
「絵が下手だからイヤになる」と言うわが子。あなたなら、何と言いますか?
親野先生の親力診断

お子さんとどのように関わり、どのような言葉をかけ、
どんなコミュニケーションをとっていますか?
言い方ひとつ、やり方ひとつで子どもは大きく変わります。
ポピーの「親力診断」をよりよい親子の関係づくりにお役立てください。
診断してくださるのは……

親野 智可等(おやの ちから)先生
教育評論家。教師経験をもとに子育て、親子関係、しつけ、勉強法、家庭教育などについてThreads、Instagram、X、YouTubeなどでも発信中。「親の言葉100」「子育て365日」「反抗期まるごと解決BOOK」などベストセラー多数。「ドラゴン桜」の指南役としても著名。オンライン講演を含む全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気となっている。
親力診断
「絵が下手だからイヤになる」と言うわが子。あなたなら、何と言いますか?
子どもが、学校で描いた絵を持ち帰ってきて言いました。
「◯◯ちゃんがオレの絵を見て、『下手だね』って言ってきた。
オレ、絵が下手だからイヤになる」
たしかに、そう言われても仕方のないような絵にも見えます。
あなたなら、何と言いますか?


絵が下手だと悲しいね。お母さんも下手だから、その気持ちよくわかるよ

絵が下手でも、算数が得意だからいいじゃない

そうなんだ。イヤだったね。
でも、たくさんの色が使ってあって楽しい感じでいいじゃない
どれが正しいか、ではなく、実際問題自分だったら……と考えて答えてください。
……選びましたか?
それでは親力診断、スタートです!
診断結果
「絵が下手だからイヤになる」と言うわが子。あなたなら、何と言いますか?
解説動画でご覧ください
動画の概要は下をチェック!
A:絵が下手だと悲しいね。お母さんも下手だから、その気持ちよくわかるよ を選んだ場合
これでは、親が「あなたは絵が下手だ」と決めつけていることになります。その子はずっと自分は絵が下手だと思い込んでしまうかもしれません。
B:絵が下手でも、算数が得意だからいいじゃない を選んだ場合
これは一見良さそうですが、実はAと同じで決めつけているということに変わりはありません。「あなたは算数が得意だけれど絵は下手だ」と決めつけていることになります。
C:そうなんだ。イヤだったね。でも、たくさんの色が使ってあって楽しい感じでいいじゃない を選んだ場合
こういうときは、子どもの気持ちに共感しつつも希望を持たせてあげる言い方がいいと思います。ですから、全体的には上手くなくても、いい部分を見つけ出してほめてあげてください。
今回のポイント
共感しつつも希望が持てるようにしてあげましょう
勉強、スポーツ、習い事、生活習慣……、何事においてもいい結果が出ないとき、ありますよね。
そういうときにまず大切なのは、落ち込んでいる人の気持ちに寄り添って共感してあげることです。とはいえ、いくら共感が大切だからといっても、AやBのように可能性を否定してしまうのは良くないと思います。ですから、Cのように共感しつつも希望が持てるようにしてあげるといいと思います。
そして、その場合は部分と過程をほめるのがコツです。
全体をぼんやり見ているとほめる所が見つからないことが多いので、部分に注目することが大事です。部分的にいい所は必ずあるんです。また、以前と比べて良くなった部分に注目するのもいいと思います。つまり、部分をほめるにも二つあって、一つは全体の中でいい部分、もう一つは以前と比べてよくなった部分です。これに注目してほめてあげましょう。
それともう一つ、過程、つまりプロセスに注目してほめることです。本人ががんばっていたことや、楽しんでやっていた、そういうプロセスです。これを肯定的に言語化してあげましょう。
なお、一般的な話になりますが、本人の落ち込みが非常に激しいときは、特に共感「そうなんだ、イヤだったね」を最優先してください。希望や可能性「でも、~でいいじゃない」にいきなりふれるのではなく、様子を見ながら小出しにするといいと思います。共感よりも希望や可能性を優先してしまうと、本人は「自分がこんなに悲しい、苦しんでいるのをわかってもらえない」と感じてしまう可能性があるからです。
今日も明るく楽しく、幸せにお過ごしください。
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