
「やりたい!」と駄々をこねる子どもへの対処 何と言ってあきらめさせますか?
親野先生の親力診断

お子さんとどのように関わり、どのような言葉をかけ、
どんなコミュニケーションをとっていますか?
言い方ひとつ、やり方ひとつで子どもは大きく変わります。
ポピーの「親力診断」をよりよい親子の関係づくりにお役立てください。
診断してくださるのは……

親野 智可等(おやの ちから)先生
教育評論家。教師経験をもとに子育て、親子関係、しつけ、勉強法、家庭教育などについてThreads、Instagram、X、YouTubeなどでも発信中。「親の言葉100」「子育て365日」「反抗期まるごと解決BOOK」などベストセラー多数。「ドラゴン桜」の指南役としても著名。オンライン講演を含む全国各地の小・中・高等学校、幼稚園・保育園のPTA、市町村の教育講演会、先生や保育士の研修会でも大人気となっている。
親力診断
駄々をこねる子ども、何と言ってあきらめさせますか?
公園の一角にターザンロープという遊具を見つけた5歳の息子。
でもそれは、6歳からしかできません。
息子に説明したら、「やりたい! やりたい! やりた~い!」と
大声で言い出しました。
なんとかあきらめさせるために、あなたならまず最初に何と言いますか?


だめなものはだめです

そうかやりたいんだね。面白そうだもんね

6歳と書いてあるから、来年やれるよ
どれが正しいか、ではなく、実際問題自分だったら……と考えて答えてください。
……選びましたか?
それでは親力診断、スタートです!
診断結果
駄々をこねる子ども、何と言ってあきらめさせますか?
解説動画でご覧ください
動画の概要は下をチェック!
A:「だめなものはだめです」 を選んだ場合
この言い方には、子どもの気持ちへの共感が一切ありませんよね。取り付く島もない、鉄の壁という感じです。いつもこのように気持ちを受け止めてもらえず跳ね返されてばかりだと、子どもは「うちの親は話にならない」「何を言ってもだめだ」と思うようになります。
B:「そうかやりたいんだね。面白そうだもんね」 を選んだ場合
最終的にはあきらめさせなければならないにしても、いきなり門前払いするのではなく、まずはこのように子どもの気持ちを受け止めて、共感してあげることが大切です。
私はこれを「イエス、イエス、バット(Yes, Yes, But)」と呼んでいます。「そうだね、やりたいね(イエス、イエス)。でも(バット)無理だよ」というわけです。このように「そうだね(イエス)」と言ってもらえることで、子どもはやりたい気持ちを受け止めてもらえた、共感してもらえたと、ある程度満足できます。
C:「6歳と書いてあるから、来年やれるよ」 を選んだ場合
理由をきちんと伝えているので、Aよりはいいです。でも、もう少し子どもの気持ちを受け止めて、共感してあげてほしいなと思います。
今回のポイント
「ノー」と言う前に共感の「イエス」を伝えましょう
よく「だめなものはだめと教えることが大事」と言われます。それはその通りなのですが、大事なのは、その言い方、伝え方、諭し方です。
いくら正しいことでも、言い方に納得できないときは、受け入れられないものです。それは大人でも子ども同じです。ですから、まずは、本人の気持ちに共感してあげて、わかってあげること。これがとても大事です。
共感することなく、いつも正論ばかりでいると、子どもは何を言っても無駄だというふうに思ってしまいます。「うちの親はとにかく話にならない」「何を言ってもダメ」「全然わかってくれない」。これらは、特に思春期以降で親との人間関係がうまくいってない子ども、あるいは非行や反社会的な行動に走ってしまうような子どもたちがよく口にする言葉です。この言葉が意味するのは、自分の気持ちを親が少しも受け入れてくれないという寂しさ・不満です。
ですから、最終的には「ノー」と言わなければならないにしても、まずは子どもの気持ちを受け止めて共感する「イエス、イエス」が必要です。そして、「気持ちはわかったけれど、でも無理だよ」というような言い方にするといいと思います。
今日も明るく楽しく、幸せにお過ごしください。
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