【サイクルベースあさひ監修】子どもの自転車デビュー応援ガイド!安全に! 楽しく

【サイクルベースあさひ監修】子どもの自転車デビュー応援ガイド!安全に! 楽しく

親子で挑戦!〇〇デビュー!

子どもの自転車デビューは、大切な成長の時間。家庭で楽しく練習できるステップを、わかりやすくご紹介します。

サイクルベースあさひ

サイクルベースあさひ

全国に店舗を展開する自転車専門店。子ども用自転車から大人向けまで幅広く取り扱い、サイズ選びや安全な乗り方のアドバイス、購入後の点検・整備まで、地域に根ざしたサポートを行っている。2014年から10年以上にわたり、お子様向けの補助輪外し練習教室を実施しています。ペダルの脱着やブレーキの調整、サドルの上げ下げなどお気軽にご相談ください。

\教えてくれるのは塩野先生/

正しいヘルメットのかぶり方

まずは、安全に自転車に乗るのに欠かせないヘルメットの正しいかぶり方をご紹介します。

ヘルメットは「まっすぐ・フィット・ゆるすぎない」がポイントです。

子供 自転車 デビュー

自転車の乗り方・教え方

では、いよいよ自転車に乗っていきましょう。
最初にブレーキのかけ方をマスターしましょう。
ブレーキがかけられるようになったら、STEP1~5の順にチャレンジしていきましょう。

乗る練習の前に…ブレーキのかけ方をマスター

ブレーキは、両手でぎゅっと握るのがポイント

自転車に乗る前に、まずは「しっかり止まる」練習をしておきましょう。ブレーキは、両手でぎゅっと握るのがポイントです。
止まるときは、早めにブレーキをかけ、前をしっかり見ながら、両手で均等に力を入れて握ります。安全に止まれるようになることで、安心して次のステップに進めます。

自転車の乗り方・教え方:ステップ1 まずは「ペタペタ歩き」から

ペンギンのように「ペタペタ歩き」

最初はサドルに座ったまま、ペンギンのように、片足ずつ交互に「ペタペタ」と地面をけって進み、感覚をつかみます。この段階では、スピードは気にしなくて大丈夫です。慣れてきたら、少しずつテンポを上げてみましょう。「自転車にまたがって進む」感覚になれることが目的です。
自転車をどのように扱えば倒れるのか、倒れないのか、ラクに進むことができるのか、ということを乗りながら覚えていく大切なステップです。この時、自転車にペダルが付いていると足で地面をける時に邪魔になるのでペダルを外してから練習するとよいでしょう。

自転車の乗り方・教え方:ステップ2 両足同時キック

お馬さんのように「パッカパッカ」

次は、お馬さんのように「パッカパッカ」と両足で同時に地面をけって進みます。しっかり前に進む感覚が出てきたら、おうちのかたは、進行方向の2〜3m前に立って、目線の目印になってあげましょう。「こっちだよ」「まっすぐ行こうね」と、進行方向がわかるだけで、バランスがとりやすくなります。

足を上げた状態で3mほど進むことができれば、自転車はほぼ乗れています。ステップ1の「ペタペタ歩き」で基礎ができていることが大切です。

自転車の乗り方・教え方:ステップ3 両足同時キックから足を上げる時間を長くとる

「ぴょん、ぴょん、ぴょ〜ん!」

両足同時キックに慣れてきたら、「ぴょん、ぴょん、ぴょ〜ん!」とウサギさんのように、両足で同時に地面をけり出しながら、最後はできるだけ長く足を上げて進みます。最初は片足だけでもOK。少しずつ、両足を浮かせたまま進める時間を伸ばしていきます。ここはバランス感覚を育てる大切なステップ。できるまで何度もくり返して練習しましょう。

