
夏にぴったりの 冷たい! 涼しい!楽しい!手作りおもちゃのアイデア4選
作ってあそべる!わくわくおもちゃ
テレビでも活躍されている造形作家のいしかわ☆まりこさんに、暑い夏にうれしいひんやり夏おもちゃの作り方をうかがいました。
暑い夏の日は、おうちで涼しくあそべるひんやりおもちゃを作ってみませんか? 水を使ったり、冷凍庫で凍らせたり⋯、親子で簡単に作ってあそべる、ワクワク楽しい夏ならではのおもちゃです。材料はおうちにあるものや100円ショップで買えるものばかり。ひんやり涼しいあそび場がおうちの中に完成します。
教えてくれるのは、子ども向けテレビ番組でも造形スタッフを務める、いしかわ☆まりこさんです。

いしかわ☆まりこ
千葉県流山市生まれの造形作家
工作、折り紙、手芸、絵本、人形など、こども心を大切にした造形作品をジャンルを問わず発表している。親子向けワークショップも開催中。
現在Eテレ「ノージーのひらめき工房」造形監修(工作アイデア&工作制作)担当中。
「5回で折れるおりがみ」シリーズ(汐文社)、「まるで本物!?あそべる工作」シリーズ(汐文社)など著書多数。
かわいいお魚が泳ぐ「ちゃぷちゃぷ金魚鉢」

ちゃぷちゃぷ金魚鉢は、ポリ袋で作るやわらかい金魚鉢。触るとひんやりして、手で転がしたり頭に乗せたりしてあそべる夏にぴったりのおもちゃです。泳いでいるのは、色つきポリ袋やレジ袋で作った金魚。本物の金魚が入っていたら、こんなことできませんよね♪
材料
- ポリ袋 2枚(厚めのもの(0.03mm以上)がおすすめ)
- ビニールテープ(赤・緑)
- スポンジ
- 色付きのレジ袋など(パン屋さんや洋服屋さんなどの袋などカラフルなものがおすすめ)
- 輪ゴム

作り方
1.ポリ袋の角を結んで裏返し、結び目を内側にします。後で二重にするために、これを2つ作ります。




2.ビニールテープを小さな金魚や水草の形に切り取り、1枚のポリ袋に貼って飾ります。


Point!
金魚は◯や△を組み合わせて作ると簡単です。
3.中に入れる金魚を作ります。適当な大きさに切ったスポンジ(固いところは切る)を、四角く切ったレジ袋やポリ袋(薄ければ2枚重ねる)で包み、輪ゴムで留めます。尾ひれの形を整えれば完成です。




Point!
100円均一などにあるオムツ用ポリ袋なども使えます。
4.2のポリ袋に水を入れ、3の金魚も入れましょう。


5.袋の口を細く折り、両端を持って全体を2〜3回ぐるぐる回したら、持っていた両端を、しっかり結びます。


6.5を、1で作ったもう1枚のポリ袋に入れて、輪ゴムで留めれば完成です。

思わずなめたくなっちゃう「キンキンソフトクリーム」
ぬらしたタオルをくるくるねじって、コップに入れて冷凍庫へ⋯。はい、みんな大好きソフトクリームのできあがり! とっても簡単に作れます。タオルの柄や色を工夫して、自分だけのオリジナルソフトクリームを作ってみましょう。

材料
- ハンドタオル
- 紙コップなどの容器
作り方
1.ハンドタオルを水でぬらしてしぼります。

2.広げて中央をつまみ、ねじっていきます。


3.そのままの形で紙コップに入れます。

4.冷凍庫でひやして固まったら完成です。

冷凍庫からあらわれた「ひえひえ星人」
タオルを湿らせて冷凍庫で凍らせるだけ!初めは子どもに内緒で作っておいて、サプライズで登場させるのがおすすめです。「何これ?」「冷たいっ!」と大喜びすること間違いなし。そのあとは親子で一緒にいろんな形のひえひえ星人を作って楽しみましょう。

材料
- ハンドタオル
- フェルト
- 糸
- アルミホイル

作り方
1.フェルトを目の形に切り、ハンドタオルに糸で縫いつけて顔を作ります。

Point!
ハンドタオルをひし形に置いて目をつけると、ひえひえ星人の形が作りやすくなります。
2.全体をよく水でぬらしたらしぼります。


3. 丸めたアルミホイルを土台にしてトレーに置き、ハンドタオルをかぶせて形を整えます。トレーは、スーパーマーケットなどで買い物をした際の食品トレーでもOKです。


4.冷凍庫で固まるまでひやせばできあがり。

じぶんだけの水族館「キラキラゼリーボトル」

小さなおもちゃやビーズ、スパンコールなど好きなものを空ペットボトルに詰めたひんやりおもちゃです。ゼリーに見えるのは、色をつけたせんたく糊。中のものが、ゆっくり動いてとてもきれい! 入れる材料によって動きが変わるので、子どもといっしょに「これはゆっくり動いたね。こっちはストンて落ちるね。なんでだろうね」と考えることも楽しさのひとつです。
材料
- 水性ペン
- コピー紙などの白い紙
- 空のぺットボトル(炭酸飲料や乳酸菌飲料が入った硬めのペットボトルがおすすめ)
- せんたく糊
- 中に入れる小物(スパンコールやビーズなど)
- 水性ペン
- ビニールテープ

作り方
1.紙を水生ペンでぬって水に浸し、水にインクの色を移して色水を作ります。


Point!
牛乳パックやチラシの裏など白くてツルツルした紙がおすすめ!
2.せんたく糊を2、色水を1の割合で混ぜます。せんたく糊の割合を増やすと、中に入れた材料がよりゆっくり動きます。


Point!
糊と混ぜたあとにさらに色を濃くしたいと思ったら、1と同様に紙を使って色を足すこともできます。
3.ペットボトルにスパンコールやビーズなどを入れます。


Point!
細かなものは紙を使って入れるとこぼれにくいです。また生のお花などの傷んでしまうものは、このおもちゃには向いていません。
4.3に2を口いっぱいまで注ぎ、フタをしっかりしめ、ビニールテープで巻いたらできあがり。



Point!
空気が入らないように液体はギリギリまで入れてください。フタにも少し液体を入れてからしめると空気が入りにくくなります。

まとめ
どれも身近な材料で作れ、あそびながら涼しさを感じられるアイデアばかり! 家族や友だちと一緒に作る楽しさも満載です。この夏は、手作りおもちゃで涼しい時間を楽しんでみてください。
制作/いしかわ☆まりこ 文・取材・編集/東京通信社
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