

前号までのあらすじ
春日部の世界に触れたことや、兄と話したことで、空志は自分のこれまでの生き方を改めて考えた。そして、どうしても春日部と話したくなった空志は、家を飛び出して……。
ぼくはすでにとっぷりと日が暮れた住宅街をめちゃくちゃに走った。
春日部の家の場所なんて知らない。
でも、必ず会える。
そんな確信めいたものを感じていた。
走りながら、ぼくは心の中で何度も何度も謝っていた。
あの石に……。
ぼくが、かつて自ら捨ててしまった物語。
最近、未来からやってきて、ぼくの空想を搾取する、あの石。
あれは、ぼくが小学生のときに捨てた石に違いない。
あんな捨て方をしたのに、ぼくのところへまたやってきてくれた、愛しい石。ごめんよ、ごめんよ。
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