自転車の乗り方・教え方:ステップ4 ペダルに足を乗せる

おうちのかたは転ばないように後ろから見守ります

両足キックでいきおいをつけて進みながら足を長く上げた状態から、ペダルに足を乗せます。おうちのかたは、転ばないように後ろから見守る位置でサポートしてください。無理に支えすぎず、「いいよ、そのまま!」と声をかけるのがおすすめです。おうちのかたがもう一人いたら、前の方で目線の目印になってもらうと、お子さんが下を向かずに前を向いて練習がしやすいです。

自転車の乗り方・教え方:ステップ5 ペダルをこぐ

片足を上のペダルに置いたら軽く踏み込んでみよう

片足を上のペダルに置いたら、軽く踏み込んでみましょう。車体を前に押し出す脚力があれば、踏み込みができます。もう一方の足がペダルに乗ったら、そっとペダルを回します。数回でもこぐことができたら、それはもう立派な自転車デビュー!「できたね!」「今のすごいよ!」と、成功した瞬間をしっかり言葉にしてあげてください。
また、このステップは1日で全部できなくても大丈夫。その日の「できた!」を一つ見つけて終わることが、次のチャレンジにつながります。親子で自転車デビューの時間そのものを楽しんでくださいね。

自転車に乗る練習について、塩野先生がお答え!

Q:ブレーキを練習するタイミングは?
A:最初から意識して練習するのがおすすめです。
「止まれる」ことは安全に乗るための基本です。最近は足で止まる習慣がついている子も多いですが、ブレーキをかけて止まる練習を必ず取り入れましょう。また、ブレーキが手の大きさに合っているかも大切なポイントです。自転車選びの際に、必ずブレーキを握って確認しましょう。

Q:練習中、親はどこまで手伝えばいい?
A:基本は「支えすぎず、見守る」がポイントです。
最初は転倒防止のためにサポートしつつ、慣れてきたら少しずつ手を離しましょう。お子さんは視線が下にいきがちなので、前を向いて運転するための目印となるのもよいでしょう。「できたね」「今のよかったよ」と声をかけるだけでも、お子さんは安心してチャレンジできます。

安全に走るための大切なポイント

自転車デビューは、楽しい反面、思わぬケガにつながることもあります。安心して練習を進めるために、次のポイントをぜひ意識してみてください。

保護者は必ず一緒に見守りましょう

自転車の練習中は、必ず保護者がそばについて見守ることが基本です。子どもは前を見ることに夢中になりがちで、周囲への注意がまだ十分にできません。「乗れているか」だけでなく、周りに人や障害物がないかを確認する役割は、保護者が担ってあげましょう。
また、練習中はどうしても自分の子どもばかりに目が行きがちですが、実際には他のお子さんとぶつかってしまうケースも少なくありません。保護者は、周囲の人の動き、進行方向の安全、子ども同士の距離を意識して、一歩引いた視点で全体を見ることが大切です。

適正サイズの自転車で練習をスタート

安全走行の第一歩は、体に合ったサイズの自転車を選ぶことです。サイズが合っていないと、バランスを崩しやすく、とっさに足やブレーキが使えません。「成長を見越して大きめ」ではなく、今の体に合うサイズで練習を始めることが安全につながります。

ブレーキが握れるか、必ずチェックを

最近は、ブレーキを使うのが苦手なお子さんが増えています。自転車では「進める」よりも先に「ブレーキで止まれる」ことがとても重要です。止まり方が身についていないと、他のお子さんや障害物と接触してしまう危険があります。練習の初期段階から、ゆっくり走る、ブレーキをかけて止まる、という動きを意識して取り入れましょう。
また、子どもの手の大きさによっては、ブレーキ幅が広すぎて、うまく握れないケースもあります。しっかり指が届くか、力を入れて握れるか、を事前に確認しましょう。ブレーキ幅を調整できる自転車を選ぶのも、安全面ではおすすめです。
安全に走れる環境が整ってこそ、自転車は楽しい体験になります。焦らず、比べず、親子で共有しながら、自転車デビューを応援していきましょう。

