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POPY Novels 魔法使いのステージ
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魔法使いのステージ(乾杯)
12乾杯かんぱい

作: たかはしみか

絵: 井上恵美

前号までのあらすじ

紆余うよ曲折ありながらも、夏祭りの開催かいさいが決定した。この日の初ライブに向けて、練習を積んできたかなたちの三人。会場へ着くと、特設ステージが三人をむかえてくれた。

暑さが少しやわらいだ午後、いよいよ夏祭りが始まった。

お母さんに手をひかれる浴衣ゆかた姿の小さい子どもや地域のお年寄り、そこに交じって、中学生や高校生の姿も多く見られる。

会場となった広場は、縦長の形をしている。おくのステージに行くまでの両サイドには、近所の飲食店の人たちが焼きそばやたこ焼きなど、お祭りを意識したメニューの屋台を連ねていた。

いかを焼くこうばしいにおいもする。ああ、お祭りだなあ。

開場後少しってから、ステージのプログラムが始まる。池野さんが直前になって司会に抜擢ばってきしたという高校生二人組が、軽快なトークでステージプログラムの開始を告げた。

最初のもよおし物は演劇だ。

二番目に登場したのが、ハルカのグループ。舞台ぶたいの上をところせましと動き回るハルカのピーターパンは、とてもキュートではなやかで、小学生の女の子たちを一瞬いっしゅんでとりこにし、一日にしてファンクラブを誕生たんじょうさせてしまうほどだった。


あっという間にプログラムは進む。わたしたちは、バンド演奏のトップバッターだ。

いよいよ出番。舞台袖ぶたいそでに三人そろって、高校生司会者のトークを聞く。会場から笑い声が起こった。でも、正直笑うよゆうはない…。

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