
勉強をしたくないという子どもへの声がけ、関わり方は?
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「勉強をしたくない」という子ども、どうする?
小4 男児のおうちの方
学習に取り組むように話すと、「勉強をしたくない、なんで自分ばかりこんなに勉強しないといけないんだ、みんなはこんなにしていない」と言って、いつも怒りだします。時には泣き出すこともあります。宿題などは何とかやろうとする姿勢は見えますが、いつも後回しになり、やらないこともたくさんあります。親としてどのように関わっていけばいいでしょうか。具体的な声がけや方法を教えてください。
「勉強をしたくない」という子ども、どうする?…へ教育対話主事からの回答
経験豊富な元小学校校長先生がアドバイスします!
「勉強をしたくない」への5つの対策
小学4年生くらいから、勉強したくない!何で勉強するの?という声をだすようになります。この声に、勉強の必要性を話したり、今は勉強するのが仕事など言ったりすることがあると思います。しかし、このように真正面から対応すると、お互いがだんだんとヒートアップして、ついには言い合いのバトルということになってきます。そうなると、学習どころではなくなります。親としては、真正面から対応せずに、少し工夫して接していきましょう。
それでは、「勉強をしたくない」への対策を5つ紹介しましょう。
① 「なぜ、勉強するの?」には、正論で答えない
勉強をしたくないと怒っているときに、正論で勉強の必要性などを説明するのはバトルのもとになります。怒りの最中は、どんな正論も反発の燃料になります。まず、本人の感情を受け止めると、脳が落ち着き聞く姿勢が戻ります。怒っているときは、共感だけを返すのがポイントです。
「そう思うよね~、疲れているのに、勉強ってイヤだよね。」というように、本人の言葉を繰り返し使いながら、気持ちを認めるように答えていきます。
② 落ち着いた別のタイミングで、勉強の必要性を身近な例で話す
勉強をしたくないと怒ったあとではなく、落ち着いている別のタイミングで、勉強の必要性を話すようにしましょう。その際は、「将来のため」は禁句にします。「今勉強しておくと、将来役立つよ!」というのはNG。3・4年の子どもに将来役立つと言ってもほぼわかりません。役立つとわかるのは、大人になってからです。話すときは、今の自分に近い理由を伝えるのが効果的です。「漢字が読めるようになると、漫画が読みやすいよ」とか、「算数の計算が速くなると、ゲームがもっと楽になるね」というように、すぐに効果がありそうなことと結びつけることです。
③ 勉強の声がけは、「親管理」から「本人選択」に
「まずは宿題をやります」という親管理の声がけではなく、「きょうは算数から?それとも漢字から?」「鉛筆でやる?タブレットにする?」というように、「本人選択」の声がけが効果的です。3・4年生は、自分で決めた感覚があると動きやすくなります。ただ、すべて自由にすると迷うので、選べる範囲は狭く、2つから3つくらいがちょうどいいでしょう。
④ 勉強後の評価は、「量」よりも「姿勢」を重視
親はつい、勉強時間について言いたくなります。「30分もやっていないでしょ!」というように、量ばかり意識してしまいます。そうではなくて、「途中でやめなかったね」とか「1問目は集中できたね」という、「姿勢」を重視した肯定的な声がけをしていきましょう。勉強後に、「マイナス評価で怒られる →だからもうやらない」という悪循環にならないように気をつけたいですね。勉強に「取り組んだ事実」を認めていくと、成功体験が積み上がり、自分から取り組む子に育っていきます。
⑤ 最初だけ親子一緒にスタート
勉強は始めるときの立ち上がりが一番エネルギーを使います。一緒に始めてもらえると、子どもは「やり始めるハードル」が下がるので、取り組みやすくなります。最初の1分だけ一緒にスタートする、最初の1問だけ親がとなりで一緒に解く、など、子どもとどうするかを決めるといいですね。「最初だけ親子一緒」を3か月くらい続けると、子どもだけで取り組めるようになってきます。続けることが肝心です。
「勉強したくない」は、どの子にも必ず出てくるワードです。大人の視点からいろいろと言いたくなりますが、まずは共感からスタートです。子どもの気持ちを受け止めつつ、選択肢を与えて本人に決めさせる、そしてプラス評価です。これを続けてください。そうすれば、自然と自分から取り組む子に育っていきますよ。
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回答担当:全家研ポピー対話主事
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