正しい自転車選び

「なかなか自転車に乗れるようにならない…」
その原因、実は練習の仕方ではなく、自転車のサイズにあるかもしれません。サドルの位置が高すぎると、足が地面に届かずバランスを崩しやすくなり、転倒のリスクが高まります。反対に、自転車が小さすぎると、ペダルに足を置いたときに窮屈になり、スムーズにこぐことができません。また、サドル下の棒(シートポスト)には「これ以上上げてはいけない」限界線(リミットライン)が表示されています。このラインを超えて使用すると非常に危険です。安全のためにも、体に合った正しいサイズの自転車で練習することが大切です。

「少し大きめを買いたい…」は自転車では要注意

「すぐ成長するから、少しでも長く使えるように……」と、大きめサイズの自転車を選びたくなるのはやまやまですが、お洋服などとは違い、自転車の練習で「大きめ」を選ぶことは、安全面からおすすめできません。特に最近は、ストライダーなどのランニングバイクの普及により、「最初から補助輪なしで練習したい」と考えるご家庭も増えています。その場合、大きすぎる自転車を購入してしまうと、

  • 足が届かず不安定
  • 体を支えられず、ハンドル操作や重心移動が難しい
  • 結局、補助輪を付け直すことになる
  • もしくは、成長するまで練習を待つことになる

といったケースも多く見られます。

「インチ」だけで選ぶのもおすすめしません

キッズサイクルのサイズ表記は、「タイヤサイズ(インチ)」を基準に、適応身長が記載されていることが一般的です。

子供 自転車 デビュー

しかし実際には、タイヤサイズだけを目安にして自転車選びをすると、サイズが合わないケースが多く発生しています。その理由が、「サドル最低地上高」が、同じタイヤサイズでも商品によって異なるためです。ネット通販などでタイヤサイズだけを参考に購入すると、「思ったより足が届かない」「怖がって乗れない」といったミスマッチが起こりやすくなります。

子供 自転車 デビュー

失敗しないためのチェックポイント

自転車を選ぶ際は、実際に子どもがまたがって確認することがおすすめです。
サドルに座った状態で、足が地面にぺったりとつき、安心して支えられるかが大切な判断基準になります。また、実際に練習する際に履く靴で調整することも大切です。

子供 自転車 デビュー

サイズが合う=「できそう!」につながる

体に合ったサイズの自転車は、子どもにとって「安心」「自信」「やってみたい」という気持ちを引き出します。自転車デビューを成功させる第一歩は、練習方法よりも、まず「サイズ問題」をクリアすること。正しいサイズ選びで、安全で楽しい自転車デビューを応援していきましょう。

自転車の各部位の名称とスタンドの上げ下げの仕方も確認しておこう

\自転車の部位の紹介/

\スタンドの上げ下げをマスター!/

自転車の選び方について、塩野先生がお答え!

Q:ハンドルは「まっすぐのタイプ」と「曲がっているタイプ」があるようですが、選ぶ基準は?
A:どちらでも大丈夫です。お子さんの体格にあっているかが、一番大切です。
まっすぐタイプは操作がシンプルで、小さなお子さんにも扱いやすい傾向があります。一方、少し曲がったタイプは姿勢が安定しやすく、長く乗っても疲れにくいというメリットがあります。迷ったら、実際に握ってみたときのしっくり感を基準にするとよいですよ。

Q:補助輪は使ったほうがいい?
A:お子さんの様子に合わせて選びましょう。
最近はストライダーなどのランニングバイクから乗るお子さんが増え、補助輪を使わずにバランス練習から始める方法も増えています。ただし、お子さんが怖がっている場合やサイズが合っていない場合は、一時的に補助輪を使うのも一つの選択です。「早く外す」ことよりも安心して乗れることを優先しましょう。

\塩野先生が詳しく解説!/

取材・編集/東京通信社

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