いい親ってなに?

いい親ってなに?

めざせ!ポピ親

「いい親」ってどんな親でしょう? 次のQ1~Q5の質問で、それぞれ3つの選択肢から自分の考えに近いものを選んでください。質問に答えながら、また解説の点数を参考にしながら、一緒に「いい親」について考えてみましょう。

①思わずイラっとする

②「ケガはない?」と声をかける

③「そういうこともあるよね」と受け流す

②③のようにできたら、理想的! 文句なく10点です。

でも、大切にしていたお皿を割られたら、そりゃあ、イラっとしますよね。後始末も大変だし。なので、①も10点差し上げます!

イラっとして怒りそうになったら、「もし、割ったのが自分だったら」に置き換えてみましょう。きっと、親はなんだかんだと言い訳をします。そんなとき、子どもは親を怒るでしょうか?

ちょっと言わせて!
・大切にしていたお茶碗を子どもが割ったとき、私はショックのあまり、思考停止状態に。ボーっと座り込んでいる様子に、子どもがびっくりして「ママ、ごめんなさい」と大泣き。その涙につられて二人で盛大に泣いているうちに、怒りの感情はどこかに飛んでいきました。(静岡県/まいママさん お子さんは2年生)

Q2 子どもがゲーム(動画視聴)の時間の約束を守らないとき、どうする?

①すぐにスマートフォンやパソコンを取り上げる

②「もう、約束の時間だよ」と警告し、10分後にやめさせる

③3日/1週間など、期限を決めて、禁止する。

子どものことを考えての親の現実的な行動として、①②③ともに10点差し上げます。ただし、はっきり言って、①②③ともにあまり効果はないはず。子どもは途中でやめさせられたことを不満に思うし、親はイライラが募るばかり…。おまけに、子どもに「ゲームをやめなさい」という横で、親はスマホを手放せない…となると、もう、永遠に解決できないかも⁉

うまく解決した方がいたら、ぜひ秘訣を教えてくださ~い! 

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ちょっと言わせて!
・あまりにも約束を守らないのでイラっとして、スマホ(動画視聴用に与えた親の古いスマホ)を取り上げ、床に投げつけました。すると、スマホが三枚おろしの状態に。完全に壊れてしまったので、当然、動画視聴はお預けに。でも、子どもたちは文句を言いませんでした。ときには、親の本気の態度も必要かも。(埼玉県/T・Kさん お子さんは1年生と3年生)

ちょっと言わせて!
・子どもが寝ている間に、パパがゲーム機を隠しました。本当は処分したかったのですが、「子どもにせがまれて、また買い直しになるかも…」と思い、さすがに捨てられませんでした(泣)。(東京都/K・Sさん お子さんは1年生)

Q3 きょうだいげんかは、どう仲裁する?

①先に手を出したほうを叱る

②「お兄ちゃん・お姉ちゃんなんだから…」と、年上の子を叱る(下の子をかばう)

③双方から理由を聞く

①②は、多くのおうちで見られるシーンでしょう。親としてきょうだいげんかを放っておいたわけではないので、5点差し上げます。③は文句なしの10点満点。子どもは「自分の気持ちを聞いてもらった」という安心感が得られ、心が落ち着くでしょう。できれば、個別に話を聞いてあげるとよいですね。夫婦げんかと同じように、お互いに言い分があるからです。。

ちょっと言わせて!
・姉妹げんかを仲裁したとき、お姉ちゃんに「妹は、いつも先に泣いてズルい。今日から私が妹になりたい!」と言われ、思わず笑っちゃいました。「お姉ちゃん、いつも大変だね」と言ったら、お姉ちゃんも気持ちが落ち着いたみたい。1時間後には仲直りしていました。(長野県/ゆっこさん お子さんは2年生と5年生)

ちょっと言わせて!
・きょうだいげんかが始まったら、ハンドベル(子どもが習っている道具)を用意します。どちらかの手が出そうになったら、ハンドベルを鳴らして、試合(⁉)を中断。双方から話を聞くことにしています。(神奈川県/K・Hさん お子さんは1年生と4年生)

Q4 子どもが真剣に話したいことがある様子。どんな感じで聞く?

①家事や仕事をしながら、話を聞く

②家事や仕事の手を止めて、話を聞く

③テレビやスマートフォンを見ながら聞く

子どもが真剣に話したがっているなら、しっかり時間をとって聞いてあげたいですね。子どもとのコミュニケーション、このチャンスを逃す手はありません。ということで、②は10点。ちょっとした話なら①の対応でも問題ないのですが、ここは真剣な話ということで、①は5点とします。

③は、親としてちょっと反省が必要かも⁉

ちょっと言わせて!
・子どもから真面目な相談ごとをされたとき、「うん、何?」と言いつつも、テレビをつけたままにしていたら、「消してほしいんだけど」と言われました。あのときは、ホントにごめんね。(栃木県/なななさん お子さんは4年生と6年生)

Q5  つい感情的になって怒ってしまったときは、どうする?

①子どもに「ごめん」と謝る

②その場を離れる

③怒った回数、内容をメモする

怒りが収まったら、子どもに素直な気持ちを伝え、謝るのが一番です。謝れなくても、一日何回怒ってしまったかを記録しておき、10回怒っていたのを9回に減らせたとしたら、それはそれで素晴らしいことです。

②の「その場を離れる」ことも重要です。距離と時間を置くことで、怒りも収まります。気持ちが落ち着いた後の「ごめんね」もありですね。

「親」って、難しいですね。子どものためによかれと思って注意しても、その思いがあまり通じていなかったり、反発されたり…。子どもの成長に応じて「さじ加減」も違います。悩みながら、みんなの意見も参考にしながら、がんばりすぎず、肩の力を抜いて向き合っていきましょう。

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