
日焼け止めメーカー監修 日焼け止めの選び方・塗り方 子どもの紫外線対策
子どもの紫外線対策
子どもの日焼け止めって何を選んだらいい?正しい塗り方ってある?日焼け止めメーカーに取材しました。
紫外線が強くなっている今、お出かけ時の紫外線対策は欠かせません。そこで、長年、肌に関する研究・商品開発に注力している資生堂ジャパン株式会社を取材。「子どもの紫外線対策」2回目では、日焼け止めの選び方、塗り方などのアドバイスを紹介します。
アドバイスしてくれたのは…

伊藤 成彦(いとう なるひこ)さん
資生堂ジャパン株式会社 ブランドマーケティング本部 アネッサグループブランドマネージャー。小学校での紫外線教育の普及活動にも携わっている。
日焼け止めは子どもたちの未来の肌と健康を守る
紫外線対策の重要性と日焼け止めの正しい使い方を子どもたちに伝える活動を続ける資生堂ジャパン。紫外線について学んだ子どもたちは約16万6千人(7年間の総数)。現在も1年間に360校以上の授業の支援を行っています。
「アネッサ」に込められた思い
「『アネッサ』には、太陽のもと、誰もがすこやかに美しく過ごしてほしいという思いが込められています。帽子や日傘、衣服による紫外線カットも大切ですが、子どもたちが外で元気に遊んだりスポーツをしたりできるように、ぜひ日焼け止めを塗る習慣をつけてほしいと願っています」(伊藤さん)
外遊びと紫外線対策の両立
アネッサが アジア4か国で実施した調査によると、子どもたちの50%以上が、WHO (世界保健機関)の推奨する「1日60分以上の外遊びができていない」という結果が出ているそうです。
外遊びが不足すると、体力の低下や生活習慣の乱れ、遊びを通じたコミュニケーション能力の未発達などが心配されます。
夏場は、熱中症対策とともに、日焼け止めを使う習慣もつけて、太陽の光を適切に浴びる外遊びやスポーツの機会を大切にしましょう。
子どもの日焼け止めの選び方1
紫外線から肌を守るために役立つ日焼け止め。いろいろなタイプの日焼け止めがありますが、どう選べばよいのでしょうか。
「まず、SPFとPAに注目してください」(伊藤さん)
日焼け止め選びの基本
SPF……「SPF」とは、「Sun Protection Factor」の略で、短時間で肌に赤みや炎症を起こさせ、黒化につながりやすくなるUV-B(紫外線B波)を防ぐ効果を示します。
1~50+までの数値は、何も塗らない場合に比べてUV-B波による炎症をどれぐらい長い時間防止できるかを表しており、数値が大きい方がUV-B波に対する防御効果が高いことを表しています。
PA……「Protection Grade of UV-A」の略で、一時的な黒化を引き起こし、長時間かけて肌の弾力を失わせるUV-A(紫外線A波)を防ぐ効果を表す目安。
4段階の「+」マークで表示され、「+」の数が増えるにつれ、UV-Aに対する防御効果が高いことを表しています。
(資生堂ジャパンHPより)
ミルクタイプでもクリームタイプでも効果は同じ
「SPFやPAが同じ場合、ミルクローションタイプでもクリームタイプでも効果は変わりませんので、お好みで選んでください。紫外線教育の授業では、子ども用日焼け止め“パーフェクトUV マイルドミルク NA” と “ミネラルUV マイルドジェル”を配布しています」(伊藤さん)

子どもの日焼け止めの選び方2
「屋外での活動時間や出かける場所に合わせて、適切な日焼け止めを選ぶのがおすすめです」(伊藤さん)
SPFとPAの目安

日焼け止めの効果を維持するために気をつけること
日焼け止めは、汗や水、皮脂、タオルやハンカチによる摩擦などで、その効果は少しずつ落ちていきます。紫外線から効果的に肌を守るなら、2時間おきにこまめに塗り直しましょう。
また、海やプールなどは、太陽の光が水面に反射するため、その分、紫外線を多く浴びることになります。日焼けしやすくなるので、やはり2時間を目安に塗り直すことが大切です。

塗り直しは、2時間おきが目安なんだね。
日焼け止めの正しい塗り方
日焼け止めを塗っていても、塗り方が正しくないと十分に効果を発揮しない恐れがあります。まずは、正しい塗り方をマスターしましょう。
顔の場合
①手のひらに一円玉くらいの量をとる。
②両頬、額、鼻、あごの5か所に置いてから、顔のすみずみまで、肌になじませるように塗る。
③もう一度同じ量をとって、同じように顔に塗る。

首の場合
①10円硬貨大をとり、数か所に置く。
②軽く広げてなじませてから、下から上に向かってなじませる。
体の場合
①つける場所に直接、線状に出す。
②手のひら全体を使って、大きく円をえがくようになじませる。
※腕なら、肩からひじまで表側と裏側に一回、ひじから手首まで表側と裏側に一回、塗る。

「アネッサ体操」の動画も、おすすめ。日焼け止めの正しい塗り方を楽しく学べます。
アネッサ体操の動画はコチラ↓
子どものために紫外線や日焼け止めへの正しい理解を
「私たちは、100年以上にわたり蓄積してきた紫外線研究の知見を生かし、子どもたちが安心して外遊びを楽しめる環境づくりに貢献していきたいと考えています。今後も、さまざまなプロジェクトを通して、紫外線教育の普及活動に積極的に取り組んでいきます」(伊藤さん)
子どもたちが、太陽と上手につきあって、心身ともに健康に成長していけるように、さっそく取り入れたい日焼け止めの習慣。
朝、お子さんの顔や手足に塗ってあげたり、親子で塗り合いっこしたりすれば、スキンシップにも役立ちます。
さあ、わが家の紫外線対策を始めましょう!
※次号は、紫外線対策の後編(夏~初秋の紫外線対策、日焼けした後のケアなど)の情報をお届けします。
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日焼け止めを塗る習慣が大切なのね。