で楽しみます。すると、どちらか(どちらも)必ず寄ってくるので、一緒に遊びます。ぬり絵や折り紙、シールは何枚もあって、みんな一緒に遊べるので、比較的ケンカも収まりやすいです。

おもちゃの貸し借りをスムーズにさせるアイデア❸

下の子に上の子の気持ちを伝え、別のものを提案してみる

宮城県 みとま母 さん

わが家にも5歳と2歳の息子がいます。私はなるべく上の子の気持ちも尊重するようにしています。大事なものだから貸したくない、今遊んでいるから貸したくないというのは、意地悪ではなく素直な気持ちだと思います。下の子には、「にいにの大事なものなんだって」とか「今使ってるんだって」と伝え、別のもので遊ぶことを提案してみたり、一緒に遊んでみたりします。下の子と楽しく遊んでいると、今度はそっちが気になって、上の子がおもちゃを交換しようとなったり、一緒に遊ぼうとなったりします。そして貸してあげられたときには大げさにめちゃくちゃほめます! 上の子には「貸してあげられたね! さすが!」、下の子には「待てたね! 貸してもらえてよかったね! うれしいね!」とか、とにかく大げさに(笑)、君たちはとてもいいことができたんだよ!と。もはや洗脳です(笑)。それでもケンカになることもありますが、それはそれで折り合いをつける練習と捉えて、ある程度は仕方ないと思っています。

おもちゃの貸し借りをスムーズにさせるアイデア❹

待てば貸してもらえる経験を積み重ねる

大阪府 W さん

わが家では、弟のほしいおもちゃを貸せない場合、替わりに他に気になるものがないか提案して、いったん弟の気持ちを満足させます。そのあと、兄には「あと何回(何分)遊んだら交換ね」と言って、交換させます。これを何回もやると、弟もちょっと待ったら交換してもらえるとわかったのか、おとなしく待ってくれるようになりました。

おもちゃの貸し借りをスムーズにさせるアイデア❺

今なら別のおもちゃが使い放題、と切り替えを促す

京都府 どなるど さん

うちは8歳と5歳で、同じく3学年違いです。同じおもちゃを取り合うと、しばらく様子を見ますが、もめそうになると「今なら◯◯(別のおもちゃ)使い放題だね~」「その間に◯◯で遊んだら?」と声かけをするようにしています。そこでまた取り合いになることもありますが(笑)、興味を示さない場合は、「お母さんと◯◯で遊ぼっか」とか「おいしいおやつあるよ~」と別の話題で気を引きます。そのときはおもちゃの獲得にお互い必死でも、そこから少し離れる環境をつくるだけで、すぐにおもちゃ遊びが終わってしまうことも多いです。最終手段は「ケンカの元になるおもちゃさんは悪いね。もう捨てようね」と。捨てたことはないですが、二人ともそれだけはやめてくれと言わんばかりに突然結託して休戦協定を結ぶのは、見ていておもしろいです。

おもちゃの貸し借りをスムーズにさせるアイデア❻

上の子に、おもちゃ遊びより楽しいことを提案する

東京都 りゅうれい さん

ふだん遊んでいないおもちゃでも、下の子が使おうとすると、上の子が遊びだしてなかなか貸してくれないこともありますよね。私の場合は、そのおもちゃより楽しいことを上の子に提案して、下の子におもちゃを貸すように促します。たとえば、二人でトランプしようとか。上の子はきょうだいができるとお母さんをひとり占めする時間が減るので、お母さんと二人で◯◯をしよう!と言うと、うちの上の子は喜びます。

編集部からのひとこと

交換させるときは遊ぶ回数・時間を約束する、争いを収めるなら、別のおもちゃや遊びを提案するという工夫をされているようです。

ときと場合によって、使い分けながら対処してみてくださいね。


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