お絵かきがさらに楽しく! 水性ペンや絵の具のにじみを活かしたスゴ技

お絵かきがさらに楽しく! 水性ペンや絵の具のにじみを活かしたスゴ技

お絵かき好きのお子さんがいる保護者の皆さま、のびのびと絵をかく姿は微笑ましいですよね。

今回は、お絵かきタイムがもっと楽しくなるように、画材をいつもと違う使い方をするスゴ技を、お絵かき教室のくまがいゆか先生にうかがいました。水性ペンを使うスゴ技と、絵の具を使うスゴ技です。

画材の特性を生かしてにじみを楽しむ創作にぜひ挑戦してみてください。床やテーブルに、新聞紙を二重に敷くと、汚れてしまう心配が少なく、思いきり楽しめますよ。

案/くまがいゆか 作品・工程撮影/矢部ひとみ

水性ペンを使ったスゴ技1:きれいな扇子やちょうを作ろう!


難易度:かんたん

■用意するもの

・水性ペン
・コーヒーフィルター
・スポイト
・(あれば)厚紙、画用紙、モール ※扇子の台紙、ちょうの胴や触角として使います

■作り方

(1) コーヒーフィルターに、水性ペンで点をうったり、線をかいたりします。

(2) スポイトで水を1滴ずつ垂らします。全体に水滴がにじんだら、そのまま乾かします。

(3) 乾いたらシール部を切って広げます。

ポイント
水を垂らすのは、スポイトの他に、筆でもティッシュペーパーでもOK!
水を落としたところからじわっとインクがにじむ様子を楽しみましょう。

アレンジしてみよう
・扇子…厚紙に貼って扇子に仕上げよう!
・ちょう…コーヒーフィルターを半分に切り、細く切った画用紙を中心になるように貼り合わせて、モールを触角にしよう!



水性ペンを使ったスゴ技2:キッチンペーパーの染め紙


難易度:チャレンジ

■用意するもの

・水性ペン
・キッチンペーパー

■作り方

(1) 2枚1組のキッチンペーパーをはがして半分に折り、水性ペンでインクを置くようにゆっくりと点描をします。

(2) そっと広げます。

ポイント
半分に折ったキッチンペーパーの裏までインクが写るよう、染みる様子を観察しながらじっくりと点を打つようにすると、綺麗に写ります。
初めはたくさん点を打つのは大変なので、小さいサイズのキッチンペーパーを用意すると◎。

アレンジしてみよう
完成した作品は、ひと回り大きい画用紙に貼ると、額装のように! 作品が映えるように淡い色合いの画用紙を選ぶとよいでしょう。
水のりはキッチンペーパーに染みてにじみやすいので、ホッチキス止めがオススメです。



絵の具を使ったスゴ技1:カラフル富士


難易度:かんたん

■用意するもの

・水で溶いた絵の具
・コーヒーフィルター
・筆
・ティッシュペーパー

■作り方

(1) コーヒーフィルターの、面積が大きい方を下にして、上部を少し空けて、絵の具を塗って乾かします。

(2) 乾いたら、内側に丸めたティッシュペーパーを詰めて立たせ、富士山の完成。

ポイント
絵の具は、ペットボトルの蓋に少量ずつ溶いて出すと、こぼしにくく、筆にもつけやすいです。
塗り残す範囲がわかりづらい時は、鉛筆で薄く線を引いてもよいでしょう。

アレンジしてみよう
・好きな色で塗って、レインボー富士山に! 空き箱などで段差をつけて飾っても雰囲気が出ます。
・コーヒーフィルターの上部を塗り、下部を塗り残すとかき氷に!? 自由に想像を膨らませてみましょう。



絵の具を使ったスゴ技2:キッチンペーパーの染め紙

難易度:チャレンジ

■用意するもの

・水で溶いた絵の具
・キッチンペーパー
・筆

■作り方

(1) 2枚1組になっているキッチンペーパーをはがして、三角に一度折り、筆で絵の具をのせていきます。

(2) のせ終えたら、別のキッチンペーパーで水分を取ります。

(3) そっと広げて乾かします。

ポイント
キッチンペーパーを一度だけ折ることで、裏まで絵の具がしっかりと染み込みます。
キッチンペーパーは薄く破れやすいので、筆で絵の具を延ばさず、じんわりと染みていく様子を観察しましょう。
畳んだまま乾くとくっついてしまうため、水分を取ったら、広げてから乾かします。

レンジしてみよう
完成した作品は、ひと回り大きい画用紙に貼ると、額装のように!



ふだんはお絵かきにクレヨンや色鉛筆を使われることが多いかもしれませんが、水性ペンや絵の具はふつうにお絵かきをするほかにも、ご紹介したような楽しみ方ができます。

創作の経験を重ねることで、さらに別のすご技を思いつくお子さんもいるかも!?

楽しい創作タイムをお過ごしください。

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