
ことばあそび「しりとり」の工夫
かんたん べんり 出先でもできる ちょっと知的な親子あそび
目次
幼少期の子どもにとっては「あそびがまなび」です。
楽しく取り組んで好きになることがいちばん!
親子で楽しく、かんたんに取り組めて、まなびが好きになるあそびをご紹介します。
ことばあそび「しりとり」の工夫
ことばに親しみ、語いを増やすには、やはり「しりとり」がオススメ!
「昔よくやったけど、子どもがまだ小さいし…」
「やってみたけど、子どもが飽きちゃって続かない…」
というおうちの方へ、いつものしりとりを、より楽しくする工夫をお届けします!
●1.「〇〇さんちのしりとり」をやってみよう
おうちの方が子どもの頃に楽しんだ「しりとり」をやってみましょう。
お子さんは「しりとり」を知っていますか?
しりとりのルールは簡単ですね。そう、ことばの最後の文字を使って、次のことばをつなげます。
つなげたことばの最後が「ん」になると負けです。
▼「〇〇さんちのしりとり」やってみた動画(再生時間約1分55秒)
★〇〇さんちのしりとりルールを決めましょう。
・「でんしゃ」など、最後がちいさな「ゃ」「ゅ」「ょ」(拗音)の場合、次のことばの最初は?
→「しゃ」からはじめるか、「や」からはじめるか。※どちらにしてもOKです!
・「シーソー」のように最後が「ー(長音)」の場合、次のことばの最初は?
→「お」からはじめるか、「ソー」からはじめるか、または「そ」からはじめるか。※どれでもOKです!
・「とかげ」「きっぷ」など、最後が濁音・半濁音の場合、次のことばの最初は?
→清音でもOK!または、「け」と「げ」、「ふ」と「ぷ」の両方OK!
・「おんせん」など「ん」がついたことばで終わりそうになっても、
「…たまご」と〇秒以内に続けられたらOK!
※慣れないうちはゆっくり5秒、慣れてきたら短くするのがオススメ。
というような「おうちルール」を決め、確認しましょう。

●2.「ちょっとスリル」で楽しく
「しりとり タイムレース」は、どうでしょう。
しりとりは相手の人と順番に「ことば」をつなげていきますが、これは一人で「タイムレース」に挑戦します。
例えば、「1分間にどれだけつなげられるか」を競います。
時間を計る人、言葉の数を数える人と、役割を分担してもいいですね。
時間内にたくさんの言葉をつなげた人の勝ち。
時間はお子さんと相談してみましょう。30秒でも、楽しめますよ。

●3.「アレンジしりとり」で楽しく
他にも色々なアレンジがあります!
①「限定ことばしりとり」
ことばをたくさん知っているお子さんの場合、ジャンルを絞って、しりとりもできますね。
例えば、「動物しりとり」「食べ物しりとり」「乗り物しりとり」「カタカナしりとり」など、
おうちの方よりお子さんの方がたくさん知っているかもしれません。
②「3文字しりとり」
3文字のことばだけに限定して、しりとりをします。
すずめ→めだか→からす→すいか…
他にも、4文字限定や5文字限定などでもできます。
③「リズムしりとり」
ことばを言った後に、みんなで「パン!パン!」と手を叩いてから、しりとりを続けます。
リズムに乗りながらしりとりを遊びます。

④「2文字とりしりとり」
前の人が言ったことばの、最後の2文字から始まることばを次の人は言います。
とけい→けいさつ→さつまいも→いもむし→むしかご…
⑤「記憶しりとり」
それまでに出たことばを全部言ってから、自分の分のことばを言い足して、しりとりを続けます。
覚えることばが多くなるので、どんどん難しくなります。
例:「ラッコ」→「ラッコ、コアラ」→「ラッコ、コアラ、ラクダ」→「ラッコ、コアラ、ラクダ、ダチョウ」…
「記憶しりとり」は脳のメモ帳「ワーキングメモリ」をきたえるのに最適です!
ワーキングメモリについて、くわしくはこちら。
●語いが増えます!ことばをたくさん思い浮かべる力も伸ばせます!
しりとりは、知らないことば、普段あまり使わないことばに触れることで、語いを増やせます。
また、しりとりをうまくやるためには、そのときどきの「条件に合うことば」を思い浮かべる力が必要になります。
しりとりは、「条件に合うことば」を「たくさん」思い浮かべる力も楽しく伸ばせるのです。

他にもさまざまな工夫された「しりとり」があります。
「しりとり 工夫」「しりとり アレンジ」などで検索し、
いろいろ試してみると楽しいですよ!
ポピーが運営する教育情報サイト「ポピフル」では、他にも小学校入学前の楽しい学びに役立つ情報をご紹介しています。あわせてご覧ください。
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